Kroiの関 将典(Ba)が、Kroi結成の経緯やニューアルバムへの想いなどを語った。
関が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』(ナビゲーター:櫻井海音)。オンエアは8月19日(金)。
関:自分とドラムの益田と、ギターの長谷部とボーカルの内田はそれぞれ別々で音楽をやっていたんですけど、たまたま内田と長谷部がやっていたバンドのベースが脱退するというタイミングで「ベースを弾いてくれませんか?」というDMが急に自分のところにきて。それで「ドラムの益田も一緒だったらいいよ」ということを言ったら「ぜひ」ということで、最初に4人で結成しました。その1年後ぐらいにキーボードの千葉が後追いで加入したという感じです。
櫻井:初めてDMでやりとりをしてスタジオに入って、という感じだったんですか?
関:そうですね。とりあえず課題曲みたいなの見繕って、それぞれカバーしてきて一緒に合わせてみようと。ジャミロクワイかなにかの曲を合わせたんですけど超グダグダで(笑)。メッチャクチャ下手くそだったんですけどすごく楽しかったので「これはやっていけるな」と。
櫻井:手応えみたいなものというよりは、一緒に音楽をやって楽しかったという感覚が強かったんですね。
関:その当時聴いていた音楽とかも、かなり共通項があったりとか、ルーツ感みたいなところも理解ができるような音楽ジャンルを聴いていたりしたので。一緒にやっていくうえでかなりもってこいの仲間が集まったなという感じですね。
櫻井:ファーストアルバムからの進化やチャレンジみたいなものはありましたか?
関:前回『LENS』というファーストアルバムを出させていただいてから1年ぐらい経っているんです。その間もEPを1枚出させていただいたり、ツアーもさせていただいたりとか、けっこう絶え間なく活動を続けてこられました。そのなかでどれだけ自分たちが成長したかというものが、すごく色濃く出せたアルバムになったんじゃないかなという風に、いまリリースしたタイミングでは思います。
櫻井:リリースのペースみたいなものがわりとタイトですよね。そういう制作のペースだったりというのは、自分たちのなかであるんですか?
関:制作のというよりかは、自分たちはなにもないと本当にダラけるんです(笑)。ライブをしているか制作をしているかしてないと、本当になまけちゃうので、「なにかはしていたい」というのはあって。なので制作の最中ツアーも回るし、ツアーが終わってリリースしたら、また次のものの制作にすぐに取り掛かるみたいな。そういうことをしていたいし、もっといっぱい曲を出したいという考えがあるので、「なにかやらなきゃ」というよりは「やりたくてやっている」という感じですね。
櫻井:いいですね。すごくタイトなタイム感のなかでもちゃんと進化した状態で次の作品に持っていけているというのはうらやましいなと思います。
関:ありがとうございます。
関:うちの楽曲は基本ボーカルの内田がもとのデモを作ってくれて、それを全員でアレンジを詰めていくんですけど、この曲はアルバムのなかで最後にレコーディングした曲で、最後の最後に「リード曲を作ろう」というところで取り掛かりました。すでに収録してある曲はかなり個性が強くて、まとまりがなく感じられたんです。そこで『Drippin' Desert』というリードができたことによって、一気にギュッとまとまった作品に見えるようになったというか。その辺もわりと意識して内田は作曲してくれたみたいで「最後にまとめる曲を作りたい」と。それがしっかりできた楽曲になったんじゃないかなと思っています。
櫻井:関さん的に「このフレーズにこだわった」「聴いてもらいたい」というポイントはありますか?
関:この曲はデモをもらってから1週間でミックスまで終わらせたんです。
櫻井:すごいですね。
関:デモをもらった2日後が本REC(収録)の日で。
櫻井:えー!
関:だから本当に、あまりフレーズを詰めていたときの記憶がなくて(笑)。2日間マジで、寝ずにずっとベースを触っていたんで。でもいま思うと、けっこうテーマになっているようなリフレインのフレーズがベースにおいてはあるんですけど、それをどれだけキープするかというところだったりとか、グルーヴの一定感みたいなものがこの楽曲においては芯になっています。ベースが常にグルーヴをキープすることによって周りの楽器が変化をつけたときに、よりそれが強く見えるというか輝かせられるみたいなところがある楽曲じゃないかなと思います。
櫻井:すごくかわいいジャケットですね。
関:メチャクチャ自信作というか、自分たちもお気に入りのジャケになってまして。今回コラージュアーティストのあそたさんと、デザイナーのRakさんにお手伝いいただいて作りました。「 “名盤感”あるジャケにしたいね」という話をみんなでして、こういう仕上がりになりました。
櫻井:いいですね。歌詞カードにもこだわられたんですよね。
関: Rakさんと話を進めていくなかで、ページを送るごとにどんどん「耳打ちしている人」の数が増えていくデザインになっているんです。そのうえで歌詞を音の波形に見えるように並べさせていただいていて。デザインを文字の配列までこだわれたというのは個人的にはうれしいポイントというか、満足するポイントになったかなと思っています。
櫻井:すごくステキです。最初に開いたときにインパクトもあるし、ページをめくっていくごとに「耳打ちしている人」が増えていくというかわいさと、オシャレさがあって、見ても楽しめるアルバムだなと思いました。
8月26日(金)のオンエアでも、引き続き関が登場した。radikoで9月2日まで楽しむことができる。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220826223000
“いま聴くべき音楽” に特化した SONAR MUSIC 完全連動プログラム『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』の放送は毎週金曜日の22時30分から。
関が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』(ナビゲーター:櫻井海音)。オンエアは8月19日(金)。
きっかけはSNSのダイレクトメッセージ
Kroiは2018年に結成された5人組バンド。メンバーは関のほか、内田怜央(Gt/Vo)、長谷部悠生(Gt)、益田英知(Dr)、千葉大樹(Key)。メンバーが集まったきっかけはInstagramのDMだったという。関:自分とドラムの益田と、ギターの長谷部とボーカルの内田はそれぞれ別々で音楽をやっていたんですけど、たまたま内田と長谷部がやっていたバンドのベースが脱退するというタイミングで「ベースを弾いてくれませんか?」というDMが急に自分のところにきて。それで「ドラムの益田も一緒だったらいいよ」ということを言ったら「ぜひ」ということで、最初に4人で結成しました。その1年後ぐらいにキーボードの千葉が後追いで加入したという感じです。
櫻井:初めてDMでやりとりをしてスタジオに入って、という感じだったんですか?
関:そうですね。とりあえず課題曲みたいなの見繕って、それぞれカバーしてきて一緒に合わせてみようと。ジャミロクワイかなにかの曲を合わせたんですけど超グダグダで(笑)。メッチャクチャ下手くそだったんですけどすごく楽しかったので「これはやっていけるな」と。
櫻井:手応えみたいなものというよりは、一緒に音楽をやって楽しかったという感覚が強かったんですね。
関:その当時聴いていた音楽とかも、かなり共通項があったりとか、ルーツ感みたいなところも理解ができるような音楽ジャンルを聴いていたりしたので。一緒にやっていくうえでかなりもってこいの仲間が集まったなという感じですね。
成長を色濃く出せたニューアルバム
Kroiは7月にセカンドアルバム『telegraph』をリリースした。櫻井:ファーストアルバムからの進化やチャレンジみたいなものはありましたか?
関:前回『LENS』というファーストアルバムを出させていただいてから1年ぐらい経っているんです。その間もEPを1枚出させていただいたり、ツアーもさせていただいたりとか、けっこう絶え間なく活動を続けてこられました。そのなかでどれだけ自分たちが成長したかというものが、すごく色濃く出せたアルバムになったんじゃないかなという風に、いまリリースしたタイミングでは思います。
櫻井:リリースのペースみたいなものがわりとタイトですよね。そういう制作のペースだったりというのは、自分たちのなかであるんですか?
関:制作のというよりかは、自分たちはなにもないと本当にダラけるんです(笑)。ライブをしているか制作をしているかしてないと、本当になまけちゃうので、「なにかはしていたい」というのはあって。なので制作の最中ツアーも回るし、ツアーが終わってリリースしたら、また次のものの制作にすぐに取り掛かるみたいな。そういうことをしていたいし、もっといっぱい曲を出したいという考えがあるので、「なにかやらなきゃ」というよりは「やりたくてやっている」という感じですね。
櫻井:いいですね。すごくタイトなタイム感のなかでもちゃんと進化した状態で次の作品に持っていけているというのはうらやましいなと思います。
関:ありがとうございます。
リードトラックへの想い
番組では『telegraph』のなかから『Drippin' Desert』をオンエア。関が、この曲に込めたメンバーの想いを語った。Kroi - Drippin' Desert [Official Video] #Kroi_telegraph
櫻井:関さん的に「このフレーズにこだわった」「聴いてもらいたい」というポイントはありますか?
関:この曲はデモをもらってから1週間でミックスまで終わらせたんです。
櫻井:すごいですね。
関:デモをもらった2日後が本REC(収録)の日で。
櫻井:えー!
関:だから本当に、あまりフレーズを詰めていたときの記憶がなくて(笑)。2日間マジで、寝ずにずっとベースを触っていたんで。でもいま思うと、けっこうテーマになっているようなリフレインのフレーズがベースにおいてはあるんですけど、それをどれだけキープするかというところだったりとか、グルーヴの一定感みたいなものがこの楽曲においては芯になっています。ベースが常にグルーヴをキープすることによって周りの楽器が変化をつけたときに、よりそれが強く見えるというか輝かせられるみたいなところがある楽曲じゃないかなと思います。
ジャケットにもこだわり
櫻井は『telegraph』のジャケットにも注目。関はアルバムのビジュアル面へのこだわりについて語った。櫻井:すごくかわいいジャケットですね。
関:メチャクチャ自信作というか、自分たちもお気に入りのジャケになってまして。今回コラージュアーティストのあそたさんと、デザイナーのRakさんにお手伝いいただいて作りました。「 “名盤感”あるジャケにしたいね」という話をみんなでして、こういう仕上がりになりました。
櫻井:いいですね。歌詞カードにもこだわられたんですよね。
関: Rakさんと話を進めていくなかで、ページを送るごとにどんどん「耳打ちしている人」の数が増えていくデザインになっているんです。そのうえで歌詞を音の波形に見えるように並べさせていただいていて。デザインを文字の配列までこだわれたというのは個人的にはうれしいポイントというか、満足するポイントになったかなと思っています。
櫻井:すごくステキです。最初に開いたときにインパクトもあるし、ページをめくっていくごとに「耳打ちしている人」が増えていくというかわいさと、オシャレさがあって、見ても楽しめるアルバムだなと思いました。
8月26日(金)のオンエアでも、引き続き関が登場した。radikoで9月2日まで楽しむことができる。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220826223000
“いま聴くべき音楽” に特化した SONAR MUSIC 完全連動プログラム『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』の放送は毎週金曜日の22時30分から。
番組情報
- PIA SONAR MUSIC FRIDAY
-
毎週金曜22:30-23:00