音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
音楽好きの小関裕太、そのルーツとは? 「勝負をかけたいときに聴く楽曲」も聞いた

音楽好きの小関裕太、そのルーツとは? 「勝負をかけたいときに聴く楽曲」も聞いた

俳優の小関裕太と、8人組のダウ90000が初コラボ。ドイツ村を舞台に、イルミネーションが始まる前日の“1年で最も暇な1日”に巻き起こるちょっとした騒動を描く5分×15話の連続ドラマ『今日、ドイツ村は光らない』がHuluで配信中だ。

人気グループの中に主演として飛び込んだ心境と、音楽好きで知られる自らのミュージックルーツを、小関がたっぷりと語る。
20221109_koseki_3.JPG

ダウ90000という世界に誘い入れてくれた感覚

──ダウ90000との初コラボの感想は?

今回のドラマではありがたいことに本読みの機会をいただいて、ダウ90000の皆さんとはそこで初めましての挨拶をさせていただきました。いざ本読みをしてみると、メンバーの皆さんそれぞれが自分の笑いの間とニュートラルな芝居のスイッチを持たれていることがわかりました。加えて皆さんとても優しくて、こちらから質問をするとすぐに答えが返ってくる。お会いする前はすでにできあがったグループの中に飛び込んでいくようなイメージを持っていましたが、実際はメンバーの皆さんが僕の手を引っ張ってダウ90000という世界に誘い入れてくれたような感覚がありました。
──具体的にどのようなやり取りをされましたか?

僕はダウ90000の皆さんよりも年上ですが、本読みの段階で「ダメ出しをどんどんしてくださいね!」とお願いしました。僕自身聞きたいことはたくさんあったし、役を背負って主演として作品に参加させてもらう以上、一番いい状態でやりたかった。皆さんと足並みのそろった波長やテンポ感を出すために色々と質問をすると「そこのセリフはもっとためた方がいい」「ここはテンポ重視で」などと具体的にアドバイスをしてくれました。演じ方が作品のイメージと違ったりすると、蓮見さんがその場でシーンやセリフの理想像を再現してくれるので、僕はそれを録音して何度も聞いてダウ90000ならではのトーンを確認していきました。みなさん優しくていい人ばかりで隔たりもない。アウェー感はゼロ。僕に対する愛さえ感じたほどです。ちなみに蓮見さんからも「小関さんが怖い人でなくて本当によかった!」と3回くらい感謝されました(笑)。
20221109_koseki_1.JPG

撮影の合間には綱渡りしてリフレッシュ

──物語の舞台である千葉県袖ケ浦市の東京ドイツ村でオールロケをされたんですね!

東京ドイツ村は初めて行きましたが、台本に書かれている通りの場所でした。ちなみに蓮見さんも東京ドイツ村には一度も行ったことがなくて、ホームページの情報や写真を頼りに物語を生み出したそうです。その蓮見さんも「自分がイメージした場所そのものだと……」と驚いていました。朝9時30分の開園と同時にたくさんのお客さんが来て、敷地が広大なのであっという間に閉園時間になるという、ちょっと不思議なテーマパークでした。
20221109_koseki_4.JPG
──都会の喧噪を離れての撮影も気分転換になったのでは?

そうですね! 忙しい日々が続いていたこともあり、かなりのリフレッシュになりました。東京ドイツ村は草原など緑豊かな場所で、その広さにも感動。空気もすがすがしくて最高でした。早くキャンプに行きたい!と思ったりして。撮影の合間のちょっとした時間には遊具が置いてあるエリアでダウ90000のみなさんと綱渡りをして体を動かしました。ただ基本的にはずっと撮影。5分×15話を3日間くらいで撮るスケジュールだったこともあり、ほぼ一発撮りでどんどん撮影していくスタイルでした。そのスピード感は朝ドラ以上。朝から晩までみんなで必死に駆け抜けた印象です。

音楽好きのルーツは父親

──小関さんは音楽番組のMCを務めるくらい、音楽に造詣が深いですよね。J-WAVEでは何度も、おすすめ楽曲を紹介いただくコーナーに出演されています。いつから音楽好きだったんでしょうか?

【関連記事】小関裕太、高校時代にハマった「ロマンチックな音色」の楽曲は

僕の音楽好きのルーツは父親です。父の影響からビリー・ジョエルを好きになり、そこから『ウィ・アー・ザ・ワールド』に出会ってミュージシャンが一気に派生。レイ・チャールズ、ライオネル・リッチー、シンディ・ローパー、スティーヴィー・ワンダー……。YouTubeの登場も大きいです。中学時代に友だちからYouTubeという存在を初めて教わり、そこで様々なミュージシャンのMVを見たりして。アメリカ出身のジャズ・フュージョン界を代表するサックス奏者グローヴァー・ワシントン・ジュニアに出会ったのもYouTubeがきっかけです。洋楽も邦楽も両方聴きますし、デスメタルを聴いていた時期もあります。



──幅広いですね。そんな音楽好きの小関さんが選ぶ、目覚めの一曲とは!?

ぜったくんの『WAKE me UP!!!』は目覚めにピッタリの曲です。ジャンルでいうと跳ねた感じの明るいJ-POP。もっと布団の中で寝ていたい可愛らしい男の子の恋心を歌ったような楽曲です。「WAKE me! WAKE me! WAKE me! WAKE me UP!布団を剝がされたい♪」というサビが可愛らしい。お笑いコンビ・はんにゃの金田哲さんとコラボしたMV『WAKE me UP!!! feat.はんにゃ金田哲』も最高に面白いです。
20221109_koseki_5.JPG
──仕事などで勝負をかけたい状況ではどのような曲を聴きますか?

そういうときこそ肩の力を抜いてリラックスしたいので、ジャック・ジョンソンの『ベター・トゥゲザー』がいいかもしれません。力むときこそあえてリラックスした気分でいないと空回りしそうだから。台本を覚えるときは無音です。知っている曲や音楽が流れるとそっちが気になって集中できないので……。

──最後にドラマの見どころを教えてください!

このドラマは5分×15話という見やすい尺間の中で、人間らしさと人間模様の旨みが沢山詰め込まれた秀逸な作品です。シュールで、でもどこかリアルで、いるいる&あるあるが短い中にもぎっしり詰まっています。是非ともご覧ください!
20221109_koseki_2.JPG
(取材・文・撮影=石井隼人)

【作品情報】
Huluショートドラマ「今日、ドイツ村は光らない」
Huluにて好評配信中
https://www.hulu.jp/watch/100125362

公式サイト:https://www.ntv.co.jp/ntvdow/
公式Twitter:https://twitter.com/ntv_dow

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン