「ライブ会場BGM」ってどう決めてるの? OKAMOTO’S、奇妙礼太郎、Kroi、People 1の場合

ライブ会場で流している会場BGMのこだわりを、Kroi・内田怜央、奇妙礼太郎、People 1・Deu、OKAMOTO’S・オカモトショウが語った。

4人がコメントで登場したのはJ-WAVEで放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは8月2日(水)。

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再生は2023年8月9日まで

Kroi・内田怜央「グループLINEでプレイリストを作る」

ライブ会場で開演前に流れているBGMにアーティストたちはどんなこだわりを持って選曲しているのか。

まずKroiのボーカル・内田怜央がコメントを寄せた。

内田:Kroiは各メンバーがおのおの最近聴いている曲だったり、会場BGMで流したい曲を3曲ずつグループLINEに貼ってプレイリストを作っています。だからそんなに打ち合わせなく決めていってる感じではありますね。こだわっているところは、テーマを最近設けてプレイリストを作ってるんです。例えば80年代とか70年代とか、時代を決めてその時代で好きな曲とか今流したい曲とかを選んでみんなで寄せ集めてプレイリストを作るという感じですね。本当に今好きな曲とかを入れるので、我々が「IDOLY PRIDE」っていうソーシャルゲームにハマってたときには、その楽曲がめちゃくちゃ会場BGMに流れるみたいなことがあったので、洋楽・邦楽問わず自分たちの好きな曲を流しています。

では、Kroiのメンバーは開演前の時間でどんな空気を作りたいと思っているのだろうか。

内田:本当に大事な時間というか、みんなのライブの興奮度を高めていく時間だと思っているので大事にしていきたいと思っているんですけど、最近は「影アナウンス」という注意事項を読み上げるものを自分たちで作って流していて、普段あんまり固い感じでしゃべらない人間たちなの、で半笑いの、ちょっとふざけた感じになっちゃってるんですけど、そういったところでも我々のライブのアットホーム感みないなのをしっかり演出できればいいなと思いながら作っています。具体的に会場BGMにしている楽曲としては、最近だとドラマーのネイト・スミスのライブをみんなで観に行ったりとかして、『Skip Step』っていう曲とか。あと、自分が選んだところだと、『Just Like You』っていう、スラム・ヴィレッジとドラマティックスとラリー・ジューンの最近の楽曲なんですけど、めちゃくちゃビートがカッコよくて最高の楽曲で、これ会場で流れてたら俺がブチ上がるなって思って入れたりしてます。

ポッドキャスト番組を流す奇妙礼太郎

続いて、奇妙礼太郎が会場BGMについて語った。

奇妙:先日、東京キネマ倶楽部でアルバムのリリースイベントがありまして、そこで聴いていただいていたのは、僕はSundayカミデさんと2人で『おかしなふたり』というポッドキャスト、これは2人で話をずっとしているんですが、それをライブが始まる前のBGMとして来ていただいたみなさんに聴いていただいておりました。



奇妙:基本的には会場のBGMは音楽だと思うんですが、その日はなんだかそういう気分だったのでポッドキャストを聴いていただいて、ときおり笑い声なんかも聴こえたりしていいなと思っていました。前回のバンドツアーでは自分もプレイリストも作って聴いていただいたりしたんですが、会場にはSundayカミデさんやヒコロヒーさんなど、いろいろな人にプレイリストを作っていただいて、それをいろんな会場で聴いていただいておりました。選曲について、ツアーのBGMを作ったときは、その頃に聴いている音楽とか昔からずっと聴いてる好きな曲、共演をした方の曲とかをかけてますね。好きな人やよく聴く方の曲をかけてるっていうのが基本的なことですね。

BGMを選ぶとき、奇妙はどんなことにこだわったり気をつけてたりしているのだろうか。

奇妙:あんまり自分自身の曲は入れないです。結構難しいですよね。曲の流れとかいろいろありますから、本業でDJをしていることも全然ないので、自分でプレイリストのいい感じの流れじゃないかなっていうのは何となくは気にしてますけど。



奇妙:その場にいること自体を楽しんでもらえたらうれしいなっていう気持ちがあるので、曲をかけるっていうのはラジオとか街で流れてくる音楽みたいに、知らないけどこれ素敵だなと思って、一緒にいる人に「この曲知ってる?」「誰だろう」とか聞くの、自分だけだと好みが偏ったりするので新しい音楽と出会えるチャンスでもありますから、いろんな曲をかけたいなと思ってたりもしています。

People 1・Deu「明確な意図を持った遊び心」

People 1のボーカル・Deuも会場BGMについてコメントを寄せた。

Deu:僕らは今までワンマンツアーを4回くらい開催していて、最初の2回に関しては単純に僕がBGMを選んでいて。当時好きだった曲だったり、聴いて欲しい曲とか、ツアーの中心になってる曲のリファレンスになったような昔の曲だったりとかを流していました。だいたい開演前に日本語の歌詞の曲を、終わった後に英語詞の曲を流すような感じでやってたんですけど、最近の2回に関してはもうちょっと踏み込んだ遊びを入れていて、去年の秋冬に僕らは「嘘だらけのPEOPLE 1」というタイトルのツアーを行ったんですけど、これがちょっと名前の通り嘘だったりとかをテーマにしているツアーだったので、ホアキン・フェニックスの映画『ジョーカー』の劇中歌を開演前オンリーで流していて、ビー・ジーズの『I Started a Joke』という曲で幕が上がって、僕らの「嘘だらけのPEOPLE 1」というライブが始まって、終わったらフランク・シナトラの『That's Life』が流れるっていう遊びをしていました。なんでこの映画かっていうと、ちょっと通ずるところがあったというか。ああいうポップさがいいなと思ってそうしていて。

春に行なったツアー「PEOPLE SAVE THE F×××ING WORLD」は攻撃的なライブにしたいと思っていたため、このツアーでは「曲の意味とかじゃなくて、ガワに注目した」と話す。

Deu:最近、春に行った「PEOPLE SAVE THE F×××ING WORLD」っていうツアーでは攻撃的なライブにしようかなと思っていたので、そっちとかは逆に曲の意味とかじゃなくて側に注目しまして、BPMがすごく遅いところから始まって、最終的には200を越えて、どんどんBPMが速くなって僕らのライブが始まるっていう、BPM上がるプレイリストが流れていました。それで始まって終わった後は、「PEOPLE SAVE THE F×××ING WORLD」ってタイトルだったので、スキータ・デイヴィスの『The End of the World』とミッシェル・ガン・エレファントの『世界の終わり』が流れて、世界は終わったんだってところでライブが終わるというちょっとした遊びを入れてみました。本当はお客さんとして行くときは正直知ってる曲が流れたらいちばん暇しないというか(笑)、楽しいとは思うので本当に申し訳ない、みんなごめんっていう気持ちでそういうわけわからないことをしています。ほとんど自己満ですけど。これからも明確な意図を持って遊び心を加えて行きたいと思っています。

OKAMOTO'Sの定番BGMは?

最後に、OKAMOTO'Sのボーカル・オカモトショウが会場BGMについてコメントを寄せた。

オカモトショウ:OKAMOTO'Sに関してはツアーごとに例えば「今回のツアーは自分たちが懐かしいと思う曲をメンバー4人で4曲ずつ選ぼうか」とか、「今サポートで入ってくれているBRIAN SHINSEKAIに全部任せよう」とか、「(オカモト)レイジがこの間いいDJやってそのときのミックスがあるからそれにしよう」とか、ツアーごとにって感じで1回のツアーで同じBGMを持って回るみたいなことが多いです。自分たちのライブへの流れは、俺たちの基本的な考え方は「ちょっと懐かしい曲を選ぼう」とかそういうときはロックっぽいのを入れますけど、基本的にはバンドのライブが始まったらそのときが喜びのピークであり、音量的にも迫力もピークがきたらいいなと思っていて。お客さんが入ってくるとき、出るときのBGMはもうちょっとライトなものだったりとか、古い音源とか、ドラムの音が小さいやつとか、そういうほうが耳も疲れなくていいんじゃないかな。

こうしたBGM選びの基準は、OKAMOTO'Sがホームにしているライブハウス・新宿のred cloth(紅布)のポリシーに影響されたと語るオカモトショウ。red clothではジャンゴ・ラインハルト『Minor Swing』が会場BGMとして使われており、「会場BGMといえば、この曲がしっくりくる」と話す。

オカモトショウ:俺たち的にはしっくりきすぎて、これ流すとred clothでライブする気持ちになっちゃうので、自分たちのライブのときは選んでないんですけど。シドニー・ベシェの『Petite Fleur』とか、スリム・ハーポとかリトル・ウォルターとか、あとはブルースっぽいものとかプロフェッサー・ロングヘアのニューオリンズっぽい昔の曲とか、このあたりがなんとなく俺たちの定番の会場BGMかなと思ってます。



J-WAVE『SONAR MUSIC』は、月~木の22:00-24:00にオンエア。
radikoで聴く
2023年8月9日28時59分まで

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番組情報
SONAR MUSIC
月・火・水・木曜
22:00-24:00

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