TENDRE、冨田ラボと仕事をした感想は？

TENDREが最新チャートを追いながら、曲に関するエピソードなどを語った。

TENDREが登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』（ナビゲーター：クリス・ペプラー）。オンエアは7月24日（日）。TENDREの新曲『LIGHT HOUSE』はこの日の同番組では9位にランクインした。

TENDREは9月18日（日）、「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO ～Best Music & Market」の、代々木第二体育館への出演も決定している。

・「INSPIRE TOKYO」公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/special/inspire2022/?jw_ref=ist22_jnw

鳥取砂丘で撮影されたMV

TENDREはこの日、茨城県ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園で開催中の「LuckyFM Green Festival」に出演するためリモートでの出演となった。

クリス：現地の様子はどうですか？

TENDRE：意外と涼しい風が吹いていて、いまはすごしやすい感じです。

クリス：お客さんの雰囲気はどんな感じですか？

TENDRE：みなさんピースフルに楽しんでいそうです。バックヤードも今日はヒップホップの方がわりと多くて、みんなわきあいあいと平和な感じがします。

クリス：TENDREの新曲『LIGHT HOUSE』は、砂丘でミュージックビデオを撮影されたそうですが、これはなぜ砂丘に？

TENDRE：広大な大地に行きたいという僕の欲望が最近あって。森か山か湖か……でも砂丘って行ったことないなということで。自然の素晴らしさを感じたいというところで、今回は砂丘をあえて選びました。

クリス：なるほど。その場所は？

TENDRE：鳥取砂丘です。

クリス：砂丘と言えば鳥取ですよね。リアル『デューン』（映画「デューン 砂の惑星」）ですからね。

TENDRE：本当に。気持ちいい場所でした。「なにもない」というところがよかったです。

クリス：これはいつ撮影されたんですか？

TENDRE：6月の後半ぐらいに撮って。朝3時入りとかでしたね。

クリス：ゲッ！　砂漠は日が上がらないと寒いですが、どうでしたか？

TENDRE：日の出を狙っていたので、ちょっと肌寒かったんですけど。天気よかったんですけど、写真で撮るとおぞましいほどの真っ赤な朝日が出ていて。すごく神秘的な場所でした。

注目していた2人組がランクイン

TENDREはクリスとともに『TOKIO HOT 100』のランキングを追うことに。まずは30位から21位のランキング曲をチェックした。

クリス：TENDRE的に気になった曲はあります？

TENDRE：DOMi & JD BECKという2人組で、フィーチャリングがAnderson .Paakの『TAKE A CHANCE』ですね。

クリス：なぜこの曲をセレクトしたんですか？

TENDRE：僕はSNSでけっこう前から2人をずっとチェックしていたんです。ここ最近、いろいろなアーティストが気になっていて出てきた感じがして、このランキングに入っているのも個人的に熱いと思って選んじゃいました。

クリス：DOMiなんかは特に女性版Louis Coleな。容姿もLouis Coleっぽくて派手ですよね。

TENDRE：派手だしミステリアスな感じが2人のすごくいい演出になっているというか。すごく気に入っているアーティストです。

番組では『TAKE A CHANCE』をオンエアした。

クリス：たぶんTENDREだったらこの曲だろうなと僕は思ってました。

TENDRE：まさに。ありがとうございます。

クリス：プレイヤーのDOMiはバークリー音楽大学出身で、JD BECKもErykah Baduのバックで叩いていました。Anderson .Paakとの接点がSilk Sonicの『Skate』に参加したということですけれども。こう聴いていると何気ないですけどドラムがすごいですよね。

TENDRE：メチャクチャすごいです。なんだけど、たとえばLouis Coleらしさとかもあるんです。でも毎回ハッとさせてくれる感じが2人にはあるというか、そこが好きなポイントです。

クリス：僕は彼らがYouTubeでジャムしているところばかりしか観てなくて（笑）。

TENDRE：あとThundercatとよくセッションをやっていたりとか、Ariana Grandeがそこに参入して入って一緒にやっているとか。たぶんみんな、この2人がすごく好きなんだなというのが伝わってくるんです。いいですよね。

クリス：最近Zジェネレーションのジャズ寄りのミュージシャンが台頭していますよね。

TENDRE：海外もそうですし、日本もそういう感じが出始めてきているので、その辺はシンパシーを感じるものがあったりします。

クリス：ニュージャズイコールニューポップスみたいなところですかね？

TENDRE：テクニックをみんながどんどん吸収したりだったりとか、ワクワクするものが増えてきているのかな？　という気がします。

プロデューサーの大先輩との共演

続いて20位から11位のランキング曲をチェックした2人。TENDREが注目したのは19位にランクインした冨田ラボの『煙たがられて feat. 細野晴臣』だった。



TENDRE：僕が（『煙たがられて』の）コーラスをしているんです。

クリス：そうなんだ。

TENDRE：細野さんがメインで歌ってらして、コーラス隊が4人ぐらいなんですけど、そこに参加できたというのもあって、ランクインしているのは熱いって感じでした。

クリス：細野さんとは初共演ですか？

TENDRE：そうですね。実際にお会いすることはできなかったんですけど。

クリス：一緒ではなかった、なるほど。

TENDRE：でも冨田さんはプロデューサーの大先輩みたいな感じなので。本当に勉強になりました。

クリス：みなさんそう言いますよね。まさに冨田“ラボ”ですよね。

TENDRE：本当そうですね。

クリス：研究室というか、冨田さんと仕事をするとみんな「勉強になりました」って言いますよね。

TENDRE：部活の先生みたいな感じでした。

クリス：ねえ（笑）。いい先輩と言うかリスペクトできる先輩だと思います。

番組では20位にランクインしたKroiの『熱海』をオンエア。Kroiは7月31日（日）にフジロックフェスティバルのホワイトステージに出演。さらに『TOKIO HOT 100』が苗場からおこなう出張公開生放送にも出演する予定だ。

クリス： TENDREはフジロックは去年だっけ？

TENDRE：そうですね、去年のホワイトステージに出させてもらいました。

クリス：ちょうどその前年がコロナで中止になってということで、やってみてどうでしたか？

TENDRE：感慨深いものがありました。僕はその日言いたいことがあふれすぎないように手紙を書いていったんですけど、かなり自分の人生のなかでも忘れられないホワイトステージではあったなと思います。

クリス：なるほどね。フジも日本のフェスの歴史のなかでは特別な存在かなという感じがしますね。

TENDREの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ゲストを招いたトークコーナーにも注目。放送は毎週日曜の13時から。