kojikojiが、自身の音楽のルーツや、新曲『陶芸』に込めた想いを明かした。
kojikojiが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは8月22日(月)、23日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
今回は1stアルバム『Mining』収録で、先行配信もされた楽曲『陶芸』で表現した自分らしさについて話してもらった。
kojikoji:『陶芸』は曲調が明るくポップなんですけど、歌詞は日常生活でうまくいかなかったことを書きました。今年の1月、事務所の仲間と京都で陶芸をやったんですけど、そのときに思いついたことを歌詞にしました。
この楽曲で表現した自分らしさですが、曲調はポップだけど歌詞は暗いというところだと思います。外側は明るいけど、内側は暗いというのは自分っぽいなと思うし、歌い方も普段ライブで歌っている感じで、レイドバックするときに熱が帯びるような雰囲気を楽曲に込めました。
曲調が明るくて、歌詞が暗いというところですけど、サビでは<うまい話なんかないねん/陶芸みたくmy丁寧Life>と歌っています。陶芸ってちょっと力を入れ過ぎたり、弱過ぎたりすると、うまく形を作れなくて。人生も少しのズレが大きな歪みになる前に、自分で調整していきながら物事を進めなくちゃいけないなと思うんです。そんな気持ちを陶芸体験と結びつけて歌詞にしました。
今後の楽曲作りですけど、自分で作詞・作曲したのが本当に初めてで、リスナーの皆さんの反応などを見れば、また自分の心境に変化があるんだろうなと思います。そんな中で、もうすでに「次の楽曲はこういう風にしたい」とか、「部屋の中で自然に歌っている感じ」など具体的なイメージも浮かんできています。フェスで音楽を聴いているような雰囲気をそのままアルバム・楽曲にしたい気持ちも出てきているので、これからまたちょっと違った自分を見せられるんじゃないかなって思います。
この楽曲を聴いてくださっている皆さんも、日常でうまくいかないことも多くあると思いますが、この『陶芸』が背中を押せるような曲になればいいなと思っています。
kojikoji:ルーツの1曲で選んだのはHiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)の『Nakamarra』です。ハイエイタス・カイヨーテは中高生くらいのときに好きで聴いていたんですけど、このバンドに行き着く前は、UKバンドにハマっていました。Arctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)なんかを聴いていたんですけど、気分をずーんと、海に沈めてくれるような深い音を鳴らしているのが好きで、その繋がりでハイエイタス・カイヨーテも聴くようになりました。
先日、「フジロックフェスティバル '22」に遊びに行ったんですけど、そこでハイエイタス・カイヨーテを生で観て「やっぱり私、好きだな」と再確認できました。ハイエイタス・カイヨーテは、グルーヴがはちゃめちゃなことになってるけど、めちゃくちゃ気持ちいいんですよね。全員が違うリズムを刻んでいるのにイカしているのがすごく好きで。そういうのが恐らく私が弾き語りをしているとき、楽曲制作をするときに、ちょっと影響してるんじゃないかなって思います。
フジロックで観たことで、あそこまでは難しいと思いますけど、今後の楽曲制作にハイエイタス・カイヨーテっぽさを取り入れられたらと考えるようになりました。秋ごろにツアーをやるんですけど、そのときにハイエイタス・カイヨーテのライブを真似して、コーラスを入れたいなと考えて動いているところです。
若かりし頃にハイエイタス・カイヨーテの楽曲に出会ってハマったというkojikoji。今年のフジロックを経て、今後の彼女のアーティスト像を作り上げる1つの大きな要素となっていきそうだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【kojikoji 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
kojikojiが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは8月22日(月)、23日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
陶芸からインスピレーションを受けて楽曲制作
kojikojiはHIPHOP、R&Bシーンを中心に活躍するシンガーソングライター。メロウで心地よい歌声が高く評価され、空音、変態紳士クラブ、クボタカイ、LUCKY TAPESなどといったアーティストとコラボして注目を集めている。2021年3月に『VIBES』が「J-WAVE SONAR TRAX」に選出されていた。今回は1stアルバム『Mining』収録で、先行配信もされた楽曲『陶芸』で表現した自分らしさについて話してもらった。
kojikoji:『陶芸』は曲調が明るくポップなんですけど、歌詞は日常生活でうまくいかなかったことを書きました。今年の1月、事務所の仲間と京都で陶芸をやったんですけど、そのときに思いついたことを歌詞にしました。
この楽曲で表現した自分らしさですが、曲調はポップだけど歌詞は暗いというところだと思います。外側は明るいけど、内側は暗いというのは自分っぽいなと思うし、歌い方も普段ライブで歌っている感じで、レイドバックするときに熱が帯びるような雰囲気を楽曲に込めました。
曲調が明るくて、歌詞が暗いというところですけど、サビでは<うまい話なんかないねん/陶芸みたくmy丁寧Life>と歌っています。陶芸ってちょっと力を入れ過ぎたり、弱過ぎたりすると、うまく形を作れなくて。人生も少しのズレが大きな歪みになる前に、自分で調整していきながら物事を進めなくちゃいけないなと思うんです。そんな気持ちを陶芸体験と結びつけて歌詞にしました。
今後の楽曲作りですけど、自分で作詞・作曲したのが本当に初めてで、リスナーの皆さんの反応などを見れば、また自分の心境に変化があるんだろうなと思います。そんな中で、もうすでに「次の楽曲はこういう風にしたい」とか、「部屋の中で自然に歌っている感じ」など具体的なイメージも浮かんできています。フェスで音楽を聴いているような雰囲気をそのままアルバム・楽曲にしたい気持ちも出てきているので、これからまたちょっと違った自分を見せられるんじゃないかなって思います。
この楽曲を聴いてくださっている皆さんも、日常でうまくいかないことも多くあると思いますが、この『陶芸』が背中を押せるような曲になればいいなと思っています。
影響を受けたハイエイタス・カイヨーテ。好きなところは…
『陶芸』で初めて作詞・作曲にチャレンジしたというkojikoji。そんな彼女のルーツとなる1曲は?kojikoji:ルーツの1曲で選んだのはHiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)の『Nakamarra』です。ハイエイタス・カイヨーテは中高生くらいのときに好きで聴いていたんですけど、このバンドに行き着く前は、UKバンドにハマっていました。Arctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)なんかを聴いていたんですけど、気分をずーんと、海に沈めてくれるような深い音を鳴らしているのが好きで、その繋がりでハイエイタス・カイヨーテも聴くようになりました。
先日、「フジロックフェスティバル '22」に遊びに行ったんですけど、そこでハイエイタス・カイヨーテを生で観て「やっぱり私、好きだな」と再確認できました。ハイエイタス・カイヨーテは、グルーヴがはちゃめちゃなことになってるけど、めちゃくちゃ気持ちいいんですよね。全員が違うリズムを刻んでいるのにイカしているのがすごく好きで。そういうのが恐らく私が弾き語りをしているとき、楽曲制作をするときに、ちょっと影響してるんじゃないかなって思います。
フジロックで観たことで、あそこまでは難しいと思いますけど、今後の楽曲制作にハイエイタス・カイヨーテっぽさを取り入れられたらと考えるようになりました。秋ごろにツアーをやるんですけど、そのときにハイエイタス・カイヨーテのライブを真似して、コーラスを入れたいなと考えて動いているところです。
若かりし頃にハイエイタス・カイヨーテの楽曲に出会ってハマったというkojikoji。今年のフジロックを経て、今後の彼女のアーティスト像を作り上げる1つの大きな要素となっていきそうだ。
【kojikoji 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
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