GLAY・HISASHIはサマソニファン! 今年の初出演は自ら「いいポイントをたくさんプレゼンしました」

GLAYのHISASHIと、SUMMER SONICを主催する株式会社クリエイティブマンプロダクション代表取締役社長の清水直樹氏が、J-WAVEに登場。8月17日(土)、18日(日)に開催となる「SUMMER SONIC 2024」について語った。

2人が登場したのは、5月12日(日)にJ-WAVEで放送された『J-WAVE SELECTION RUSH TO SUMMER SONIC』(ナビゲーター:サッシャ)。前半・後半に分けて、今夏開催の「SUMMER SONIC 2024」にフォーカスした内容でお届けした。

この記事では番組前半におこなわれた、サッシャ×HISASHI×清水の鼎談の様子をピックアップ。

思い出の地でおこなわれるフェス

2000年からスタートした都市型フェス「サマソニ」こと「SUMMER SONIC」。いち観客として会場に足を運んできたというHISASHIは、サマソニのイメージや、幕張の地への想いを語った。

HISASHI:都市型フェスで、マリンからメッセの移動もそんなに苦ではなくて。なんならちょっと汗のにおいを感じないようなフェスになっているのでないかなと思います。

サッシャ:関東の東京の会場はZOZOマリンスタジアムと幕張メッセです。その幕張メッセの駐車場で25年前「GLAY EXPO 1999 SURVIVAL LIVE in MAKUHARI」をやりましたよね。

HISASHI:やりました。

サッシャ:観客は20万人、私もその1人でいました。あの日も暑かったんですが、GLAYにとって思い出の地とも言えますよね。

HISASHI:これだけ都市開発が進むなか、いまだに残っているってすごいですよね。この前も僕行ってきました(笑)。

サッシャ:「ここに立ったな」って?

HISASHI:番組の収録で行ってきました。あのころは「メガ」とか「ギガ」とかの時代で、どれだけ人と違うことをやるか、どれだけ大きな数字を得ることができるかみたいなところで、いろいろなバンドが切磋琢磨していました。そこで僕らは誰もがやったことのない数字、動員というところにこだわっていました。「集客を考えたらあそこしかないかな」というのが(幕張でライブを)やる目的でした。

サッシャ:僕はだいぶ後方から観ましたが、会場はものすごく熱く盛り上がりました。そんなGLAYが今回出るということでサプライズというか、驚きました。

清水:幕張に出るというのはエモいですよね。僕も99年(のGLAYのライブ)が頭にあって、当時はまだサマソニをやっていないときでしたが、動員20万人は「なにやっちゃっているの」ぐらいの感じでした(笑)。プロモーターの観点からいくとそういう頭はないけど、アーティストの観点からあのころはみんな、何十万人というのを競っているなかでその最高峰でした。あれを超えるのは今後厳しいだろうなと、プロモーター的に言ったら最初で最後なのかなと思っています。

サマソニならではの演出を用意

番組では5月29日(水)にリリースにとなる、62枚目のニューシングルGLAY、JAY(ENHYPEN)の『whodunit』をオンエア。30周年となる今年の活動や、サマソニへの意気込みを語った。

サッシャ:30周年のGLAYの新たなるキャリアの幕開けにふさわしい曲の制作をテーマに構想が組まれたんですよね。コラボという意味でも面白いです、

HISASHI:僕らはけっこう、こういったセッションはやってきているんです。GLAY×EXILEだったり、氷室京介さんと一緒にやってきたり。今回はJAYと一緒にやったのがかなり刺激的で、彼もすごくロックが好きでギターも大好きだということで。歌もつやがあっていい声をしていて、今回こういった形になりました。

サッシャ:GLAYは民主主義バンドじゃないですか。みんなで話し合って、誰かがアイデアを出して決まったんですか?

HISASHI:去年TAKUROから“泥人形”のようなデモの音源が送られてきて(笑)。「これをどうしろというんだ」となって、そこから僕は自宅で制作していきました。そういった「どう転がるかわからない曲」のほうが面白いなと思って。音楽を制作していくうちに「これは誰かと一緒にやったほうが面白いかもね」ということになり、韓国でレコーディングしてきました。

サッシャ:という30年ですが、実は30周年を祝うGLAYのロードマップというのが特設サイトにも載っています。1月には元日に読売新聞の朝刊で30周年の広告が出たところから始まります。この先で言うとニューシングルが出て、ベルーナドームのライブが6月にあって、7月には「GLAYの日」で、「詳細は震えて待て」。どのぐらい震えておけばいいですか?

HISASHI:僕も知らないんです(笑)。

サッシャ:うそでしょ(笑)。

HISASHI:なにかを発表します。

サッシャ:少し気楽に待ちましょう。そして8月がGLAY史上初の夏フェス出演です。改めて、いままで日程的にもなかなか自分たちのイベントとかをやっていると、夏フェスに出られなかったという話がありました。なぜサマソニに出ようと思ったんでしょうか。

HISASHI:僕自身が、2000年代から日本と海外のアーティストをつなぐような都市型フェスであるサマソニのファンということもありました。GLAYのファンのみなさまにも快適にすごしていただきたいなという気持ちも踏まえて、(それを実現できるのは)サマーソニックが一番かなと。

サッシャ:じゃあHISASHIさんからバンドメンバーに提案して?

HISASHI:そうですね。「サマソニなら、こういうことができるよ」と、僕がサマーソニックのいいポイントをたくさんプレゼンしました。

サッシャ:すごい!

GLAYからの出演希望を聞いたときは思わず「ええ、マジ?」と漏らしてしまうほど、清水にとっても驚きの逆オファーだったという。

清水:どこに出てもらうかを僕らも考えたんですけれど、最終的にはGLAYのみなさんが「このファンのためにここで出たい」「こういう見せ方をしたい」と思っているところに出てもらおうかなと考えています。

サッシャ:まだステージ割りは発表になってないですよね?

清水:発表、できないんですよね(笑)。決まってはいるので、言われたところを用意しています。

HISASHI:僕個人的には、すごくざわざわしているんです。「ここかい……マジですか。わかりました、選曲します」みたいな(笑)。

サッシャ:えー! いつごろわかるんでしょうか?

清水:5月中か6月頭にはしようかなと、タイミング的には。間もなく出ると思います。

サッシャ:HISASHIさんはライブのときに演出も担当していますよね。だから今回もいろいろ、フェスだからある程度演出も限定されると思いますが。

HISASHI:GLAYはテレビ朝日のドリームフェスティバルとか、前回はFM802だったりしますが、そういったフェスには誘われるんです。あとはLUNA SEAのLUNATIC FEST.やVISUAL JAPAN SUMMIT。そのフェスにすごく敬意を払いたいなと思って。必ずそのカバー曲をやったり、そのフェスにちなんだ演出をしたりするんですが……今年はもう決めました。

サッシャ:決まっているんですか? これは言えない?

HISASHI:ちょっと言えないですね。

清水:気になる(笑)。

サッシャ:「サマソニだからこそ」ということですよね。サマソニがHISASHIさんやGLAYにとってどういうフェスでどういう存在かというのがそのステージを観ればわかると。

HISASHI:わかりづらいけど、わかってもらえたらうれしいなと思います(笑)。

サッシャ:清水さん、これはなにかありますよ。

清水:ですね。楽しみに待ちます。

サマソニファンがサマソニに

最後にHISASHIはサマソニでのGLAYの見どころについても語った。

サッシャ:いろいろなアーティストが来るので、いろいろなアーティスト目当てで来るという意味ではGLAYファンが初めてサマソニに来るというのもあります。逆に若い世代では、サマソニファンが初めてライブでGLAYを観るということもあるかもしれません。そういった意味でお互い楽しいという部分もあると思います。まずGLAYファンに「サマソニでこんな風に楽しんでもらいたい」というのはありますか?

清水:GLAYのファンの方、とにかくロックや音楽が好きという人たちだと思います。そういう人たちによってサマーソニックは必ず観たいアーティストや楽しめる要素は本当にあると思います。僕らの想いとしてはようやく、いままでにB'zに出てもらって、Mr.Childrenも出てくれて、とうとうGLAYが出るので、なんとなくピースが埋まったなという感じなんです。大物にサマーソニック出てもらっているぞと。今後そういったことが言えるというのもありがたいです。

サッシャ:HISASHIさん、サマソニファンがGLAYを観るということになりますが。

HISASHI:私がサマソニファンなので、サマソニファンがサマソニに出るということにもなります(笑)。光栄ですね。選曲とかいま悩んでいますが、いつものGLAYの単独ライブとはちょっと違った選曲になると思います。

サッシャ:日ごろからGLAYのライブを観ている方も、また違ったGLAYの姿が観られるということですね。楽しみだなあ、今日話を聞いたら「これは絶対に行かないとまずいでしょ」という感じになります。

「SUMMER SONIC 2024」の情報は公式サイトまで。
番組情報
J-WAVE SELECTION RUSH TO SUMMER SONIC
2024年5月12日(日)
22:00-22:54

関連記事