シンガーソングライターの「とた」が、自身の音楽のルーツや、新曲『君ニ詠ム。』に込めた想いを明かした。
「とた」が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。6月22日(水)、23日(木)のオンエア。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
初音源となる配信シングル『君ニ詠ム。』を6月24日にリリースした。そんなこれからを期待されるニューカマーの彼女は、同曲にどんな自分らしさを込めたのか。
とた:去年から自宅で音楽制作をしていて、最初はスマホのDTMアプリを使っていたんですけど、最近は何年も貯めていたお年玉がパソコンに姿を変えまして、制作のクオリティがグッと上がりました。
1stデジタルシングル『君ニ詠ム。』は、恋人であっても全てを知ることができないもどかしさと、だからこそ言葉にして相手の本音を知りたいという両極の気持ちを込めた、ピュアなラブソングになっています。
『君ニ詠ム。』を制作する上での私らしさですが、私は曲を作るときに、いろんな心情をモノに例えるのが好きで。この楽曲では<小説みたいな恋をしよう>という印象的な言葉からストーリーを展開しています。
もともと小説を読むのが好きで、子どもの頃から誕生日プレゼントには本をもらっていました。そういう意味でも私の“好き”が詰まった楽曲になっていると思います。サウンド面では、散りばめられた環境音が、初々しい心の距離を連想させる仕上がりに一役買っていると思います。恋愛をテーマに歌っていますが、恋愛だけではなく“人との関係の築き方はゆっくりでも大丈夫”とメッセージを込めているので、聴く人は少しポジティブになれると思います。
自宅で作業しているんですけど、作っていく中でその世界観が広がっていくと音楽の可能性を強く感じることができます。それこそが、ベッドルームポップというジャンルだと思っているので、自由で縛られない表現を、私もこれからアーティスト活動をする中で大事にしていきたいです。
とた:私はルーツとなる1曲にgirl in redの『watch you sleep.』を挙げました。girl in redを知ったのは約2年前。YouTubeで彼女がセルフカバーをしている動画に出会って、そこからどんどん引き込まれていきました。
当時は英語とかわからなくて、歌詞の意味もぜんぜん理解していなかったんですけど、彼女の持つアンニュイな雰囲気に惹かれて、気づいたら動画を見漁るようになっていました。
彼女は、自身のメンタルヘルスとの戦いや、恋愛観も歌にしていて、悩みを素直に歌えるところがすごく強いなと思います。また曲の中でよくキラーワードが出てくるんですけど、私も曲を作るときに印象的な言葉を使うように心掛けているので、そういった面でもすごく影響を受けているのかもしれないです。
『君ニ詠ム。』というタイトルからも伝わる、「とた」の言葉へのこだわり。girl in redとの出会いが、センスを磨くきっかけになったようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【「とた」出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
「とた」が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。6月22日(水)、23日(木)のオンエア。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
<小説みたいな恋をしよう>という言葉から展開するラブソング
2003年生まれで現在18歳の「とた」は、去年2月に活動を開始。リアルなライブは行わず、カバーやオリジナルなど自身の部屋で制作したものをSNSに投稿する、ベッドルームアーティストだ。楽曲『紡ぐ』がTikTokでスマッシュヒットを飾った。10代らしい等身大な恋愛観と、言葉遊びがふんだんに盛り込まれつつ、耳にすっと馴染む歌詞がリスナーから高い評価を得ている。初音源となる配信シングル『君ニ詠ム。』を6月24日にリリースした。そんなこれからを期待されるニューカマーの彼女は、同曲にどんな自分らしさを込めたのか。
とた:去年から自宅で音楽制作をしていて、最初はスマホのDTMアプリを使っていたんですけど、最近は何年も貯めていたお年玉がパソコンに姿を変えまして、制作のクオリティがグッと上がりました。
1stデジタルシングル『君ニ詠ム。』は、恋人であっても全てを知ることができないもどかしさと、だからこそ言葉にして相手の本音を知りたいという両極の気持ちを込めた、ピュアなラブソングになっています。
『君ニ詠ム。』を制作する上での私らしさですが、私は曲を作るときに、いろんな心情をモノに例えるのが好きで。この楽曲では<小説みたいな恋をしよう>という印象的な言葉からストーリーを展開しています。
もともと小説を読むのが好きで、子どもの頃から誕生日プレゼントには本をもらっていました。そういう意味でも私の“好き”が詰まった楽曲になっていると思います。サウンド面では、散りばめられた環境音が、初々しい心の距離を連想させる仕上がりに一役買っていると思います。恋愛をテーマに歌っていますが、恋愛だけではなく“人との関係の築き方はゆっくりでも大丈夫”とメッセージを込めているので、聴く人は少しポジティブになれると思います。
自宅で作業しているんですけど、作っていく中でその世界観が広がっていくと音楽の可能性を強く感じることができます。それこそが、ベッドルームポップというジャンルだと思っているので、自由で縛られない表現を、私もこれからアーティスト活動をする中で大事にしていきたいです。
「アンニュイ」が魅力的なアーティストと出会い
自身のベッドルームで日々音楽を制作している「とた」。そんな彼女のルーツとなる楽曲は?とた:私はルーツとなる1曲にgirl in redの『watch you sleep.』を挙げました。girl in redを知ったのは約2年前。YouTubeで彼女がセルフカバーをしている動画に出会って、そこからどんどん引き込まれていきました。
当時は英語とかわからなくて、歌詞の意味もぜんぜん理解していなかったんですけど、彼女の持つアンニュイな雰囲気に惹かれて、気づいたら動画を見漁るようになっていました。
彼女は、自身のメンタルヘルスとの戦いや、恋愛観も歌にしていて、悩みを素直に歌えるところがすごく強いなと思います。また曲の中でよくキラーワードが出てくるんですけど、私も曲を作るときに印象的な言葉を使うように心掛けているので、そういった面でもすごく影響を受けているのかもしれないです。
『君ニ詠ム。』というタイトルからも伝わる、「とた」の言葉へのこだわり。girl in redとの出会いが、センスを磨くきっかけになったようだ。
【「とた」出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
番組情報
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月・火・水・木曜22:00-24:00