雨のパレード・福永浩平が、トランペットのかっこよさを実感したEPは？

雨のパレードのボーカル・福永浩平が、新作『Human Being』やお気に入りのインテリアについて語った。

福永が登場したのは、9月30日（土）にJ-WAVEで放送された番組『BLUE IN GREEN』（ナビゲーター：甲斐まりか）のワンコーナー「MON CAFÉ FAV STYLE」。

ゲストを呼んで作った、芯からゴスペルの新曲

雨のパレードは、インディR&B、エレクトロハウス、アンビエントなどのジャンルやロックからポップスまで、さまざまなジャンルの音楽性を独自にクロスオーバーさせ、新時代のポップスを提唱する3人組。10月4日（水）にデジタルEP『Human Being』をリリース。そのなかから、リード・トラック『Praying Hands』は先行配信した。 福永：『Praying Hands』は、MELRAWに参加してもらってめちゃくちゃかっこいいサックスソロを入れてもらったり、僕ら地元が鹿児島なんですけど、地元が一緒で仲がいいゲスの極み乙女のちゃんMARIにピアノを弾いてもらったりして、ゴスペルっぽい曲になりました。今までもゴスペルの曲は書いてきてるんですけど、芯からゴスペルっぽい曲はあんまり書いたことがなかったので、すごく新鮮な気持ちで取り組めました。ライブでもすごく盛り上がるようなアレンジになってますので、是非ともライブで聴いてほしいです。

甲斐：今年は雨のパレードのバンド結成10周年イヤー。第2弾となる『Human Being』は全5曲入りとなっています。ゲスの極み乙女のちゃんMARIさん、MELRAWさん、SOIL&“PIMP”SESSIONSのタブゾンビさん、mabanuaさんなど多くのゲストミュージシャンを迎えた作品で、時間をかけてやりたい音楽と向き合って作られたそうです。リード曲『Praying Hands』は、イントロの力強い歌声とさまざまな楽器が重なるアレンジで、曲の世界観に一瞬で引き込まれます。福永さんが書いた歌詞も前向きになれるというか、悲しいことが起きても希望を持とうと思わせてくれるもので、ダークな感情に寄り添いながらも背中を押してくれるような歌詞がすごく素敵でした。

最近のお気に入りは、土を感じさせる花器

続いて福永は、お気に入りのインテリアについて語った。

福永：インテリアと言っていいのかという感じなんですけど、僕は器が大好きで結構集めていて、野口寛斎さんの花器がお気に入りです。花器はお花を活けるものなんですが、野口さんのはすっごくかわいくて。僕はアフリカ民芸とかも結構好きなんですけど、そういうものとも相性がよくて、土を感じさせる印象の花器になってます。白と黒ですごくかっこいい作品がいっぱいあるんで、みなさんも絶対気にいると思います。

甲斐：以前に福永さんがこの番組に出演されたときも、料理が好きで自分が作った料理を盛る器にもこだわっているというお話をされていました。今回ご紹介いただいた花器も素敵ですね。写真を拝見しているんですけど、土っぽい感じと現代的な丸みのあるフォルム、モノクロの模様がすごくモダンでシックで洗練されています。お花を活けずにそのままお部屋に飾ってもインテリアになるアートピースですよね。この花器は、今は他の器と一緒に窓辺に飾っているそうです。

トランペットってかっこいいと改めて思わせてくれた曲

最後に福永は、いまお気に入りの音楽として、シオ・クローカーのEP『By The Way』に収録されている『GOOD DAY』を挙げた。

福永：『By The Way』はシオ・クローカーというトランペット奏者がリリースした5曲入りのEPで、すごくよかった。管楽器ってサックスがずっと覇権を握ってきたようなイメージがあるんですが、やっぱりトランペットってめちゃくちゃかっこいいなあって改めて思わせてくれた作品です。今年リリースされたばかりのEPなのでぜひ聴いてみてください。 甲斐：全体的な曲調もそうなんですけど、トランペットのメロディラインがなんともムーディで、こういうクールさも素敵ですね。福永浩平さんありがとうございました。

『BLUE IN GREEN』のワンコーナー「MON CAFÉ FAV STYLE」はアーティスト、俳優、モデルなど、さまざまなフィールで活躍する人に、その人ならではのライフスタイルのお気に入り、そして音楽をきく10分間。放送は毎週土曜日の12時30分ごろから。