朝6時から草野球！ NONA REEVES・西寺郷太が語る私生活

NONA REEVESの西寺郷太（Vo）が、1日のすごし方について語った。

西寺が登場したのは、4月1日（土）に放送されたJ-WAVEの番組『RADIO DONUTS』（ナビゲーター：渡辺 祐、山田玲奈）のワンコーナー「DESIGN YOUR LIFE」。

西寺はソロアルバム『Sunset Rain』を3月22日にリリースした。

西寺郷太 サード・ソロ・アルバム『Sunset Rain』 3月22日 CD リリース！ https://t.co/mzoLzuRj3u
7㌅アナログ「It's a wonderful world feat. マハラージャン / 入江にて」同時発売！

Movie directed by @KTAGRANT pic.twitter.com/nKYsc8V5ri

— 西寺郷太 (@Gota_NonaReeves) March 21, 2023

20年間やっている「早朝リーグ」

まずは西寺の朝のすごし方について話を聞く。西寺は長年続けてきた草野球について語った。

西寺：朝は何気なく8時半とか9時ぐらいに起きるときはありますけど、1週間に約1回か2回、草野球をしているんですよ。

渡辺：そうすると起きるのが早いんだ。

西寺：みんなからビックリされるんですけど20年やっていて、6時から8時なので、そのときは5時（に起床）。早朝リーグというのがあって、「ソ・リーグ」って言うんですけど（笑）。

渡辺：みなさんお仕事前に試合をしちゃおうと？

西寺：そうなんです。みんなそのあと着替えて会社に行ったりとかしていますね。

渡辺：西寺さんはピッチャーで、間もなく200勝ですよね。

西寺：いま199勝で、昨日勝てなくて。

渡辺：ざっくり言えば200勝投手です。何試合？

西寺：398試合とかですね。同点もあるし、試合で僕じゃないピッチャーに勝敗がつくこともあったり、百何回負けているので。でも勝っているほうが全然多いですね。

キャリアを重ねた今も、曲作りが何より好き

夜のすごし方、リラックスタイムについて訊くと、西寺の仕事人間としての一面が明らかになった。

渡辺：音楽と野球以外で、趣味と言えることはありますか？

西寺：野球が唯一の音楽に関係ない趣味ですね。本当に曲を作ったりするのが好きで、いまだに一番好きなのが曲作りです。本当に笑っちゃうんですけど。

山田：でも幸せですよね。それがお仕事なわけですから。

西寺：本当です。締め切りが必ずいつもあるので、朝起きて、それでスタジオにメンバーとかエンジニアの兼重（哲哉）くんという仲よくずっとやっているんですけど、「今日も兼重と会える」みたいな。みんなででっかいプラモデルを作っているみたいな。それが本当に好きなので。作詞とかももちろん迷ったり悩んだりすることもあるんですけど、それ自体も楽しんでやっていたりしますね。

山田：交流関係も広いですが、夜に友だちとLINEしたり電話したりとかは？

西寺：よく飲みに行ったり遊んだりはしていますね。

渡辺：そういうときに偶然見かけたことあるよ。

西寺：すぐバレるんですよ（笑）。声もデカいのか通っていて。よく道を歩いてたりするとレコード会社の人とかが挨拶しに来たりとか（笑）。「そのシルエットですぐにわかりました」みたいな。それで契約が決まったこともあるので。

渡辺：本当ですか!?

西寺：「いまどうなんですか？」と言われたので「いま新しいレーベル探していて」って言ったら「ぜひやりましょう」みたいな。

山田：通りすがりに（笑）。

渡辺：気づいてもらってよかったですね。

西寺：そうそう（笑）。「あのハットの形でわかりました」みたいな。

渡辺：いまなにか「新しく始めたいな」と思っていることあります？

西寺：2022年の途中ぐらいからギターを習ってるんですよ。山形知也くんという、僕もよくレコーディングとかで頼んでいる、セッションギタリストみたいなやつなんですけど。彼に「一定のお金を払うから教えに来てくれ」と言って、ギターを習って毎日練習してて。そうしたらこの前ライブで、ドラムの小松（シゲル）が昔っから僕になんでも厳しいんですよ、「お前は」みたいな文句をずっと言われて、たまに褒めてくれるから飛び上がっちゃって喜んじゃうんですけど、「お前ギターうまくなってないか？」って言ってくれて。練習してるのを隠してたんですよ。そしたら「なんか響き方が変わってきた」って。

山田：効果がありましたね。

西寺：それで「やった！　俺、伸びしろあるやろ」と言ったら「いや、遅すぎる」と言われました（笑）。

ギターづくりに夢中

西寺の生活を彩るお気に入りのものについて訊くと、ここでも音楽の話題になった。

渡辺：「いま、これ気に入っています」という逸品はありますか？

西寺：僕、ギターを……。

渡辺：またギターだ（笑）。

西寺：最近は本当にギターなんです。ギターを、なぜかわからないんですけど、いっぱい持ちたくなくて。怖いというか。

山田：怖い？

西寺：もともとボーカリストで作詞作曲家なので、ギターとかベースとかドラムとか、ひとしきり楽器は持っているんです。ギター100本とかプロで持っている人がいるんですけど、僕はたぶん動物を飼う人の気持ちに似ているんじゃないかなと。好きなんだけど、何匹も飼うと世話がいきわたらない。

渡辺：いじらなくなったりとかするかもしれないし。

西寺：そうです。あるとき買ってきたギターがあって。ネック部分がバラバラにできるんです、ギターの指で触る、コードを押さえる棒みたいな部分。それをちょっとよりよいビンテージのものを1本買って、そのときに気に入っていたストラトキャスターというギターにつけたんです。そうすると、もともとつけていたストラトキャスターのネックが1本余って、それがずっと部屋にあったので、もう1本作りたくなって。そのためにはボディがいるわけですよね。

渡辺：いりますね。

西寺：それをずっとネットとかで、海外のサイトとかいろいろなものを見て。買わないんですよ？　「これだ」というものに出会うまで。なんかわからないんですけど、思いきれなくて、ずっと「これなんじゃないか、これがいいんじゃないか」とかって言っているあいだに落札されたりして。そうしたらある週に間違って2個ボディを買っちゃったんですよ。

渡辺：今度はまたネックを探さなきゃいけない。

西寺：そうなんですよ（笑）。それも同じ種類のギターなので「えー」と思って。それをリペアしてくれるプロがいるので、いま預けていて、ちょっとずつパーツを買って。

渡辺：育ててるみたいな。

西寺：そうなんですよ。ピックガードとかピックアップとかいろいろ部品があるので1個ずつ選んで、プロのギターをよく直してくれる人なんですけど、彼も付き合ってくれて。1個ずつ完成まで写真を送ってきたりして、すごくうれしいなと。

渡辺：楽しそうだな。

西寺：面白いでしょ？　色とか素材とかもいろいろあるので。

山田：ボディは同じのが2個あって。

西寺：いま1個だけ余ってるんです。またネック買わないといけないのかもしれないし、どうするのかわからないですけど。

渡辺：そうすると増えていっちゃいますよね（笑）。

西寺：そうそう（笑）。

渡辺：でも増やすのはなるべく抑えたいと。

西寺：できるだけ。根がズボラなので、ちゃんとポッて持って弾けるようにしておきたいから厳選して。そのわりに2個増えちゃった（笑）。

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ゲストのライフスタイルを構築しているルーティンや、生活に欠かせない「お気に入りのモノ」を深掘りするコーナー「DESIGN YOUR LIFE」の放送は毎週土曜日の9時10分ごろから。