インスタで「超絶技巧を披露するドラマーたち」 CVLTEのHALが紹介!

ロックバンドCVLTEのHAL(Dr)が、Instagramに超絶テクニック動画をアップしている“インスタドラマー”たちを紹介した。

HALが登場したのはJ-WAVEで放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは6月29日(水)。

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有名ドラマーを次々紹介

この日はInstagramで動画をアップするドラマーを特集。自身も10歳のころから13年間動画をアップし続けているHALがゲスト出演して、スゴ腕ドラマーたちを紹介していった。HALが1人目に紹介したのはアメリカ出身のスリップノットの元ドラマー、ジョーイ・ジョーディソン。ジョーイは2021年に46歳の若さでこの世を去っている。
HAL:まずドラムセットなんですけど、ドラマー界で言うと「要塞」という言葉があって。シンバルの数が多かったり、ドラムセットの数が多かったりするんです。なので見た目的にもインパクトがすごいです。

あっこゴリラ:太鼓の数がハンパないもんね。ほぼ360度みたいな(笑)。

HAL:そうなんです(笑)。360度あるんじゃないかぐらいな。「全部本当に叩いてる?」みたいな感じなんです。

あっこゴリラ:すごい数です。ジョーイはどんな動画をアップしているんですか?

HAL:一番有名な動画で言うと、ドラムがライブセット上で空中に上がって前に180度倒れるんです。想像つきますか?

あっこゴリラ:これは褒め言葉ですけど、ドラマーの方は「様子のおかしい方」が多いんです(笑)。

HAL:(笑)。

あっこゴリラ:いろいろみなさんやられますからね、360度回転したりとか。この太鼓の数をよくそうやって持ち上げて、倒そうとしたよね。

HAL:そうしているのに、メチャクチャ高速なドラミングをするんです。それこそ頭を360度回転したりして。たとえるなら髪の毛を扇風機のように。頭を踏みながら、ツインペダルを足でドコドコ踏むんです。

あっこゴリラ:両足でね。

HAL:それをやりつつも、うしろで炎がバーッてなって。

あっこゴリラ:最高(笑)。

HAL:「どこまでやっちゃうの?」みたいな。

HALが2人目にピックアップしたのは同じくアメリカ出身のルーク・ホランド。ルークはHALと同じく10歳からドラムを始めたこともあり、親近感があるのだとか。
HAL:そんな彼はメタルやジェント、パンク、ロック、EDM、さまざまなジャンルの曲をカバーしていて。高校生のころにすごい影響を受けたんです。ドラマーでYouTube観る人からしたら、知らない人いないんじゃないかなっていうほどのドラマーです。

あっこゴリラ:インスタにはどんな動画アップしているんですか?

HAL:本当に超絶テクニカルドラムの動画を上げていて。僕もよく「カバーしようかな?」って思うんですけど、彼はカバーできないほど難しい演奏をするんです。

続いてHALはTikTokにも動画をアップしているというエンターテイメントに特化しているドラマー、オースティン・ウェアーを紹介した。
HAL:よく彼がやっているのは、ドラムの上にカラー液をぶちまけて、さらにシンバルに炎をつけて、楽曲を叩くっていう。

あっこゴリラ:バカだなあ(笑)。最高。

HAL:ヤバいっすよね。「自分に(火が)移ったらどうするの?」みたいな。

あっこゴリラ:それこそキース・ムーン(ザ・フー)とかもドラムの太鼓のなかに水を張って金魚を泳がせたりしていますからね。

HAL:そうそう(笑)。

あっこゴリラ:でもそれでいて“すご腕”でもあるということですよね。

セッションのように一発撮り

13年間動画をアップし続けているHALが、自身の動画撮影のスタイルを解説。ドラム動画を上げ続けて見えてきたものも語った。

HAL:基本TikTok、インスタのショートはほぼ毎日更新できるように取り溜めしています。

あっこゴリラ:え? すご!

HAL:今日も4本撮ってきました。一眼レフのカメラを置いて自分で録画して、そのあとに自分で編集するっていう。

あっこゴリラ:選曲に対するアプローチの仕方がすごく面白いなと思って。たとえばケンドリック・ラマーとかやっているんだけど、ドラムプレイがメタルなのよ。

HAL:そうなんですよ(笑)。

あっこゴリラ:そこがすごく面白くてさ。プレイするうえで曲はどういう基準で選んでいるの?

HAL:基本的に僕が好きなもの。普通にいつも聴くものをピックアップしているだけなので、そんなに狙ってやっているという感じでもないんです。

あっこゴリラ:そんななかでプレイのフレーズとかはオリジナルで当ててるじゃない?

HAL:あれは全部一発撮りなんですけど、2回目同じことできないです。

あっこゴリラ:なるほど! わりとセッションみたいな感覚もあって。

HAL:そうです。バイブス(笑)?

あっこゴリラ:なるほどね! 昔は一生懸命カバーして、フレーズを完コピとかするのをやり続けていたけど、いまはなんならこの曲に対してセッションみたいな感覚で。

HAL:そうです。「俺ならこうやるな」みたいな。

あっこゴリラ:面白い! いいね。

HAL:「継続は力なり」って本当だと思っていて。毎日上げていると観てくれる人の数も増えてきました。目に見えてパイが増えてきたというか。すばらしいなと僕は思っています。

「神が叩いてる?」と思わせる日本人ドラマー

HALは「日本から世界にまで駆け回るスーパードラマー」として、バンドCrossfaithの天野達也を紹介。これにはあっこゴリラも「本当にヤバいですよね」と大興奮だった。
あっこゴリラ:「DEAD POP FESTiVAL」で初めて観たとき「なんだこれは!こんな生き物、生命体があっていいの?」って本当に衝撃的だった。ずっと動き続けるんだけど、その“さま”がずっと美しいの。

HAL:美しいんですよね。

あっこゴリラ:この人のプレイは絶対に観たほうがいいと思う。

HAL:ドラムセットが28インチの大口径のバスドラムなんです。バスドラムって足で踏むやつなんですが、あれがとてつもなくデカいんです。「雷神が叩いているんじゃないか」みたいな(笑)。

あっこゴリラ:本当にそう(笑)! マジで冗談抜きで、うしろで雷とか稲妻とか起こってるのが見えるもん。

HAL:そのダイナミックなサウンドを奏でる感じ。同じ日本人ドラマーからしたら、一番憧れるドラマーです。

続いてHALはブリンク 182のドラマーで、音楽プロデューサーとしても幅広く活躍するトラヴィス・バーカーを紹介した。
あっこゴリラ:トラヴィス・バーカーははずせないよね!

HAL:このターンがきちゃいました(笑)。

あっこゴリラ:どんなプレイスタイルだと思います?

HAL:トラヴィスはプレイで言うとシンプルなドラムパターンが多いんです。だけどグルーヴィーなんですよね。グルーヴィーな音を大きく、頭を振りながらガンガン叩く、パンキッシュなプレイがやっぱり印象的なんじゃないかなって。

HALはラストに2017年からザ・チェインスモーカーズのサポートを務めている、マット・マグワイアを紹介した。
HAL:僕のドラム人生のすべての人です!

あっこゴリラ:だから最後に持ってきたんだね。どのあたりがすべてなの?

HAL:ドラム動画の僕のモチベーションでもあり、音楽を続けるというあたりでもすべてのモチベーションです。だから、僕を支えている人です。

あっこゴリラ:いつからそんなヒーローになったの?

HAL:僕が始めたのは10歳なんですけど、多分12歳ぐらいからずっと観てます。

あっこゴリラ:どこでプレイしているのを観たの?

HAL:それこそYouTubeなんです。YouTubeでカバー動画を上げているんですけど、あるときチェインスモーカーズをアップロードしたら本人たちから声がかかって、そこからサポートでツアーを一緒に回ることになったんです。

あっこゴリラ:スゴッ!

HAL:夢がある!

あっこゴリラ:確かに夢がある。なるほど「こうやっていけば、そういうSNSドリームもあるんだ」みたいな夢を見させてくれて、「じゃあ動画投稿頑張ろう」ってなったんだね。

J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。
radikoで聴く
2022年7月6日28時59分まで

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番組情報
SONAR MUSIC
月・火・水・木曜
22:00-24:00

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