アジカン・後藤正文が、多くの犬と出会い学んだことは?

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が、多くの犬とコミュニケーションを重ねたなかで気づいたことを語った。

後藤が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)のワンコーナー「LIVING WITH BUDDY」。ここでは6月3日(金)のオンエアをテキストで紹介する。

大好きな犬が苦手に…

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターとして楽曲制作やライブなどを行う後藤。音楽活動のほか、未来について考える新聞『The Future Times』の編集長やインディーズレーベル「only in dreams」の主宰を務めるなど、多方面で活躍している。

2022年5月27日にはエッセイ『INU COMMUNICATION』(ぴあ)を発売。この本は、犬が苦手と公言する後藤が、犬とのコミュニケーションを再構築すべく、さまざまな犬に会っていくエッセイだ。エッセイ執筆のきっかけは何だったのだろうか。

後藤:僕は2000年代の始めくらいに、初詣で犬に噛まれて以来ちょっと犬が怖くなってしまいました。もともとは犬が大好きな家で育ったので、子どもの頃から犬を飼って暮らしていたんですけど、たった一度噛まれただけで犬に対して臆病になってしまったところがあって。犬が苦手だという意識を克服したいという思いで、出版社と話して、リハビリみたいにいろんな犬に会いながら、もう一度犬と仲よくなりたい、その過程を本にできたらいいなと思い、書き始めました。

一言で「犬」とまとめてはいけない

エッセイの執筆を通じて多くの犬と出会った後藤。特に印象的だった犬のエピソードは?

後藤:どの犬も印象的でひとつを選ぶのはなかなか難しいですけど、やっぱり印象に残ったのは「みりん」と「こはく」という元野犬ですね。僕は野犬の問題って全然深く考えてこなかったんですけど、日本にも野犬はたくさんいて、そういう子たちって人に慣れていなくて怯えているわけです。歩み寄ってくるわけでもないし、僕らがペットとして知っている犬とは全然様子が違う。そういうことを学べたのが大きかったですね。犬を飼うのはとても素敵なことだし、みなさん犬と楽しく家族のように暮らしていると思いますけど、一方でその外側に広がっている世界もちょっと考えたりして。とっても印象的な回でした。

さらに後藤は、多くの犬との出会いを通じ、あることに気づいたという。

後藤:いろんな犬がいるんだなと思いました。犬が好きとか嫌いとかそういう大きい言葉で分けるんじゃなくて、犬も人間と同じようにいろいろいて、みんな個性があって、だから合う犬・合わない犬というか、そういう巡り会いがあるんだなと。「犬」って一言でまとめちゃいけないんだなって思いましたね。

果たして後藤は苦手意識を克服できたのか。気になる方は『INU COMMUNICATION』を手に取っていただきたい。

『START LINE』のワンコーナー「LIVING WITH BUDDY」では、ゲストが愛する家族である動物との暮らしを語る。オンエアは毎週金曜の18時50分頃から。
radikoで聴く
2022年6月10日28時59分まで

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番組情報
START LINE
毎週金曜
16:30-20:00

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