下積み時代のアルバイトの思い出を、ハルカミライの橋本 学(Vo.)、シンガーソングライターのiri、キュウソネコカミのヤマサキセイヤ(Vo./Gt.)、緑黄色社会の長屋晴子(Vo./Gt.)が語った。
4人がコメントで登場したのはJ-WAVEで放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは4月26日(水)。
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まず、ハルカミライの橋本 学がアルバイトの思い出を語った。
橋本:居酒屋のキッチンやってましたね。1個下でケンゴってやつがいて、そいつは社員で、そいつとふざけ合って夕方くらいからオープンなんですけど、昼3時くらいから仕込みとかでよく一緒に入って、「学さん、あれやってくれませんか」みたいに仕事を頼まれたときに、みんなポケモンの『OK!』って曲を再生する準備をして、頼まれた瞬間にパンって再生ボタンを押して曲が流れるっていう(笑)。そういうワイワイしながらバイトしてましたね。
そんな橋本はバイト時代にどのような曲を作っていたのだろうか。
橋本:俺、バイト時代の葛藤とかをそんなに曲にはしてないんですけど、あの時期に書いてた曲で言うと『21世紀』っていう曲があります。バイトが終わってみんなでまかないで飯食って、帰り道とかに鼻歌歌いながら作ったような、作ってないような(笑)。もう忘れちゃったね。親も先生も「働け」って当たり前に言うじゃん。「就職しろ」って言われ過ぎると気付かないけど、アルバイトをしたときに「ああ、これって1人分くらいだったら全然食っていけるんだな」とか思ったのね。やりたいことをやりながらアルバイトしてる30歳、35歳とか全然ザラにいたしね。どうにかなるし、それくらいの気持ちでいいんじゃないかなって思います。
iri:アルバイトはけっこういろいろ(やっていて)、アイスクリーム屋さんみたいなのもやったことがあるし、ハワイアンカフェみたいなところで働いたこともあるし、ジャズクラブでもバイトしてましたけど、アルバイトって大変なんですよね。けっこう先輩とか怖かったりするしね(笑)。怒られまくった記憶がありますね。私も子どもだったから全然何もわからない状態で一生懸命ついていったりしてたんですけど、生意気だったんでね。先輩にけっこう怒られてました。でもやっぱりそこから学ぶことがたくさんあったので、そのときに叱ってもらえてよかったなって大人になってあらためて感じますね。その頃を支えてくれた曲はいくつもあるので、これだけとは言えないけど、ふと思い出したのはラッパー・やけのはらさんの『CITY LIGHTS』って曲ですね。
iri:もともと、やけのはらさんは七尾旅人さんと『Rollin' Rollin'』って曲でフィーチャリングされていてそこから好きになったんです。やけのはらさんの、サウンドはもちろんですが、歌詞がすごく好きで。やけのはらさんの歌詞を聴くと自然と肩の力が抜けて、すごくアガる曲もありますけど、けっこうエモーショナルな曲もあったりとかして、よく聴いていた思い出がありますね。
アルバイト時代の経験が曲に及ぼした影響をiriが語る。
iri:正直、この曲はバイトのこの出来事で作ったみたいなことはないですけど、悔しかったこととか逆に学んだこととかを、のちに歌詞に落とし込んだりしてたことはあると思いますし、デビューしたての頃に自分が悔しい思いをしたりとか、ハングリー精神みたいなものを歌詞に落とし込んだりしてました。目標だったり夢を追いながら今ちょうどアルバイトを頑張っている方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、私も「大学生の頃にオーディションを受けて受からなかったら音楽辞めてた」とかよく言ってますけど、たぶん辞めてなくて、夢を追い続けていたんだろうなって思います。だから夢って追い続けてたら絶対に叶うので、大変だと思うけどみんな頑張りましょ。楽しみながら。
ヤマサキ:いちばん長くやったのは焼肉屋でのアルバイトで、店長が何人か変わってて、そのなかでも1人目の店長は、バイト(で働く人たち)のことを全く信用していないせいで、自分で700連勤とかね。正確に数えたわけではないですけど、俺がその店長といる間は休んだところを見たことがなかったので、そんなヤバい店長でしたね。休んでないので目が血走ってて、すげえ怖かったんですけど、その店長がバイトとか辞めさせまくったりとかヒドいことをしたせいもあって、どっか飛ばされて。2番目の店長が来るんですけど、この店長もまあまあヤバくて。1人目の店長とは逆で、全く仕事場に出てこない(笑)。自分は全く働かずに、ずっと事務所にこもってスマホばっかりイジってるみたいな。歯があんまりなくて、まかないはソーセージばっかり食ってましたね。女好きだし、とんでもない店長で、現場にでないから掃除が滞って最後に店が燃えたんですよね。火事になりましたね。そんなとんでもないアルバイトをしておりました。
ヤマサキはその頃に自分を支えた曲としてThe Mirrazの『僕はスーパーマン』を紹介した。
ヤマサキ:この曲をよく聴いてましたね。店舗でも流してたりしたかな。大学2回生とか3回生のときに(※関西では「年生」を「回生」と言うのがポピュラー)よく聴いてたのがThe Mirrazってバンドで、こんな風なカッコいい曲をやりたいなと思ってコピバンしたりとか、自分の曲作りの参考というか、影響を受けたバンドの1つです。
当時、制作した楽曲についてヤマサキはこう振り返る。
ヤマサキ:当時、どうなんねんと思いながら生きてたね。大学にいるときはそんなに切羽詰まってなかったけど、5回生以降はけっこう人生どうなるんだろうと思いながら曲を作ってたかな。そのときに作ったのは『お願いシェンロン』とかね。
ヤマサキ:だんだんバイトが長くなってくると、新しく入ってくるバイトに教えなきゃいけないんだけど、そのバイトが覚えてこないとかメモ取らないとか、そういう怒りは『お願いシェンロン』という曲の1番のAメロに入ってますね。たぶん厨房で歌詞を書いてて。今思い出しました。厨房の冷蔵庫の上でお肉切ったりとか作業してたんですけど、そこで歌詞の断片を書いてましたね。懐かしいです。
最後に、目標や夢を追いながらアルバイトを頑張っているリスナーに向けて、ヤマサキはメッセージを送った。
ヤマサキ:ころころバイトを変える人もなかにはいると思うんですけど、1個のバイトをやることでだんだん休みが取りやすくなります。俺は活動してることも打ち明けていたので、長く働いているバイトであるほうが理解を得やすいかなと思います。みんなも目標や夢を頑張って追いかけてください。
長屋:私、そんなにアルバイトの数はしてこなかったけど、ざっくりお話をするとコンビニの早朝の時間帯のバイト、あとリサイクルショップ、この2つのバイトをしていました。コンビニの早朝バイトは時間が短いっていうのもあって、短いなかに忙しなく仕事があったりとか、あっという間に過ぎていくようなものではあったんですけど、時折訪れるちょっとした時間が空くときがあるんですよ。そういうときにレシートの裏にメモ書きをしたりとかして、当時考えてた歌詞を進めたりとか、そういう時間の使い方をこっそりしていたことがありましたね。リサイクルショップは、いろんなものが入ってくるお店で、なかでも私はバンドをやっていたって話をしていたので楽器担当をやりました。楽器も持ち込まれてくるわけですよ。そんな楽器のメンテナンスをよくしてましたね。具体的には楽器の弦を張り替えたりとかアンプだったり、なかには全く見たことのない楽器とかも来るんですけど、ちょっと掃除をしたりとか。商品にできるようにするっていう仕事をよくしていました。
バンド活動の傍らアルバイトをしていた長屋は「バンドの活動が多くなってきたときに、バイトの店長さんとかにはすごくお世話になりました」と当時を振り返る。
長屋:シフトってものがあるじゃないですか。シフトを最初に組むんですけど、「すみません。やっぱり出られなくなってしまいました」ってことが途中からすごく多くなってしまったんですよ。でも店長さんはすごくいい方で、私の夢を応援してくださって、「大丈夫だよ。頑張っておいで」っていう風に調整をしてくださったりとか、背中を押してくださったりとか、今でも「この番組見たよ」とか連絡をくれるような、本当にすごくあたたかい場所に恵まれたなって。人のあたたかさをバイト先からも学びましたね。
そんな長屋は、アルバイト時代に作った曲はあったのだろうか。
長屋:当時、大学生のときかな、私は大学を卒業するちょっと前にバイトを辞めたんですけど、そのあたりで作っていた曲があったんですよ。アルバム『Nice To Meet You??』とかミニアルバム『ADORE』を制作していたようなタイミング時代にバイトをしていたと思います。
「お客さん」の存在も、インスピレーションの種だったとか。
長屋:お客さんを、いわゆる人間観察をして「あの人はこういうことが好きそうだな」とか妄想して世界を膨らませて曲に活かしたりしながら作っていましたね。そういう思いもあるアルバムなので今でも振り返ると思い出がよみがえってきますね。
最後に長屋が目標や夢を追いかけながらアルバイトを頑張るリスナーにメッセージを送った。
長屋:夢や目標を追いながらアルバイトを頑張っている方もたくさんいるかなと思います。アルバイトをしていると、毎日がすごくいいモチベーションでできてるかっていうと、きっとそうじゃない日もあると思うんですよ。「行きたくないな」とか、「何のためにしてるんだろう」と思ってしまう瞬間も、もちろんあると思うんです。でも、あとになってみると、すごくいい経験をしたなって思うことばっかりなんですよね。人とのコミュニケーションもそうだし、単純に何かを1つ頑張ったっていうことがすごく素敵なことだったりもするし、スキルが身に付いたってことも素敵なことだと思うので、バイトって一口に言えちゃうんですけど、貴重な財産のような経験が詰まっていることだと思うので、ぜひみなさん自身を持って胸を張って頑張っていただきたいなと思います。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は、月~木の22:00-24:00にオンエア。
4人がコメントで登場したのはJ-WAVEで放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは4月26日(水)。
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ハルカミライ・橋本 学のバイト時代
新生活シーズン、新しくアルバイトを始めた人もいるのでは。学業と両立したり、夢を追いながら働いたりと、バイト生活はさまざまなもの。今回は、「人気ミュージシャンは下積み時代にどんなアルバイトをしていたのか?」をテーマにお届け。4人のミュージシャンがバイト時代の思い出と共にその頃の自分を支えた音楽について語った。まず、ハルカミライの橋本 学がアルバイトの思い出を語った。
橋本:居酒屋のキッチンやってましたね。1個下でケンゴってやつがいて、そいつは社員で、そいつとふざけ合って夕方くらいからオープンなんですけど、昼3時くらいから仕込みとかでよく一緒に入って、「学さん、あれやってくれませんか」みたいに仕事を頼まれたときに、みんなポケモンの『OK!』って曲を再生する準備をして、頼まれた瞬間にパンって再生ボタンを押して曲が流れるっていう(笑)。そういうワイワイしながらバイトしてましたね。
そんな橋本はバイト時代にどのような曲を作っていたのだろうか。
橋本:俺、バイト時代の葛藤とかをそんなに曲にはしてないんですけど、あの時期に書いてた曲で言うと『21世紀』っていう曲があります。バイトが終わってみんなでまかないで飯食って、帰り道とかに鼻歌歌いながら作ったような、作ってないような(笑)。もう忘れちゃったね。親も先生も「働け」って当たり前に言うじゃん。「就職しろ」って言われ過ぎると気付かないけど、アルバイトをしたときに「ああ、これって1人分くらいだったら全然食っていけるんだな」とか思ったのね。やりたいことをやりながらアルバイトしてる30歳、35歳とか全然ザラにいたしね。どうにかなるし、それくらいの気持ちでいいんじゃないかなって思います。
iriのバイト時代
続いて、iriがアルバイト時代を振り返り、その頃、支えになった曲を紹介した。iri:アルバイトはけっこういろいろ(やっていて)、アイスクリーム屋さんみたいなのもやったことがあるし、ハワイアンカフェみたいなところで働いたこともあるし、ジャズクラブでもバイトしてましたけど、アルバイトって大変なんですよね。けっこう先輩とか怖かったりするしね(笑)。怒られまくった記憶がありますね。私も子どもだったから全然何もわからない状態で一生懸命ついていったりしてたんですけど、生意気だったんでね。先輩にけっこう怒られてました。でもやっぱりそこから学ぶことがたくさんあったので、そのときに叱ってもらえてよかったなって大人になってあらためて感じますね。その頃を支えてくれた曲はいくつもあるので、これだけとは言えないけど、ふと思い出したのはラッパー・やけのはらさんの『CITY LIGHTS』って曲ですね。
iri:もともと、やけのはらさんは七尾旅人さんと『Rollin' Rollin'』って曲でフィーチャリングされていてそこから好きになったんです。やけのはらさんの、サウンドはもちろんですが、歌詞がすごく好きで。やけのはらさんの歌詞を聴くと自然と肩の力が抜けて、すごくアガる曲もありますけど、けっこうエモーショナルな曲もあったりとかして、よく聴いていた思い出がありますね。
アルバイト時代の経験が曲に及ぼした影響をiriが語る。
iri:正直、この曲はバイトのこの出来事で作ったみたいなことはないですけど、悔しかったこととか逆に学んだこととかを、のちに歌詞に落とし込んだりしてたことはあると思いますし、デビューしたての頃に自分が悔しい思いをしたりとか、ハングリー精神みたいなものを歌詞に落とし込んだりしてました。目標だったり夢を追いながら今ちょうどアルバイトを頑張っている方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、私も「大学生の頃にオーディションを受けて受からなかったら音楽辞めてた」とかよく言ってますけど、たぶん辞めてなくて、夢を追い続けていたんだろうなって思います。だから夢って追い続けてたら絶対に叶うので、大変だと思うけどみんな頑張りましょ。楽しみながら。
キュウソネコカミ・ヤマサキセイヤのバイト時代
番組後半ではキュウソネコカミのヤマサキセイヤがコメントで登場。アルバイト時代を語った。ヤマサキ:いちばん長くやったのは焼肉屋でのアルバイトで、店長が何人か変わってて、そのなかでも1人目の店長は、バイト(で働く人たち)のことを全く信用していないせいで、自分で700連勤とかね。正確に数えたわけではないですけど、俺がその店長といる間は休んだところを見たことがなかったので、そんなヤバい店長でしたね。休んでないので目が血走ってて、すげえ怖かったんですけど、その店長がバイトとか辞めさせまくったりとかヒドいことをしたせいもあって、どっか飛ばされて。2番目の店長が来るんですけど、この店長もまあまあヤバくて。1人目の店長とは逆で、全く仕事場に出てこない(笑)。自分は全く働かずに、ずっと事務所にこもってスマホばっかりイジってるみたいな。歯があんまりなくて、まかないはソーセージばっかり食ってましたね。女好きだし、とんでもない店長で、現場にでないから掃除が滞って最後に店が燃えたんですよね。火事になりましたね。そんなとんでもないアルバイトをしておりました。
ヤマサキはその頃に自分を支えた曲としてThe Mirrazの『僕はスーパーマン』を紹介した。
ヤマサキ:この曲をよく聴いてましたね。店舗でも流してたりしたかな。大学2回生とか3回生のときに(※関西では「年生」を「回生」と言うのがポピュラー)よく聴いてたのがThe Mirrazってバンドで、こんな風なカッコいい曲をやりたいなと思ってコピバンしたりとか、自分の曲作りの参考というか、影響を受けたバンドの1つです。
当時、制作した楽曲についてヤマサキはこう振り返る。
ヤマサキ:当時、どうなんねんと思いながら生きてたね。大学にいるときはそんなに切羽詰まってなかったけど、5回生以降はけっこう人生どうなるんだろうと思いながら曲を作ってたかな。そのときに作ったのは『お願いシェンロン』とかね。
ヤマサキ:だんだんバイトが長くなってくると、新しく入ってくるバイトに教えなきゃいけないんだけど、そのバイトが覚えてこないとかメモ取らないとか、そういう怒りは『お願いシェンロン』という曲の1番のAメロに入ってますね。たぶん厨房で歌詞を書いてて。今思い出しました。厨房の冷蔵庫の上でお肉切ったりとか作業してたんですけど、そこで歌詞の断片を書いてましたね。懐かしいです。
最後に、目標や夢を追いながらアルバイトを頑張っているリスナーに向けて、ヤマサキはメッセージを送った。
ヤマサキ:ころころバイトを変える人もなかにはいると思うんですけど、1個のバイトをやることでだんだん休みが取りやすくなります。俺は活動してることも打ち明けていたので、長く働いているバイトであるほうが理解を得やすいかなと思います。みんなも目標や夢を頑張って追いかけてください。
緑黄色社会・長屋晴子のバイト時代
最後に緑黄色社会の長屋晴子がコメントで登場。バイト時代の思い出を語った。長屋:私、そんなにアルバイトの数はしてこなかったけど、ざっくりお話をするとコンビニの早朝の時間帯のバイト、あとリサイクルショップ、この2つのバイトをしていました。コンビニの早朝バイトは時間が短いっていうのもあって、短いなかに忙しなく仕事があったりとか、あっという間に過ぎていくようなものではあったんですけど、時折訪れるちょっとした時間が空くときがあるんですよ。そういうときにレシートの裏にメモ書きをしたりとかして、当時考えてた歌詞を進めたりとか、そういう時間の使い方をこっそりしていたことがありましたね。リサイクルショップは、いろんなものが入ってくるお店で、なかでも私はバンドをやっていたって話をしていたので楽器担当をやりました。楽器も持ち込まれてくるわけですよ。そんな楽器のメンテナンスをよくしてましたね。具体的には楽器の弦を張り替えたりとかアンプだったり、なかには全く見たことのない楽器とかも来るんですけど、ちょっと掃除をしたりとか。商品にできるようにするっていう仕事をよくしていました。
バンド活動の傍らアルバイトをしていた長屋は「バンドの活動が多くなってきたときに、バイトの店長さんとかにはすごくお世話になりました」と当時を振り返る。
長屋:シフトってものがあるじゃないですか。シフトを最初に組むんですけど、「すみません。やっぱり出られなくなってしまいました」ってことが途中からすごく多くなってしまったんですよ。でも店長さんはすごくいい方で、私の夢を応援してくださって、「大丈夫だよ。頑張っておいで」っていう風に調整をしてくださったりとか、背中を押してくださったりとか、今でも「この番組見たよ」とか連絡をくれるような、本当にすごくあたたかい場所に恵まれたなって。人のあたたかさをバイト先からも学びましたね。
そんな長屋は、アルバイト時代に作った曲はあったのだろうか。
長屋:当時、大学生のときかな、私は大学を卒業するちょっと前にバイトを辞めたんですけど、そのあたりで作っていた曲があったんですよ。アルバム『Nice To Meet You??』とかミニアルバム『ADORE』を制作していたようなタイミング時代にバイトをしていたと思います。
「お客さん」の存在も、インスピレーションの種だったとか。
長屋:お客さんを、いわゆる人間観察をして「あの人はこういうことが好きそうだな」とか妄想して世界を膨らませて曲に活かしたりしながら作っていましたね。そういう思いもあるアルバムなので今でも振り返ると思い出がよみがえってきますね。
最後に長屋が目標や夢を追いかけながらアルバイトを頑張るリスナーにメッセージを送った。
長屋:夢や目標を追いながらアルバイトを頑張っている方もたくさんいるかなと思います。アルバイトをしていると、毎日がすごくいいモチベーションでできてるかっていうと、きっとそうじゃない日もあると思うんですよ。「行きたくないな」とか、「何のためにしてるんだろう」と思ってしまう瞬間も、もちろんあると思うんです。でも、あとになってみると、すごくいい経験をしたなって思うことばっかりなんですよね。人とのコミュニケーションもそうだし、単純に何かを1つ頑張ったっていうことがすごく素敵なことだったりもするし、スキルが身に付いたってことも素敵なことだと思うので、バイトって一口に言えちゃうんですけど、貴重な財産のような経験が詰まっていることだと思うので、ぜひみなさん自身を持って胸を張って頑張っていただきたいなと思います。
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2023年5月3日28時59分まで
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