元フェンシング日本代表の太田雄貴とSHELLYが、スポーツの世界におけるSDGsやジェンダー平等について考えた。
ふたりがトークを展開したのは毎週週替わりでJ-WAVEが厳選した企画をお届けする特別な時間『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。オンエアは9月25日(日)。ナビゲーターはSHELLYが務め、太田とトークを繰り広げた。
同番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場である、青山のITOCHU SDGs STUDIOから発信。オンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。エピソードは月曜日に、3回にわけて更新。
■ITOCHU SDGs STUDIO公式サイト
https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/about.html
さまざまな社会課題に取り組んでいるという太田は、そのきっかけを話し始めた。
太田: SDGs(が叫ばれる)前に、SDGsにおける銘柄になっているようなものに投資することをESG投資っていうんですけど、これを世界で作ったのって日本のGPIFってところなんですよね。国民の年金を預かっているところが、世界中の証券会社に対して「環境とかESGに配慮してないところには我々のお金を預けませんよ」って言ったことで、世界最大のブラックロックとかが動いて助成やガバナンスが動くようになったんですよ。なのでSDGsのバッジ付けてるのは日本人くらいで。
SHELLY:そうですよね。
太田:バッジだけじゃなくてコーポレートとしていくということがあって。それでたまたまGPIFの舵を取っていた水野(弘道)さんと付き合いが長くて、5、6年前に「太田くんこれからはSDGsが重要になってくるから、環境とかそういうものを見ていたほうがいいよ」って言われて。当時誰も知らなかった頃のグレタ(トゥーンベリ)ちゃんを教えてもらって、彼女とかからもっと刺激を受けたほうがいいよって言われて。
太田は水野さんからの影響を受けて「オリンピックを見ていても、新しい建物を建てるとか、そういうのじゃないオリンピックができるんじゃないか」と感じたという。
太田:実際にやってるオリンピックもあるんですよ。ユースオリンピックっていう若手のオリンピックなんですけど、そこの選手村は大学の寮だったりして。大学の寮は学生とIOCのアスリート委員が行って作ったり。
SHELLY:へえ。
太田:スケートリンクも天然の氷でやったんですよ。そうやってスポーツに環境を合わせるのではなくて、環境にスポーツが合わせるものって決して退化ではないところを唱えているオリンピックもあるので。だんだんこれから通常のオリンピックも環境に配慮した優しいものにしていくべきだろうと思っていたので、2024 年のパリオリンピックもそれに向けてやろうとしてますし、2028年ロサンゼルスオリンピックも選手村を大学の寮を使ったりとか、今までの環境負荷が高い新しい建物を建てるっていうものがトレンドではなくなってくるだろうと思います。
SHELLY:東京オリンピックもそうやってできたんですけどね。でも結局たくさん建てちゃいましたね。
太田:僕、オリンピックはひとつのショーケースだと思っていて、オリンピックでできるなら他のところでもできるよねってことがあると思うんです。オリンピックの経費の使い方とかいろいろ話題になるんですけど、それって目立つからなんですよね。もっといろんな問題視しないといけないものが世の中にたくさんあっても、目立つもの、ニュースにしやすいものがどうしても目に付きやすかったりする。そのなかで、オリンピックがちゃんと世の中にとって正しいかたちで見せていくことができれば、スポーツイベントのみならず、いろんな催事、いろんなフェスも環境問題に寄り添うかたちで、作って壊してじゃなくて、どうしたら再利用できるかなと考えるきっかけになるようなオリンピックに(しなければいけない)。オリンピックをしてるからいいじゃん、じゃなくて、できてるんだから我々もちゃんとしなきゃいけないよねっていう、影響力が大きい分、責任も大きいんだろうなって思っています。
SHELLY:一方でまだまだ課題があるなっていうのも見えた大会だったかなと思います。
太田:アジア人だったり日本人はなかなかカミングアウトしづらいのがあるだろうなと思っています。当然、トランスジェンダーの方で競技を移行させるということはまだまだ(議論が必要)。特に男性で生まれて女性の競技に出るっていうのは今後もテストステロンだけではない取り決めが非常に難しいし、トランスジェンダーじゃない選手からするとそれに対して意見を言いたくなることもあるだろうし。そういう答えがパッとでないものに対して議論を重ねながらそのときの社会情勢と合わせながらはめていくことが非常に大事だと思っています。IOCはそこの部分に関してはすごく大切にしてるところだと思っていて、何かズバッと切るということではなくて、これからも公表して誰でも楽しめるような、参加できるようなオリンピックにしていくべきだなと思っています。
太田は「課題があるとすれば、選手側でなく運営側」と話を続ける。
太田:結局、組織委員会も含めて、男女構成比がどれくらいだったかと。ぱっと見のしつらえを作るのって日本は天才的にうまいと思っているので、「50対50」ですとか。でもちゃんとした意志決定の場所だったりとか、もうちょっと言うと働いている職員の方々の平等さっていうのがまだまだできてない。選手に関しては、一応性別で男の部と女の部があるとするならば、ズバッと競技をわければ50パーセントはできちゃうわけで。
SHELLY:そうですよね。
太田:まわりは難しいと言っても、僕はそんなに難易度は高くないと思っていて。むしろ社会、その国の特色が現れるのは働いている人たちの男女比が最もその国を表してしまうと思っているので、ここは検証すべきところだと思います。
SHELLY:例えば選手レベルでは意外とみんな共通認識として知ってるけど、メディアとか世の中には言ってないだけなのか、アスリート同士で安全な場所を提供できているのか、それとも選手同士でもそういう話は一切聞かないし言わないような空気なのか。
太田:選手同士でもカミングアウトまではいかないんじゃないですかね。なかなかそこに対して言いづらいし言えないし、言ったらみんなから仲間外れにされるんじゃないかっていう不安を持ってしまう選手たちは少なからずいると思うので、こういったところに対してもスポーツ界が率先してやっていかないといけないところだと思いますよね。
SHELLY:どうしたら変わりますかね?
太田:我々は、フェンシング元女子日本代表でトランスジェンダーの杉山文野さんに、僕が日本フェンシング協会の理事を退任するときにお願いして選手担当理事となってもらい、そのときに協会から推薦してJOCの理事にもなるっていうかたちにしました。JOCの中でも特に性の多様性に対してあまりみんなが知らなかったんですね。
SHELLY:確かに触れてこないと「そういう人がいるのかな」って想像力が働かないですもんね。
今、太田は自身が性の多様性について理解があるのは、杉山の存在が大きかったと話す。
SHELLY:太田さんは杉山さんと現役時代からお知り合いだったんですか?
太田:現役もなにも、彼の3、4歳くらい下で、僕の中では彼なんですけど、彼女の頃も知ってるんです。というのも、(杉山)文野さんって東京フェンシングクラブのめちゃくちゃカッコいいキャプテンだったんですよ。当時、女子のキャプテンっていなかったんです。すごく男っぽい女の子がいるなってくらいにしか思ってなくて。ある日、突然女子の部でずっと代表だった文野が「実は私は男性です」って言ったときに、最初は僕らの中ではざわつくわけなんです。というかよく分からないというか。トランスジェンダーという言葉も聞いたことがなかったので。そのときに「なるほど」と。文野は過ごしにくい時間をしていたんだなとか、彼の書いた本を読んだりもするとあらためて理解が増しました。それが僕が高校生とか大学生のときに当たり前にあったから、「今さらLGBTQか」って思っちゃうくらい見てきてるから。
SHELLY:なるほど。
太田:だけど、LGBTQをテレビに出すときって、当時は笑いに変えちゃったりとか。あのときのタレントが悪いわけじゃなくて、あのときの社会情勢がそうだったというか。今はよりちゃんと彼とかが前に出てきてくれたことによって、社会でも会社の中でもLGBTQに対しての考え方が変わってきたんじゃないかなって思います。
SDGsは2030年までに達成する17の目標を掲げている。それにちなみ、最後にSHELLYは「2030年までにどんな社会になっていてほしいか?」と太田に訊いた。
太田:今の資本主義では活躍してなかったり、持たざる人が活躍する社会になっててほしいなって思います。今って大きいところがさらに大きくなるっていうか、力がある人がさらに力があるっていう状態だと思うけど、例えばYouTuberという職種が生まれたように、インスタグラマーという10年前にはなかった職業が生まれたように、これから個人個人がよりエンパワーメントされていくと思うんですよね。そのときにはジェンダーフリーになっていて、別に男だから、女だから、子どもだから、おじいちゃんだからねっていうのはなくて、誰もがフェアに勝負できて、フェアに活躍できる社会っていうのが僕としては望むこと。
SHELLY:うんうん。
太田:それっておそらく若干の実力社会に入っていくと思うので、本当に社会で救わなきゃいけない人っていう人はしっかり国として支えていく。実力社会をさせるところと、守るところをしっかりと両方持つっていうところが2030年に実現できていたらいいなと思います。
SHELLYがナビゲートするプログラム『ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』の放送は毎月第4日曜日の22時から。
ふたりがトークを展開したのは毎週週替わりでJ-WAVEが厳選した企画をお届けする特別な時間『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE, DEAR FUTURE』。オンエアは9月25日(日)。ナビゲーターはSHELLYが務め、太田とトークを繰り広げた。
同番組は、SDGsに関する活動を後押しする情報発信・体験の場である、青山のITOCHU SDGs STUDIOから発信。オンエアだけでなく、デジタル音声コンテンツとして提供・配信するサービス「SPINEAR」でも配信。SpotifyやApple Podcastsでも楽しめる。エピソードは月曜日に、3回にわけて更新。
■ITOCHU SDGs STUDIO公式サイト
https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/about.html
「環境にスポーツが合わせる」取り組みも
太田は北京、ロンドンとオリンピック2大会連続で銀メダルを獲得し、現役引退後もフェンシング界の発展に貢献。現在は国際フェンシング連盟の理事やIOC(国際オリンピック委員会)のアスリート委員も務め、スポーツ界全体を牽引している。さまざまな社会課題に取り組んでいるという太田は、そのきっかけを話し始めた。
太田: SDGs(が叫ばれる)前に、SDGsにおける銘柄になっているようなものに投資することをESG投資っていうんですけど、これを世界で作ったのって日本のGPIFってところなんですよね。国民の年金を預かっているところが、世界中の証券会社に対して「環境とかESGに配慮してないところには我々のお金を預けませんよ」って言ったことで、世界最大のブラックロックとかが動いて助成やガバナンスが動くようになったんですよ。なのでSDGsのバッジ付けてるのは日本人くらいで。
SHELLY:そうですよね。
太田:バッジだけじゃなくてコーポレートとしていくということがあって。それでたまたまGPIFの舵を取っていた水野(弘道)さんと付き合いが長くて、5、6年前に「太田くんこれからはSDGsが重要になってくるから、環境とかそういうものを見ていたほうがいいよ」って言われて。当時誰も知らなかった頃のグレタ(トゥーンベリ)ちゃんを教えてもらって、彼女とかからもっと刺激を受けたほうがいいよって言われて。
太田は水野さんからの影響を受けて「オリンピックを見ていても、新しい建物を建てるとか、そういうのじゃないオリンピックができるんじゃないか」と感じたという。
太田:実際にやってるオリンピックもあるんですよ。ユースオリンピックっていう若手のオリンピックなんですけど、そこの選手村は大学の寮だったりして。大学の寮は学生とIOCのアスリート委員が行って作ったり。
SHELLY:へえ。
太田:スケートリンクも天然の氷でやったんですよ。そうやってスポーツに環境を合わせるのではなくて、環境にスポーツが合わせるものって決して退化ではないところを唱えているオリンピックもあるので。だんだんこれから通常のオリンピックも環境に配慮した優しいものにしていくべきだろうと思っていたので、2024 年のパリオリンピックもそれに向けてやろうとしてますし、2028年ロサンゼルスオリンピックも選手村を大学の寮を使ったりとか、今までの環境負荷が高い新しい建物を建てるっていうものがトレンドではなくなってくるだろうと思います。
SHELLY:東京オリンピックもそうやってできたんですけどね。でも結局たくさん建てちゃいましたね。
太田:僕、オリンピックはひとつのショーケースだと思っていて、オリンピックでできるなら他のところでもできるよねってことがあると思うんです。オリンピックの経費の使い方とかいろいろ話題になるんですけど、それって目立つからなんですよね。もっといろんな問題視しないといけないものが世の中にたくさんあっても、目立つもの、ニュースにしやすいものがどうしても目に付きやすかったりする。そのなかで、オリンピックがちゃんと世の中にとって正しいかたちで見せていくことができれば、スポーツイベントのみならず、いろんな催事、いろんなフェスも環境問題に寄り添うかたちで、作って壊してじゃなくて、どうしたら再利用できるかなと考えるきっかけになるようなオリンピックに(しなければいけない)。オリンピックをしてるからいいじゃん、じゃなくて、できてるんだから我々もちゃんとしなきゃいけないよねっていう、影響力が大きい分、責任も大きいんだろうなって思っています。
ジェンダーの課題があるとすれば、選手側でなく運営側
昨年開催された東京オリンピック・パラリンピックでは、LGBTQであることを公表したオリンピアンが186人、パラリンピアン36人が参加。どちらの数も大会史上最多となった。また、オリンピック史上初、男性から女性に性別を変更したウエイトリフティングのニュージーランド代表選手が出場するなど、ジェンダーの多様性をより感じる大会となった。SHELLY:一方でまだまだ課題があるなっていうのも見えた大会だったかなと思います。
太田:アジア人だったり日本人はなかなかカミングアウトしづらいのがあるだろうなと思っています。当然、トランスジェンダーの方で競技を移行させるということはまだまだ(議論が必要)。特に男性で生まれて女性の競技に出るっていうのは今後もテストステロンだけではない取り決めが非常に難しいし、トランスジェンダーじゃない選手からするとそれに対して意見を言いたくなることもあるだろうし。そういう答えがパッとでないものに対して議論を重ねながらそのときの社会情勢と合わせながらはめていくことが非常に大事だと思っています。IOCはそこの部分に関してはすごく大切にしてるところだと思っていて、何かズバッと切るということではなくて、これからも公表して誰でも楽しめるような、参加できるようなオリンピックにしていくべきだなと思っています。
太田は「課題があるとすれば、選手側でなく運営側」と話を続ける。
太田:結局、組織委員会も含めて、男女構成比がどれくらいだったかと。ぱっと見のしつらえを作るのって日本は天才的にうまいと思っているので、「50対50」ですとか。でもちゃんとした意志決定の場所だったりとか、もうちょっと言うと働いている職員の方々の平等さっていうのがまだまだできてない。選手に関しては、一応性別で男の部と女の部があるとするならば、ズバッと競技をわければ50パーセントはできちゃうわけで。
SHELLY:そうですよね。
太田:まわりは難しいと言っても、僕はそんなに難易度は高くないと思っていて。むしろ社会、その国の特色が現れるのは働いている人たちの男女比が最もその国を表してしまうと思っているので、ここは検証すべきところだと思います。
誰もがフェアに勝負できて、フェアに活躍できる社会を
SHELLYは太田の「日本の選手はなかなかカミングアウトできない」という言葉が気になり、「これはなぜなのか?」と問いかける。SHELLY:例えば選手レベルでは意外とみんな共通認識として知ってるけど、メディアとか世の中には言ってないだけなのか、アスリート同士で安全な場所を提供できているのか、それとも選手同士でもそういう話は一切聞かないし言わないような空気なのか。
太田:選手同士でもカミングアウトまではいかないんじゃないですかね。なかなかそこに対して言いづらいし言えないし、言ったらみんなから仲間外れにされるんじゃないかっていう不安を持ってしまう選手たちは少なからずいると思うので、こういったところに対してもスポーツ界が率先してやっていかないといけないところだと思いますよね。
SHELLY:どうしたら変わりますかね?
太田:我々は、フェンシング元女子日本代表でトランスジェンダーの杉山文野さんに、僕が日本フェンシング協会の理事を退任するときにお願いして選手担当理事となってもらい、そのときに協会から推薦してJOCの理事にもなるっていうかたちにしました。JOCの中でも特に性の多様性に対してあまりみんなが知らなかったんですね。
SHELLY:確かに触れてこないと「そういう人がいるのかな」って想像力が働かないですもんね。
今、太田は自身が性の多様性について理解があるのは、杉山の存在が大きかったと話す。
SHELLY:太田さんは杉山さんと現役時代からお知り合いだったんですか?
太田:現役もなにも、彼の3、4歳くらい下で、僕の中では彼なんですけど、彼女の頃も知ってるんです。というのも、(杉山)文野さんって東京フェンシングクラブのめちゃくちゃカッコいいキャプテンだったんですよ。当時、女子のキャプテンっていなかったんです。すごく男っぽい女の子がいるなってくらいにしか思ってなくて。ある日、突然女子の部でずっと代表だった文野が「実は私は男性です」って言ったときに、最初は僕らの中ではざわつくわけなんです。というかよく分からないというか。トランスジェンダーという言葉も聞いたことがなかったので。そのときに「なるほど」と。文野は過ごしにくい時間をしていたんだなとか、彼の書いた本を読んだりもするとあらためて理解が増しました。それが僕が高校生とか大学生のときに当たり前にあったから、「今さらLGBTQか」って思っちゃうくらい見てきてるから。
SHELLY:なるほど。
太田:だけど、LGBTQをテレビに出すときって、当時は笑いに変えちゃったりとか。あのときのタレントが悪いわけじゃなくて、あのときの社会情勢がそうだったというか。今はよりちゃんと彼とかが前に出てきてくれたことによって、社会でも会社の中でもLGBTQに対しての考え方が変わってきたんじゃないかなって思います。
SDGsは2030年までに達成する17の目標を掲げている。それにちなみ、最後にSHELLYは「2030年までにどんな社会になっていてほしいか?」と太田に訊いた。
太田:今の資本主義では活躍してなかったり、持たざる人が活躍する社会になっててほしいなって思います。今って大きいところがさらに大きくなるっていうか、力がある人がさらに力があるっていう状態だと思うけど、例えばYouTuberという職種が生まれたように、インスタグラマーという10年前にはなかった職業が生まれたように、これから個人個人がよりエンパワーメントされていくと思うんですよね。そのときにはジェンダーフリーになっていて、別に男だから、女だから、子どもだから、おじいちゃんだからねっていうのはなくて、誰もがフェアに勝負できて、フェアに活躍できる社会っていうのが僕としては望むこと。
SHELLY:うんうん。
太田:それっておそらく若干の実力社会に入っていくと思うので、本当に社会で救わなきゃいけない人っていう人はしっかり国として支えていく。実力社会をさせるところと、守るところをしっかりと両方持つっていうところが2030年に実現できていたらいいなと思います。
オンエアをお届けした、青山のITOCHU SDGs STUDIO。
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