8月20日(土)と21日(日)、3年ぶりに東京と大阪で開催される「SUMMER SONIC 2022」の見どころを、堀田茜がクリエイティブマンプロダクション宣伝部部長の平山善成さんに訊いた。
サマソニを特集したのは5月29日(日)にJ-WAVEで放送された『J-WAVE SELECTION WELCOME BACK SUMMERSONIC』(ナビゲーター:堀田 茜)だ。
堀田:3年はだいぶ長く感じたんじゃないですか?
平山:本当にこの3年間、思うようにコンサートができない状況も続いていましたし、コロナ禍を経て3年ぶりに開催ということで、ブッキングに関してもすごく気合の入った内容になっています。いろいろな意味で想いが詰まった今年のサマーソニックになるんじゃないかなと思っています。
堀田:ラインナップを見た瞬間、気合を本当に感じました。「すごいな」って。このラインナップを見るだけでコロナ前に戻ったような気持ちになります。それだけで幸せな気持ちになりました。
堀田はクリエイティブマンプロダクションの清水直樹社長による「私たちが目指すのは完全復活です。世界のフェスはもうすぐそこに近づいてきていて、コーチェラをはじめどんどん前に進んでいます。失われた時間は戻ってきませんが、この夏その埋め合わせをするチャンスをください」というコメントにも注目した。
堀田:気合が入っているというか、気持ちのこもったコメントだと思いました。
平山:ここにすべてが集約されているなと思って。うちの代表の清水の想いや、周りで一緒に仕事をしている我々も同じ気持ちで今年のサマソニに臨みたいなと思っています。特にサマーソニックとフジロックは海外のアーティストを入れてやっているフェスということで、「海外シーンのアーティストをどう日本の皆さんに紹介するのか?」という思いは常々持っています。海外のコーチェラ・フェスティバルなんかを見ていても、どんどんネクストブレイクアーティストが出てきていたりするので、そういったアーティストをいちはやく日本に呼んで、みなさんと音楽を共有したいなという気持ちです。
平山:彼らはスーパーソニックで出演がかなわなかったので「じゃあサマソニ、今度復活したときにぜひ出てほしい」と、けっこう前から交渉を続けていました。なのでこの2組に関してはけっこう早い段階で決まっていました。The 1975は彼らがデビューしたときからやっているので、サマソニのヘッドライナーという形で戻ってきてくれるということは、バンドもすごく楽しみにしてくれているし、僕らも当然感慨深いものがあります。そういうお互いの気持ちがあったので、出演を快く受けてくれたのかなと思います。
堀田:想像するだけで胸が熱くなりますね。これステージ観たらどうなっちゃうんだろう、というぐらい本当に楽しみなステージです。The 1975はいまや世界的なバンドになりましたが、改めてライブの魅力とは?
平山:UK出身なのでUKロックみたいなくくりで話されることも多いんですが、やっている音楽はすごくポップで、それこそいま流行っているHarry StylesとかTaylor Swiftなんかを聴いているポップミュージックファンにも響く曲がたくさんあります。ライブもそういった展開をしてくれるので、いろいろな世代の人たちが楽しめるところが魅力なんじゃないかなと思っています。
番組ではThe 1975の『Settle Down』のサマーソニック2014年ライブ音源をオンエアした。
堀田:聴いてみて思い出すことはありますか?
平山:声がちょっと若いなという気がしますね(笑)。
堀田:そうかもしれないですね。
平山:デビューしたてだったからかもしれないですけど、初々しい感じが残っているような気がします。
堀田:まず8月20日、平山さんが期待しているアーティストはいますか?
平山:世界的にもすごく注目されているMåneskinはサマソニとしても今年目玉にしているアーティストの1組です。イタリア出身のロックバンドなんですけど、ユーロビジョンというコンテストで優勝して、一躍スターになったアーティストです。ついこのあいだのコーチェラ・フェスにも出演していて、エネルギッシュなライブが印象的でした。マウンテンステージは日本を代表するロックバンド、MAN WITH A MISSION、The Offspring、あとFishboneという。サマソニってパンクとか元気のいいロックバンドが多い印象があると思いますが、そこをギュッと詰め込んだようなステージになっていると思います。
堀田:マウンテンステージも楽しそう。
平山:ソニックステージはSt. Vincentという本当にクリエイティブでエッジのある格好いいアーティストをヘッドライナーにして、Kacey Musgraves、Squidというサウスロンドンの注目ポストロックバンドなんかも入っているので、ここもすごく注目です。
堀田:そしてサマソニと言えば、真横にビーチがあるところが魅力です。世界中のフェスを見ても都市型で、さらにビーチが真横にある会場ってあまりないですよね。
平山:そうなんです。本物のビーチがあるのはなかなかなくて、そこは本当に東京のサマソニの魅力でもあると思います。今年はすごく気合を入れてビーチエリアのデコレーションやお客さんに休んでもらえるスペースを準備しているので、ぜひサマソニに来たら1回はビーチステージに足を運んでもらいたいと思います。
堀田:暑さが気持ちいいというか、汗をかくのも気持ちいいですし、風も吹いたりするとまた余計にいいですよね。
平山:夕方のビーチステージが本当に最高で。僕は仕事でしか行ったことがないんですが(笑)、お客さんの写真とかを見ると、夕焼けをバックにステージがあってすごく気持ちよさそうで。いつかお客さんとして行きたいなと思ってます(笑)。
堀田:今年のビーチステージの見どころは?
平山:初日はキリンジとTahiti 80、never young beachなど、2日目は秦 基博さん、あとはSTUTSくんなどが出演します。雰囲気がすごくマッチするアーティストが並んでいるので、本当に楽しみにしてもらいたいなと思います。
堀田:タイムテーブルがまだ出ていませんが、夕方ぐらいには誰の曲が聴けるのかな?というのも楽しみです。
平山:ちょうどいい時間帯だと思うので、マリンステージのヘッドライナーの前に1回ちょっとビーチに寄っていただいて、という流れがいいかもしれません。
堀田:通な楽しみ方ですね。
堀田:ソニックマニアは夜に開催するので、Kasabian、Primal Scream、電気グルーヴなどサマソニとはまた違う雰囲気ですよね。
平山:これだけの規模のオールナイトイベントってなかなかいまはないんです。サマソニで使う幕張メッセの3ステージを使って、ダンスやエレクトロのアーティストを中心にブッキングしています。本当に朝まで踊って、みんなで音楽を楽しむという、もうそれに尽きると思います。ラインナップもこれだけ充実させることができましたので、マスクなどの対策をしつつ楽しんでいただきたいなと。
堀田:ルールはしっかり守って。20代30代も楽しめそうですけど、40代50代も当時のことを思い出して楽しめるようなラインナップになってますよね。
平山:もちろんです。Primal Screamは『Screamadelica』という名盤があるんですが、その再現ライブをやってくれるんです。
堀田:楽しみ!
平山:僕なんかはその世代なのですごく楽しみですね。
ソニックマニアは先日、追加アーティストとしてCornelius、サカナクション、Creepy Nuts、TESTSETの出演を発表した。
平山:現地に行かないと体験できないので、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。
堀田:本当に楽しみにしています。最後にクリエイティブマンがサマソニというフェスを続ける最大の理由を教えていただけますか?
平山:「音楽を止めない」という思いが、このコロナを経験してさらに強くなっています。海外や日本からすばらしい音楽がたくさん出てきているので、それをサマーソニックというフェスを通じて、来ていただくお客さんにもっと音楽を好きになってもらいたいです。
サマーソニックの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
サマソニを特集したのは5月29日(日)にJ-WAVEで放送された『J-WAVE SELECTION WELCOME BACK SUMMERSONIC』(ナビゲーター:堀田 茜)だ。
3年ぶりの開催
番組ではサマーソニックを企画制作するプロモーター、クリエイティブマンプロダクション宣伝部部長の平山善成さんが登場。3年越しの開催について「やっとか、という感じです」と率直な感想を述べた。堀田:3年はだいぶ長く感じたんじゃないですか?
平山:本当にこの3年間、思うようにコンサートができない状況も続いていましたし、コロナ禍を経て3年ぶりに開催ということで、ブッキングに関してもすごく気合の入った内容になっています。いろいろな意味で想いが詰まった今年のサマーソニックになるんじゃないかなと思っています。
堀田:ラインナップを見た瞬間、気合を本当に感じました。「すごいな」って。このラインナップを見るだけでコロナ前に戻ったような気持ちになります。それだけで幸せな気持ちになりました。
堀田はクリエイティブマンプロダクションの清水直樹社長による「私たちが目指すのは完全復活です。世界のフェスはもうすぐそこに近づいてきていて、コーチェラをはじめどんどん前に進んでいます。失われた時間は戻ってきませんが、この夏その埋め合わせをするチャンスをください」というコメントにも注目した。
堀田:気合が入っているというか、気持ちのこもったコメントだと思いました。
平山:ここにすべてが集約されているなと思って。うちの代表の清水の想いや、周りで一緒に仕事をしている我々も同じ気持ちで今年のサマソニに臨みたいなと思っています。特にサマーソニックとフジロックは海外のアーティストを入れてやっているフェスということで、「海外シーンのアーティストをどう日本の皆さんに紹介するのか?」という思いは常々持っています。海外のコーチェラ・フェスティバルなんかを見ていても、どんどんネクストブレイクアーティストが出てきていたりするので、そういったアーティストをいちはやく日本に呼んで、みなさんと音楽を共有したいなという気持ちです。
豪華ラインナップ
今年のサマーソニックのヘッドライナーはThe 1975とPOST MALONE。平山さんによると、もともとスーパーソニックで呼ぼうとしていた2組だったという。平山:彼らはスーパーソニックで出演がかなわなかったので「じゃあサマソニ、今度復活したときにぜひ出てほしい」と、けっこう前から交渉を続けていました。なのでこの2組に関してはけっこう早い段階で決まっていました。The 1975は彼らがデビューしたときからやっているので、サマソニのヘッドライナーという形で戻ってきてくれるということは、バンドもすごく楽しみにしてくれているし、僕らも当然感慨深いものがあります。そういうお互いの気持ちがあったので、出演を快く受けてくれたのかなと思います。
堀田:想像するだけで胸が熱くなりますね。これステージ観たらどうなっちゃうんだろう、というぐらい本当に楽しみなステージです。The 1975はいまや世界的なバンドになりましたが、改めてライブの魅力とは?
平山:UK出身なのでUKロックみたいなくくりで話されることも多いんですが、やっている音楽はすごくポップで、それこそいま流行っているHarry StylesとかTaylor Swiftなんかを聴いているポップミュージックファンにも響く曲がたくさんあります。ライブもそういった展開をしてくれるので、いろいろな世代の人たちが楽しめるところが魅力なんじゃないかなと思っています。
番組ではThe 1975の『Settle Down』のサマーソニック2014年ライブ音源をオンエアした。
堀田:聴いてみて思い出すことはありますか?
平山:声がちょっと若いなという気がしますね(笑)。
堀田:そうかもしれないですね。
平山:デビューしたてだったからかもしれないですけど、初々しい感じが残っているような気がします。
それぞれのステージの見どころ
平山さんは今年のサマーソニックのラインナップをもとに、それぞれのステージの見どころを解説した。堀田:まず8月20日、平山さんが期待しているアーティストはいますか?
平山:世界的にもすごく注目されているMåneskinはサマソニとしても今年目玉にしているアーティストの1組です。イタリア出身のロックバンドなんですけど、ユーロビジョンというコンテストで優勝して、一躍スターになったアーティストです。ついこのあいだのコーチェラ・フェスにも出演していて、エネルギッシュなライブが印象的でした。マウンテンステージは日本を代表するロックバンド、MAN WITH A MISSION、The Offspring、あとFishboneという。サマソニってパンクとか元気のいいロックバンドが多い印象があると思いますが、そこをギュッと詰め込んだようなステージになっていると思います。
堀田:マウンテンステージも楽しそう。
平山:ソニックステージはSt. Vincentという本当にクリエイティブでエッジのある格好いいアーティストをヘッドライナーにして、Kacey Musgraves、Squidというサウスロンドンの注目ポストロックバンドなんかも入っているので、ここもすごく注目です。
堀田:そしてサマソニと言えば、真横にビーチがあるところが魅力です。世界中のフェスを見ても都市型で、さらにビーチが真横にある会場ってあまりないですよね。
平山:そうなんです。本物のビーチがあるのはなかなかなくて、そこは本当に東京のサマソニの魅力でもあると思います。今年はすごく気合を入れてビーチエリアのデコレーションやお客さんに休んでもらえるスペースを準備しているので、ぜひサマソニに来たら1回はビーチステージに足を運んでもらいたいと思います。
堀田:暑さが気持ちいいというか、汗をかくのも気持ちいいですし、風も吹いたりするとまた余計にいいですよね。
平山:夕方のビーチステージが本当に最高で。僕は仕事でしか行ったことがないんですが(笑)、お客さんの写真とかを見ると、夕焼けをバックにステージがあってすごく気持ちよさそうで。いつかお客さんとして行きたいなと思ってます(笑)。
堀田:今年のビーチステージの見どころは?
平山:初日はキリンジとTahiti 80、never young beachなど、2日目は秦 基博さん、あとはSTUTSくんなどが出演します。雰囲気がすごくマッチするアーティストが並んでいるので、本当に楽しみにしてもらいたいなと思います。
堀田:タイムテーブルがまだ出ていませんが、夕方ぐらいには誰の曲が聴けるのかな?というのも楽しみです。
平山:ちょうどいい時間帯だと思うので、マリンステージのヘッドライナーの前に1回ちょっとビーチに寄っていただいて、という流れがいいかもしれません。
堀田:通な楽しみ方ですね。
サマソニの前夜祭にも注目「3年分楽しんでもらいたい」
平山さんは8月19日(金)に幕張メッセで開催となるサマーソニックの前夜祭、ソニックマニアの見どころも語った。堀田:ソニックマニアは夜に開催するので、Kasabian、Primal Scream、電気グルーヴなどサマソニとはまた違う雰囲気ですよね。
平山:これだけの規模のオールナイトイベントってなかなかいまはないんです。サマソニで使う幕張メッセの3ステージを使って、ダンスやエレクトロのアーティストを中心にブッキングしています。本当に朝まで踊って、みんなで音楽を楽しむという、もうそれに尽きると思います。ラインナップもこれだけ充実させることができましたので、マスクなどの対策をしつつ楽しんでいただきたいなと。
堀田:ルールはしっかり守って。20代30代も楽しめそうですけど、40代50代も当時のことを思い出して楽しめるようなラインナップになってますよね。
平山:もちろんです。Primal Screamは『Screamadelica』という名盤があるんですが、その再現ライブをやってくれるんです。
堀田:楽しみ!
平山:僕なんかはその世代なのですごく楽しみですね。
ソニックマニアは先日、追加アーティストとしてCornelius、サカナクション、Creepy Nuts、TESTSETの出演を発表した。
平山:現地に行かないと体験できないので、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。
堀田:本当に楽しみにしています。最後にクリエイティブマンがサマソニというフェスを続ける最大の理由を教えていただけますか?
平山:「音楽を止めない」という思いが、このコロナを経験してさらに強くなっています。海外や日本からすばらしい音楽がたくさん出てきているので、それをサマーソニックというフェスを通じて、来ていただくお客さんにもっと音楽を好きになってもらいたいです。
サマーソニックの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
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2022年6月5日28時59分まで
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番組情報
- J-WAVE SELECTION
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毎週日曜22:00-22:54