KREVAが思う文房具のよさは「違う自分が目に見えたりする」こと

KREVAが最新のグッズ紹介を交えつつ、文房具への愛を熱弁した。

KREVAが登場したのは、J-WAVEで3月21日(火・祝)に放送された特別番組『JFL HOLIDAY SPECIAL PILOT CORPORATION presents CLICK FOR THE NEW STAGE』(ナビゲーター:小山薫堂、クリス智子)だ。

ラップのリズムも「書く」に影響?

KREVAは番組などでたびたび文房具へのこだわりについて熱弁をふるってきたが、自身はあくまで消費者の代表なのだと語った。

クリス:KREVAさんは文具王? キング?

KREVA:いやいや、文具王はやめてほしくて(笑)。リアル文具王の高畑正幸さんという方がいるんです。知識が本当にすごくて、文具の知識を競う選手権で3連覇されていますから。

小山:そんな選手権があるんですか?

KREVA:テレビ番組であって3連覇しています。僕は文房具のコンシューマーの代表だと思っていますから。

クリス:昔から好きなんですか?

KREVA:もちろんラッパーなのでペンとノートにはこだわりがありました。子どもが小学校に入るぐらい、もうちょっと前だったかもわからないですけど文房具を揃えないといけないというので文具屋に行ったんです。気が付いたら上から下までずっと見ている自分がいて「あ、俺文房具好きなんだな」って認識したのは7、8年前ですね。

小山:比較的最近ですね。

KREVA:そうです。だから全然文具王とかじゃないと思います。ただ実際にずっと使っているので語れることがあるという感じです。

小山:特に好きな文房具はなんですか?

KREVA:いまでも(紙に)歌詞を書いているので、やっぱりペンが好きです。書き出すときのリズムでラップのリズムも生まれているところはあるような気はしています。

小山:書く色は黒ですか?

KREVA:こだわりはないです。いい色、好きな色だったらなんでもいいです。

クリス:いまは微妙な色の違いがありますよね。黒っぽいんだけど茶色っぽいとか、グリーンだとかね。

KREVA:黒で6色とかありますしね。

クリス:もう、目つきが文房具の話をしている感じじゃないもの。燃えて前のめりで。

KREVA:熱い(笑)。

最新のフリクションを持参

KREVAがスタジオ入りした際に「いくらでもしゃべれますよ」と発言していたという、パイロットが発売する筆記具シリーズ「フリクション」への愛を語った。10数年も前から、自身のリリースを知らせる販促グッズにもフリクションを活用していたそう。

KREVA:「今度KREVAのこういう新作が出るのでお願いします」とお知らせするためのグッズは、フリクションでやらせてもらったりしていました。

小山:今回進化した「フリクションボールノックゾーン」ですが、書き味は試されました?

KREVA:もちろん、これは自前のやつを持ってきています。

小山:もうすでに(笑)。

クリス:早くからチェックしていらっしゃる?

KREVA:多分、俺の人生で初めてだと思うんですけど、最近大手の通販サイトだとたとえば人気のゲームが発売日に届くとかあるのと同じで、これは発売日に届くようにネットで買いました。現地で買いたいタイプなんですけど、フリクションが進化している、インクが濃くなっているというのを見た時点で「これはどうせ買うんだから、発売日に届くシステムでやってみよう」と思ってこれを買ったんです。

クリス:もう、今日にピッタリ(笑)。

KREVA:そうなんですよ。だから俺はそれ(番組への出演依頼)を知って、情報もそこまで漏洩する時代になったかと思ったくらいだったんですけど。それで書いてみて「あ、本当だ」と。ちょっと困ったことになったなと思いました。普通のペンとの境目がどんどんなくなってくるというか、フリクション初期の弱点というか、いまでもそう思っている方はいるかもしれないけど、インクが薄いというか。黒がちょっとグレーっぽいというところがありました。自分もこの1個前のペンをスタジオでよく使っていたんです。簡単なコード譜とか書くときに消せるので便利なので使っていたんだけど、やっぱり濃さが物足りなくて。結局違うペンで書いて消せないということもあったので、これはもうピッタリと思って買いました。書いた瞬間に、パイロットの「ジュースアップ」というペンはわかりますか?

クリス:わかります。

KREVA:もうジュースアップに近づいちゃったじゃんと思って(笑)。俺が学生だったらこれでノートをたぶんとっているなと思いました。ずっと書いていたいカリっとした感じがあるなと思って。

文房具を買うときのこだわり

KREVAは文房具を購入する際のこだわりについて語った。

小山:いままで買った文房具はどのくらいあるんですか?

KREVA:こう言ったらなんだけど、文房具ってもっと高くしてもいいと思うぐらい手に取りやすい値段だと思うんですよね。だから全部買えるっちゃ買えるんだけど「これで歌詞書きたい」とか「これでここにこういう文字を書きたい」と思ったもの以外買わないようにしているので、数はそんなにはないです。

クリス:本気で好きみたいな。

小山:コレクターというよりは本当に使う、使わないですね。

KREVA:そうです。あとは整然と並んでいるものが好きみたいで。しかも文房具だと、たとえば赤のゾーン、青のゾーン、黒のゾーンがあって。それでまた黒があって赤があって青があってみたいなリズムがあるじゃないですか。その棚をずっと眺めているのが好きなんですよね。

クリス:やっぱりリズム、ラッパーだ。

KREVA:そうなんです(笑)。ループ感があるというか。

小山:旅に行ったら文房具店には必ず入るんですか?

KREVA:行きたいタイプですね。この前、京都に家族旅行に行ったんです。京都に行ったら普通、文房具屋に行かないじゃないですか。だけど俺はどうしても気になっているところがあって。でもそこは我慢できるようになりました、大人になったので。

クリス・小山:あはは(笑)。

KREVA:行くべき寺などに行きました(笑)。

クリス:好きなもので書く、好きなものを使うってすごく大事ですよね。そこがまず1歩。

KREVA:俺は文房具が好きだとすごく言っているから勘違いされることがあるんだけど、自分の書く字が全然好きじゃないんですよ。でもそんななかでもいい文房具や筆記具に出会えたときに「この字を書く俺は好きだな」と思えることがあるんです。それだと「これで書いてみたい、これだったら歌詞が書けるかも」というのは湧きあがったりするので探しているというのがある。たとえば洋服全身イメチェンしようと思ったらやっぱり10万単位、下手したらもっといったりするけど、ペンだと数千円というか何百円で全然違う自分が目に見えたりするから、それがすごく好きなんですよね。

クリス:言葉とペンというのがすごくつながっているんですね。

KREVAは6月からライブツアー「KREVA CONCERT TOUR 2023『NO REASON』」を開催する。詳細はツアー特設HPをチェック。

KREVAの最新情報は公式サイトまで。
番組情報
JFL HOLIDAY SPECIAL PILOT CORPORATION presents CLICK FOR THE NEW STAGE
2023年3月21日(火・祝)
9:00-17:55

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