Ayumu Imazuが音楽のルーツや楽曲制作、新作『Pixel』について語った。
Ayumu Imazuが登場したのはJ-WAVE(81.3FM)×「MUSIC FUN !」連動企画である、深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』。“すごい”音楽をつくるクリエイターが“WOW”と思ういい音楽とは? 毎月1人のクリエイターがマンスリープレゼンターとして登場し、ゲストとトークを繰り広げる番組だ。
8月のマンスリープレゼンターはNovel Coreが務める。8月6日(土)のオンエアでは、Ayumu Imazuがゲストとして登場した。
Ayumu Imazuは8月10日(水)にファーストフルアルバム『Pixel』リリースした。
Novel Core:ダンスをやったきっかけって何だったんですか。
Ayumu Imazu:6歳の頃っていろんなスポーツとかを体験する時期じゃないですか。僕、サッカーとかスポーツをやらされたときに全然ダメで、お母さんが地元の小さいダンススタジオに連れてってくれて、そこで唯一ダンスが得意だったというか、自然体でできたのでそのまま続けましたね。
Novel Core:スポーツ苦手なのが意外ですね。俺はバスケ少年で、逆にダンスが全くやってこなくて。中学の3年間だけバスケをやってて、でも球技がどちらかというと得意だったので。ダンスから音楽に興味を持ったということですけれど、そこからどういう流れで曲を作ることになったんですか?
Ayumu Imazu:6歳でダンスをやって、歌のレッスンとかを受け始めて、でもそのときも自分の曲を書きたいとかいう願望はなくて、2014年のスーパーボールでブルーノ・マーズがパフォーマンスをしてるのを見て、あれは超衝撃で。あれを見てからそういう人になりたいと思って、自分の表現したいものとかを考えるようになりましたね。
Novel Core:あのときのブルーノ・マーズはヤバいですよね。
Ayumu Imazu:歌って踊って楽器弾いて。全部見せられて。あそこから今している活動をしたいなって思うようになりました。
Ayumu Imazuは14歳で渡米を経験する。
Ayumu Imazu:ずっと世界で活躍できるアーティストになりたいっていうのがあったので、本場のアメリカでエンタテインメントを学びたいっていう気持ちで留学しました。
Novel Core:渡米中はどんな活動をしていたんですか。
Ayumu Imazu:ダンスレッスンとかボーカルレッスン、それにプラスして毎日中学も行って、たまに空き時間とかで路上ライブとかもやってて。
Novel Core:へえ。
Ayumu Imazu:なので冬のニューヨークでギターを持って、公園とか駅の中でやってたんですよ。
Novel Core:めちゃくちゃいい。僕はラップを始めたのが15歳くらいのときなんですけど、そこから17歳くらいまで路上パフォーマンスを渋谷のTSUTAYA前のところでずっとやってて。日本のストリートパフォーマンスと海外のそれこそニューヨークとかのストリートパフォーマンスってちょっと形態も違うと思うんですけど、向こうってどんな感じでした?
Ayumu Imazu:日本って(ストリートパフォーマンスをするのは)知名度を上げたいからっていうのが結構あるじゃないでうすか。
Novel Core:そうですね。
Ayumu Imazu:アメリカだと知名度を上げたくて路上ライブをやっているって人よりはどちらかというと、お金が稼ぎたかったり、シンプルに歌いたいとか、自由なので。だから雰囲気は全然違いますよね。
Ayumu Imazu:ダンス曲を作るってなると、やっぱりサウンドで聴いちゃうというか。歌詞とかも心地いいサウンドで聴きたいっていうのがいちばん自分の中のメインであるので、メロディーラインを決めてそれを歌いやすい口のかたちにパズルみたいに歌詞をはめていくみたいな。(Novel)Coreくんはどっちですか?
Novel Core:僕はDTMとかができない分、頭の中で先にインスピレーションというか、テーマみたいなものがある程度決まってから、プロデューサーとメロディーラインから一緒に作っていく感じですね。
Ayumu Imazu:歌詞のイメージもある程度世界観はあって?
Novel Core:世界観はあるけど、最初のレコーディングのときはセッションでトラックメーカーとかプロデューサーとトラックの骨組みを作っていくところから、ああだのこうだの、コード感はどうだのっていいながら作っていって、ある程度トラックの原型が見えてタイミングでブースに立たせてもらって、フリースタイルで宇宙語みたいな感じでメロディーにトップライン入れたりとか。
Ayumu Imazu:ここでこれくらいのワードきたら気持ちいいよね、みたいな。
Novel Core:そうです。ほぼフィーリングで入れるって感じですね。もともとラップとかもフリースタイルでやってたのもあって、そういう即興な曲を作っていくほうが自分は結構多くて。
Ayumu Imazu:僕、即興ダメなんですよ。だからよくトラックがある程度できたら「ちょっと適当に歌っといて」っていうのが苦手なんです。ちゃんと考えたい人なので。だから即興はすごいですね。
さらに楽曲制作について深堀りすると、Ayumu Imazuは「特にコード感にこだわる」という。
Ayumu Imazu:面白いコードがめちゃくちゃ好きなので、そのコードに完璧に合うようなメロディーラインが絶対にどこかにあるので、それを突き詰めるまでメロディーラインを探すって感じですね。
Novel Core:なるほど。衝動的っていうよりかは、理性的に音楽理論にのっとって作っていく感じもあるってことですね。
Ayumu Imazu:そうですね。そこはバランスよくしてるんですけど、ちょっとでも聴いていて「何か気持ち悪いな」っていうのがあればすぐに変えたりしますね。
そんなAyumu Imazuは、これまでに制作した楽曲の中で、いちばん印象に残った曲に『破片』をあげた。
Ayumu Imazu:この曲のサビは10分とかでできて、ギターとかでメロディーラインもできて、歌詞もそのときすぐにバッとでてきたんですよ。今、採用されているやつが。それを動画にのせて1年ちょっと後にリリースまで持って行けたんですけど、曲の完成の仕方が今までにはない、サビだけあって、ワンマンのライブで初めてフルで披露したときがあったからフルバージョンを作って。それじゃ納得できなかったから、Aメロもガラッと変えて。だから曲がどんどん進化していった感じですね。
Novel Core:新しいタイプですね。
Ayumu Imazu:これからも、めったにないと思うんですけど。やっぱり『破片』は印象に残っていますね。
Novel Core:ファーストアルバムということですけど、今の率直な気持ちは。
Ayumu Imazu:本当に楽しみですね。隠れ名曲になってほしい曲とかあったり、一つひとつの曲の思い出があるので、リリースしたときにどんな感じになるんだろうって。そういうのは楽しみですね。
Novel Core:ファーストアルバムって人生で1回しか当然無いから、ファンのみんなの反応だったりとかも楽しみですよね。『Pixel』ってタイトルに込められた意味を教えてもらいたいんですけど。
Ayumu Imazu:まずこのアルバム自体がメジャーデビューを去年の8月にして、ちょうど1年後に出すアルバムなんですけど、メジャーデビューからいろんな方向性だったりいろんな狙いを持った楽曲を制作してきて。いろんな挑戦をしてきた中で最後の最後に今回のアルバムのリード曲『Over You』とか『Tangerine』とどっちもダンス曲になっていて、自分の軸を取り戻したじゃないですけど、原点に戻っていた感じがしていて。
直訳すると「画素」の意味を持つ、Pixelというタイトル。Ayumu Imazuは「軸の部分になるピクセル、そのパーツがちゃんときれいになっていないと、遠くから見たときにぼやけたり伝わらなかったりする」と語る。
Ayumu Imazu:そういう考え事をすることが多くて、今回のその原点に戻ってきたっていう軸もそうですし、11曲の1曲1曲にこだわりをもって磨きをかけて一つひとつのピースに魂を込めてやったからこそ11曲集まったときにきれいに見えるっていう意味合いで『Pixel』にしました。
Novel Core:なるほど。まさにアルバムって感じですよね。
最後に「音楽で今後チャレンジしたいことは?」とNovel Coreに質問されたAyumu Imazuは「今までいろんな曲を作ろうと思っていたけど、最近は自分が得意としているダンスミュージックだったり、そういうジャンルに絞ってそこを極めたい」と語った。
番組では他にも、Ayumu Imazuがアルバム『Pixel』の収録曲『Over You』について語る場面や、普段のインスピレーションのインプット方法を語る場面もあった。
Ayumu Imazuの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『WOW MUSIC』はJ-WAVEで土曜24時-25時にオンエア。また、『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。
・『MUSIC FUN !』のYouTubeページ
https://www.youtube.com/c/musicfun_jp
Ayumu Imazuが登場したのはJ-WAVE(81.3FM)×「MUSIC FUN !」連動企画である、深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』。“すごい”音楽をつくるクリエイターが“WOW”と思ういい音楽とは? 毎月1人のクリエイターがマンスリープレゼンターとして登場し、ゲストとトークを繰り広げる番組だ。
8月のマンスリープレゼンターはNovel Coreが務める。8月6日(土)のオンエアでは、Ayumu Imazuがゲストとして登場した。
Ayumu Imazuは8月10日(水)にファーストフルアルバム『Pixel』リリースした。
ブルーノ・マーズに衝撃を受けて…
まず、Novel CoreはAyumu Imazuの音楽ルーツを訊いた。Ayumu Imazu は6歳のときにダンスを始め、そこで初めてちゃんと音楽に触れたと語る。Novel Core:ダンスをやったきっかけって何だったんですか。
Ayumu Imazu:6歳の頃っていろんなスポーツとかを体験する時期じゃないですか。僕、サッカーとかスポーツをやらされたときに全然ダメで、お母さんが地元の小さいダンススタジオに連れてってくれて、そこで唯一ダンスが得意だったというか、自然体でできたのでそのまま続けましたね。
Novel Core:スポーツ苦手なのが意外ですね。俺はバスケ少年で、逆にダンスが全くやってこなくて。中学の3年間だけバスケをやってて、でも球技がどちらかというと得意だったので。ダンスから音楽に興味を持ったということですけれど、そこからどういう流れで曲を作ることになったんですか?
Ayumu Imazu:6歳でダンスをやって、歌のレッスンとかを受け始めて、でもそのときも自分の曲を書きたいとかいう願望はなくて、2014年のスーパーボールでブルーノ・マーズがパフォーマンスをしてるのを見て、あれは超衝撃で。あれを見てからそういう人になりたいと思って、自分の表現したいものとかを考えるようになりましたね。
Novel Core:あのときのブルーノ・マーズはヤバいですよね。
Ayumu Imazu:歌って踊って楽器弾いて。全部見せられて。あそこから今している活動をしたいなって思うようになりました。
Ayumu Imazuは14歳で渡米を経験する。
Ayumu Imazu:ずっと世界で活躍できるアーティストになりたいっていうのがあったので、本場のアメリカでエンタテインメントを学びたいっていう気持ちで留学しました。
Novel Core:渡米中はどんな活動をしていたんですか。
Ayumu Imazu:ダンスレッスンとかボーカルレッスン、それにプラスして毎日中学も行って、たまに空き時間とかで路上ライブとかもやってて。
Novel Core:へえ。
Ayumu Imazu:なので冬のニューヨークでギターを持って、公園とか駅の中でやってたんですよ。
Novel Core:めちゃくちゃいい。僕はラップを始めたのが15歳くらいのときなんですけど、そこから17歳くらいまで路上パフォーマンスを渋谷のTSUTAYA前のところでずっとやってて。日本のストリートパフォーマンスと海外のそれこそニューヨークとかのストリートパフォーマンスってちょっと形態も違うと思うんですけど、向こうってどんな感じでした?
Ayumu Imazu:日本って(ストリートパフォーマンスをするのは)知名度を上げたいからっていうのが結構あるじゃないでうすか。
Novel Core:そうですね。
Ayumu Imazu:アメリカだと知名度を上げたくて路上ライブをやっているって人よりはどちらかというと、お金が稼ぎたかったり、シンプルに歌いたいとか、自由なので。だから雰囲気は全然違いますよね。
完璧に合うメロディーラインが絶対にある
続いては楽曲制作の話題に。Novel Coreは「作曲と作詞はどちらを先に作るか?」とAyumu Imazuに質問すると、曲によると前置きしながらも「作曲が先のほうが断然多い」とコメントする。Ayumu Imazu:ダンス曲を作るってなると、やっぱりサウンドで聴いちゃうというか。歌詞とかも心地いいサウンドで聴きたいっていうのがいちばん自分の中のメインであるので、メロディーラインを決めてそれを歌いやすい口のかたちにパズルみたいに歌詞をはめていくみたいな。(Novel)Coreくんはどっちですか?
Novel Core:僕はDTMとかができない分、頭の中で先にインスピレーションというか、テーマみたいなものがある程度決まってから、プロデューサーとメロディーラインから一緒に作っていく感じですね。
Ayumu Imazu:歌詞のイメージもある程度世界観はあって?
Novel Core:世界観はあるけど、最初のレコーディングのときはセッションでトラックメーカーとかプロデューサーとトラックの骨組みを作っていくところから、ああだのこうだの、コード感はどうだのっていいながら作っていって、ある程度トラックの原型が見えてタイミングでブースに立たせてもらって、フリースタイルで宇宙語みたいな感じでメロディーにトップライン入れたりとか。
Ayumu Imazu:ここでこれくらいのワードきたら気持ちいいよね、みたいな。
Novel Core:そうです。ほぼフィーリングで入れるって感じですね。もともとラップとかもフリースタイルでやってたのもあって、そういう即興な曲を作っていくほうが自分は結構多くて。
Ayumu Imazu:僕、即興ダメなんですよ。だからよくトラックがある程度できたら「ちょっと適当に歌っといて」っていうのが苦手なんです。ちゃんと考えたい人なので。だから即興はすごいですね。
さらに楽曲制作について深堀りすると、Ayumu Imazuは「特にコード感にこだわる」という。
Ayumu Imazu:面白いコードがめちゃくちゃ好きなので、そのコードに完璧に合うようなメロディーラインが絶対にどこかにあるので、それを突き詰めるまでメロディーラインを探すって感じですね。
Novel Core:なるほど。衝動的っていうよりかは、理性的に音楽理論にのっとって作っていく感じもあるってことですね。
Ayumu Imazu:そうですね。そこはバランスよくしてるんですけど、ちょっとでも聴いていて「何か気持ち悪いな」っていうのがあればすぐに変えたりしますね。
そんなAyumu Imazuは、これまでに制作した楽曲の中で、いちばん印象に残った曲に『破片』をあげた。
Novel Core:新しいタイプですね。
Ayumu Imazu:これからも、めったにないと思うんですけど。やっぱり『破片』は印象に残っていますね。
一つひとつのピースに魂を込めた『Pixel』
Ayumu Imazuは8月10日(水)にファーストフルアルバム『Pixel』リリースした。Novel Core:ファーストアルバムということですけど、今の率直な気持ちは。
Ayumu Imazu:本当に楽しみですね。隠れ名曲になってほしい曲とかあったり、一つひとつの曲の思い出があるので、リリースしたときにどんな感じになるんだろうって。そういうのは楽しみですね。
Novel Core:ファーストアルバムって人生で1回しか当然無いから、ファンのみんなの反応だったりとかも楽しみですよね。『Pixel』ってタイトルに込められた意味を教えてもらいたいんですけど。
Ayumu Imazu:まずこのアルバム自体がメジャーデビューを去年の8月にして、ちょうど1年後に出すアルバムなんですけど、メジャーデビューからいろんな方向性だったりいろんな狙いを持った楽曲を制作してきて。いろんな挑戦をしてきた中で最後の最後に今回のアルバムのリード曲『Over You』とか『Tangerine』とどっちもダンス曲になっていて、自分の軸を取り戻したじゃないですけど、原点に戻っていた感じがしていて。
直訳すると「画素」の意味を持つ、Pixelというタイトル。Ayumu Imazuは「軸の部分になるピクセル、そのパーツがちゃんときれいになっていないと、遠くから見たときにぼやけたり伝わらなかったりする」と語る。
Ayumu Imazu:そういう考え事をすることが多くて、今回のその原点に戻ってきたっていう軸もそうですし、11曲の1曲1曲にこだわりをもって磨きをかけて一つひとつのピースに魂を込めてやったからこそ11曲集まったときにきれいに見えるっていう意味合いで『Pixel』にしました。
Novel Core:なるほど。まさにアルバムって感じですよね。
最後に「音楽で今後チャレンジしたいことは?」とNovel Coreに質問されたAyumu Imazuは「今までいろんな曲を作ろうと思っていたけど、最近は自分が得意としているダンスミュージックだったり、そういうジャンルに絞ってそこを極めたい」と語った。
番組では他にも、Ayumu Imazuがアルバム『Pixel』の収録曲『Over You』について語る場面や、普段のインスピレーションのインプット方法を語る場面もあった。
Ayumu Imazuの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『WOW MUSIC』はJ-WAVEで土曜24時-25時にオンエア。また、『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。
・『MUSIC FUN !』のYouTubeページ
https://www.youtube.com/c/musicfun_jp
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2022年8月13日28時59分まで
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番組情報
- WOW MUSIC
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毎週土曜24:00-25:00