TENDREが、自身の音楽のルーツや、新曲『YOUTH』に込めた想いを明かした。
TENDREが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは5月3日(水)、4日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
TENDRE:『YOUTH』は、タイトル自体は「若い」「若者」という意味があるんですけど、この曲を作ろうと思ったきっかけは、TENDREが活動を始めて5年が経ったときです。5周年記念ワンマンをやったり、ツアーはこれから始まる(※2023年10月よりスタート)という段階なんですけど、ひとつの青春というものを描いてみようと思ったのが大きなきっかけとなっています。
青春というのは、いくつになってもそう思える瞬間が必ずあると思うんです。10代から20歳にかけての華々しい青春というのはもちろんあるけれど、一方で、大人になっても「これは青春」と思えることはすごく貴重で。そういう意味でも、この5年間歩んだTENDREについて、今一度向き合おうとしたことが、この曲が完成したきっかけとなっています。
『YOUTH』で表現したTENDREらしさですが、TENDRE(TENDER)には「柔らかい」「感動しやすい」「心配性」という意味があるわけです。それがすごく自分の人間性に合ってるなと思って、この名前を付けました。柔らかさというのは、自分の声の特徴としてあるんですけど、活動を続けていくことで優しさと向き合うということが、自分のテーマに紐づいてきた感覚があります。
僕はネガティブなことをあまり歌詞にしたくなくて、でも一方でポジティブを押し付けるのではなく、噛み締められる言葉というのはきっとそこにあるはずだと思っていて。そういったところは自分らしさなのかなと。
『YOUTH』という言葉も、さまざまな角度で捉えられると思うんですけど、それを携えた上で、これからの新しい青春なのか、はたまた青春といわずとも自分の人生というのはこれからも続いていくわけです。そんな人生に向かっていくにあたり、ここまで続けてきたこと、これまでで別れてしまったこと、これから出会うことに対して、存分に向き合った楽曲となっています。
自分のパーソナルが存分に詰められた楽曲になっていますし、この楽曲を聴いてくださっているリスナーの皆さんにも、いろんな青春があると思います。みなさんの青春をぜひメッセージで教えていただけたらうれしいです。
TENDRE:ルーツの1曲に選んだのはBen Folds Fiveというアーティストの『Selfless, Cold and Composed』という曲です。この曲は、僕が高校生くらいのときに、同級生の友だちに教えてもらって聴き始めました。当時の僕の中のピアノって、両親がジャズをやっていた影響もあって、しっとりと鳴らすものだったりクラシカルなもので。
でも、Ben Foldsという方はガシガシ弾くというか、ロックなニュアンスがあったりするんです。だけど、曲によってはすごく繊細な表現をしているところに衝撃を受けて。そういう意味でも、Ben Folds Fiveから影響を受けているところはすごくでかいんじゃないかなと思います。
Ben Foldsは、ピアノを弾くと情熱が溢れ出すし、歌詞も包み隠さずの裸のような状態で(笑)。そんな歌詞の書き方だったり、自分らしい言葉で伝えるというのは、Ben Foldsから受けた影響が大きいかなと。衝撃を受けたミュージシャンはほかにもいるんですけど、今のTENDREに繋がる部分を作ったのは、Ben Folds Fiveのこの曲が大きいかなと思います。
木村拓哉と山口智子が共演した名作ドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)の挿入歌を担当したことでも知られるBen Folds Five。TENDREも、卓越したメロディ・ライティングに魅了されたひとりのようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【TENDRE 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
TENDREが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは5月3日(水)、4日(木)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
活動開始から5年間の“青春”に向き合った
河原太朗によるソロプロジェクトのTENDRE。新曲1曲と過去曲のセルフカバー3曲が収録されたEP『BEGINNING - EP』が、4月12日に配信リリースされたが、今回は同作品内で唯一の新曲『YOUTH』で表現したTENDREらしさについて語ってもらった。TENDRE:『YOUTH』は、タイトル自体は「若い」「若者」という意味があるんですけど、この曲を作ろうと思ったきっかけは、TENDREが活動を始めて5年が経ったときです。5周年記念ワンマンをやったり、ツアーはこれから始まる(※2023年10月よりスタート)という段階なんですけど、ひとつの青春というものを描いてみようと思ったのが大きなきっかけとなっています。
青春というのは、いくつになってもそう思える瞬間が必ずあると思うんです。10代から20歳にかけての華々しい青春というのはもちろんあるけれど、一方で、大人になっても「これは青春」と思えることはすごく貴重で。そういう意味でも、この5年間歩んだTENDREについて、今一度向き合おうとしたことが、この曲が完成したきっかけとなっています。
『YOUTH』で表現したTENDREらしさですが、TENDRE(TENDER)には「柔らかい」「感動しやすい」「心配性」という意味があるわけです。それがすごく自分の人間性に合ってるなと思って、この名前を付けました。柔らかさというのは、自分の声の特徴としてあるんですけど、活動を続けていくことで優しさと向き合うということが、自分のテーマに紐づいてきた感覚があります。
僕はネガティブなことをあまり歌詞にしたくなくて、でも一方でポジティブを押し付けるのではなく、噛み締められる言葉というのはきっとそこにあるはずだと思っていて。そういったところは自分らしさなのかなと。
『YOUTH』という言葉も、さまざまな角度で捉えられると思うんですけど、それを携えた上で、これからの新しい青春なのか、はたまた青春といわずとも自分の人生というのはこれからも続いていくわけです。そんな人生に向かっていくにあたり、ここまで続けてきたこと、これまでで別れてしまったこと、これから出会うことに対して、存分に向き合った楽曲となっています。
自分のパーソナルが存分に詰められた楽曲になっていますし、この楽曲を聴いてくださっているリスナーの皆さんにも、いろんな青春があると思います。みなさんの青春をぜひメッセージで教えていただけたらうれしいです。
ピアノの表現の多様性に衝撃を受けた一曲
ベース、ギター、鍵盤、サックスなどを演奏するマルチプレイヤーのTENDRE。そんな彼のルーツとなる1曲は?TENDRE:ルーツの1曲に選んだのはBen Folds Fiveというアーティストの『Selfless, Cold and Composed』という曲です。この曲は、僕が高校生くらいのときに、同級生の友だちに教えてもらって聴き始めました。当時の僕の中のピアノって、両親がジャズをやっていた影響もあって、しっとりと鳴らすものだったりクラシカルなもので。
でも、Ben Foldsという方はガシガシ弾くというか、ロックなニュアンスがあったりするんです。だけど、曲によってはすごく繊細な表現をしているところに衝撃を受けて。そういう意味でも、Ben Folds Fiveから影響を受けているところはすごくでかいんじゃないかなと思います。
Ben Foldsは、ピアノを弾くと情熱が溢れ出すし、歌詞も包み隠さずの裸のような状態で(笑)。そんな歌詞の書き方だったり、自分らしい言葉で伝えるというのは、Ben Foldsから受けた影響が大きいかなと。衝撃を受けたミュージシャンはほかにもいるんですけど、今のTENDREに繋がる部分を作ったのは、Ben Folds Fiveのこの曲が大きいかなと思います。
木村拓哉と山口智子が共演した名作ドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)の挿入歌を担当したことでも知られるBen Folds Five。TENDREも、卓越したメロディ・ライティングに魅了されたひとりのようだ。
【TENDRE 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
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