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DJ/トラックメイカーのBAKUが「三軒茶屋」をテーマに選曲。音楽パーティのエピソード語る

DJ/トラックメイカーのBAKUが「三軒茶屋」をテーマに選曲。音楽パーティのエピソード語る

DJ/トラックメイカーのBAKUが三軒茶屋をテーマに曲をセレクトし、思い出などを振り返った。

BAKUが登場したのは、J-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。オンエアは4月6日(木)。

三茶の商店街に行くと、音楽が頭のなかに流れてくる

BAKUはまず選曲のテーマに三軒茶屋の地を選んだ理由について語った。

BAKU:今回、僕がテーマにしたのは「三軒茶屋の商店街で」。僕が生まれたのは世田谷の用賀というところなんですが、そこの中学の同級生が三軒茶屋の商店街で「ボラーチョス」というメキシコ料理屋さんを経営しているんです。そこで1年に1回、周年というか音楽のパーティがおこなわれていて、毎年すごい盛り上がりを見せているんです。そこで出会った人だったりとか一緒にライブをやったアーティストとか、お客さんとか。そういう場面をすごく思い出すというか、三茶の商店街に行くと音楽が頭のなかに流れてくるというか、そういうライブとかの思い出が多い場所なので、今回は三軒茶屋の商店街をテーマにしました。

BAKUは1曲目にDJ TATSUKI『TOKYO KIDS(Remix)feat.Zeebra & 般若』をセレクトした。
BAKU:DJ TATSUKIくんはたぶん、僕のちょっと年下世代でそんなに交流があったというわけでもなかったんです。ですが僕はチェックしていまして。この曲のジャケを描いているのが鬼頭くんという人で。僕は「ボラーチョス」でもこの曲をプレイしたりしていまして、やっぱりかけるとすごく盛り上がったりするんです。この曲で般若が三軒茶屋の地元のことを歌っているので、やっぱり三茶にいるとすごく思い出します。

ラップのスキルが光る1曲

BAKUは友人が経営しているという「ボラーチョス」での思い出を振り返りつつ、曲をセレクトしていった。

BAKU:そして続いてかけるのはラッパーのRei©hiちゃんの曲です。Rei©hiちゃんもだいぶ自分よりも若くて、以前高校生ラップ選手権でちゃんみなとバトルとかしていたのがけっこう話題になったりしました。僕もReiちゃんをチェックしていたんですけど、彼女がなぜかというか「ボラーチョス」のパーティにサラッと遊びに来たりして、そのときに話すようになったりしたんです。この曲はRei©hiちゃんの曲のなかでも一番ラップのスキルが光っているなと思う曲です。最近は三茶に行くとRei©hiちゃんを思い出したりします。

BAKUは2曲目にRei©hiの『NOKINAMI』、3曲目にODODOAFROBEATの『ODODO(DJ Conomark modern jazz REMIX)』をオンエアした。



BAKU:このODODOAFROBEATというのはサックスのKOYOくんがリーダーで、確か7、8人ぐらいの編成で大所帯というか、沖縄の人たちなんです。「ボラーチョス」というメキシコ料理屋さんのスタート、1号店が沖縄なので沖縄の人たちとも交流が深いお店でして。去年なんですけど、ODODOAFROBEATも絶対に呼びたいということで、この三軒茶屋のレストランのなかはそんなに広いということはないと思うんですが、そこにそのバンドの人たちが全部入りましてすごいライブを繰り広げて僕も感動してしまいました。この曲はインストなんですけれども、ほかの曲もすごいのでぜひODODOAFROBEATは要チェックしてください。



BAKU:三軒茶屋という街なんですが、「ボラーチョス」の友だちのおかげで最近はよく来るようになっていまして。そうするとこいつもアンダーグラウンドのいろいろな場所に、たとえば小さいレゲエバーだったりとか、いろいろな場所に音楽がちりばめられているというか。知れば知るほど深いなにかがある、その街が三軒茶屋だと思っています。その三軒茶屋の仲間たちと数千人規模の大きなフェスを計画していまして。ちょっとまだ、どこまで言っていいのかわかりませんが、とにかく大きなことを計画しているのでみなさんぜひチェックしておいてください。そしてまた「ボラーチョス」で毎年繰り広げられている周年パーティなんですが、去年僕がバックDJを自分から「やらせてくれ」と名乗り出て、ぜひ彼らに出てもらいたいということで呼んだ2人組のラッパーがいるんです。藤沢のBLAHRMYという2人組を呼ばせてもらったんですが、大成功しまして。そんな彼らの曲のなかでも僕が大好きな曲をここで聴いてください。

BAKUはBLAHRMYの『Woowah』をセレクトした。

「みるみるうちにすごい売れ方」感慨深いラッパー

BAKUは最後にtha BOSS feat.般若の『NEW YEAR'S DAY』をセレクト。般若とは10代の後半まで一緒にライブに出る仲ではあったが、10年ほど顔を合わせない時期があったという。

BAKU:そのときに次に仲よくなったラッパーというのが、北海道のTHA BLUE HERBのtha BOSSくんでした。20歳すぎたぐらいのころにBOSSくんと会ったんですが、そのときはまだBLUE HERBはそこまで売れてなかったんですけど、みるみるうちにすごい売れ方をして。僕が般若のあとにやったラッパーで間近で売れるのを見た人というのがBOSSくんなんですよね。この曲が出たときにすごく感慨深かったというか、BOSSくんが般若をフィーチャリングしたというのが僕のなかでもグッときて。驚きもしなかったんですけど、縁というか2人がどこか深い部分でつながっているのを感じる曲というか。年末とか三軒茶屋にいるとこの曲がかなり、僕はすごく頭に出てくるというか、浮かびます。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。

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2023年4月13日28時59分まで

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番組情報
GRAND MARQUEE
月・火・水・木曜
16:00-19:00

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