シンガーソングライターのAnlyとロザリーナが、アヴリル・ラヴィーンへの溢れる愛や魅力を語った。またSCANDALのHARUNAもコメントを寄せた。
3人が登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。ここでは2月15日(火)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
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マシン・ガン・ケリーやオリヴィア・ロドリゴ、ウィローなどZ世代の若いアーティストがポップパンクに傾倒するY2K(「Year 2000」の略)ムーブメントが巻き起こる中、今回はその先駆者であるアヴリルの魅力に迫った。
話題の「Y2K」ってなに? 再注目ポップパンクの流行を追う
今回登場したのは「アヴリルファンクラブ会員」と言えるほど、アヴリルが大好きなAnly、ロザリーナ、SCANDALのHARUNA。アヴリルの2000年代、2010年代、そして今の3つの時代にわけ、3人が愛してやまないフェイバリットソングを紹介した。
続く2004年にはセカンドアルバム『Under My Skin』をリリース。2005年にはSum 41のボーカル、デリック・ウィブリーと婚約して翌年結婚(2010年に離婚)。2007年サードアルバム『Best Damn Thing』も世界各国で1位を記録し、1度目のアヴリル全盛期を築いた。日本ではデビューアルバムから3作連続でミリオンセールスを記録。この記録は日本の音楽史上で唯一の洋楽アーティストになる。
「2000年代のアヴリルこの一曲」としてロザリーナは『Too Much to Ask』(『Let Go』収録)をあげた。
ロザリーナ:この曲は大人になってから聴いたとき、空耳なんですけど日本語で「愛してるよ」って聴こえた気がしたんですよね。そもそもこういうエモくてハッピーすぎない曲調がすごく好きなんですけど、英語なのに日本語が聴こえたっていうところにすごく感動して。自分の曲でも「愛してるよ」って聴こえるけどそうは言っていない歌詞を書きたいなって思って書いたことがあります。
あっこゴリラ:子どものときとかも大体洋楽は空耳で聴く感じだよね。
ロザリーナ:そうですよね。アヴリルの曲はすごく聴いたことあるような耳なじみがいい曲なんですけど、大人になったときに聴いて歌詞とか調べると「こんなこと言ってたんだ」ってことがあります。
続いて、Anlyは『Sk8er Boi』を紹介した。
Anly:すごく元気満々で、ディズニーチャンネルのドラマが始まるのかってくらい青春している曲。この曲を初めて聴いたのは高校生より前だったけど、高校生になっても学校行くときとかずっと聴いていましたね。
あっこゴリラ:いい学生生活だね。
Anly:近くにスケーターボーイとかいなかったけど(笑)。そういう青春が始まりそうな、走り出したくなる感じでしたね。
ここでSCANDALのHARUNAのコメントを紹介。HARUNAが「2000年代のアヴリルこの一曲」として『Don't Tell Me』(『Under My Skin』収録)を選曲した。
HARUNA:多感な10代のころにめちゃくちゃ聴いていました。まだこれは私がバンドを始める前だったんですけど、すごくギターの音がカッコいいなと思いながら、いつか自分がバンドとかをやるんだったらアヴリルみたいになりたいなって思って聴いていた曲です。
しかしツアー終了後の2014年末からその音楽活動は休止状態に入る。その理由はライム病。欧米で近年増え始め社会問題となっている感染症で、最近はジャスティン・ビーバーもその過酷な闘病生活を告白した。アヴリルは約5年間にわたりこの病気に苦しめられることとなる。私生活では2013年にニッケルバックボーカル、チャド・クルーガーと結婚(2015年に離婚)。2019年に闘病の苦難を語った楽曲『Head Above Water』をリリース。同タイトルのアルバムも発表し、待ちに待った本格復帰を果たした。
ロザリーナは「2010年代のアヴリルこの一曲」として『Rock N Roll』(『Avril Lavigne』収録)のをあげた。
ロザリーナ:ドライなボーカルの中で、言葉が適してるのかわからないですけど、ちょっと挑発的な歌い方というか。これを聴いたときに「これがアヴリルだな」といい意味で感じました。歌詞の内容も本当にロックンロールなんですよね。あんなにかわいくて何にでもなれる人が「流行りにのらなくていいでしょ」みたいに歌っているのが最高だなって。
続いて、Anlyは闘病生活から復帰作となった『Head Above Water』(『Head Above Water』収録)を選曲した。
Anly:初めて聴いたときアブリルの闘病は知らなかったんですけど、すごく切ない曲調でありながら生命力がある楽曲だなと思いました。あとからライム病の闘病生活の経験をもとに制作したエピソードを知って、それを踏まえて聴くと息がしづらいとか病気の症状とかも思い浮かぶような歌詞で、そういう人生経験をちゃんと音楽に昇華できるところが生まれながらにしてロッカーだと思うし、生き様を感じたので好きな一曲ですね。
あっこゴリラ:この曲はビルボードではクリスチャンソング部門で2位になったらしくて、パンクなイメージのアヴリルの楽曲ではあり得ない反響があったみたいです。
Anly:私にとって初めてアヴリルが少女ではなく大人に見えた曲でしたね。
Anly:最新作だけど全然前にリリースされていてもおかしくないくらい聴きなじみがいいですよね。
あっこゴリラ:ずっとアヴリルを聴いてきて育った感じもするから。
ロザリーナ:アヴリル感が出てますよね。
ニューアルバム『Love Sux』はblink-182のドラマーにして数々のヒット曲を手掛けるトラヴィス・バーカーのレーベル「DTAレコーズ」から発表することも話題になっている。彼のドラム=ポップパンクと言わんばかりに、近年は新世代からのラブコールが多発。Z世代のヒット曲を軒並みしかけている。20年前のポップパンク創世記から時代を駆け抜け、現在のY2Kムーブメントまでシーンの真っただ中にいるまさにポップパンクのキング。
あっこゴリラ:今回キングとクイーンが手を組んじゃったわけだからヤバいよね(笑)。いまもなお若い世代に影響を与え続けているアヴリルをどう思いますか?
Anly:アヴリルが若干、魔女みたいに見えてきました。いつ見てもかわいいし、イメージがずっと『Sk8er Boi』のままなんだよね。1回、『Head Above Water』のときだけは大人になったけど、今回の『Bite Me』でジャケとかも完全に戻って、カムバックした感じが魔女だなって思って(笑)。
ロザリーナ:かわいいとかカッコいいとか、褒め言葉のワードが全部当てはまる。
SCANDALのHARUNAも、今のアヴリルについてのコメントを寄せた。
HARUNA:アヴリルは一度病気で療養してたと思うんですけど、そこから復活されて今もまだ続けているのは本当にすごいメンタリティだなと思います。自分もバンドを15年続けてきて、15年って長くてもちろん楽しかったけど続けるっていうのがいかに大変なのかっていうのもよくわかっているので、いろんな人生経験をしながらもまだ音楽を好きで続けていけるのは本当にすばらしいですよね。自分よりアヴリルは少し歳上なんですけど、そういうお姉さんが現役で頑張っているのがものすごく励みになります。
Anlyは2月16日(水)にニューシングル『VOLTAGE』をリリース。Anlyの最新情報は、公式サイトまで。また、2022年3月5日(土)、6日(日)に東京・両国国技館にて豪華アーティストがギター弾き語りで共演するライブイベント「J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2022 supported by 奥村組」にも出演する。Anlyの出演日は3月6日。チケット先行情報など詳細は公式サイトまで。
ロザリーナは1月26日(水)にデジタルシングル『Life Road』をリリースした。ロザリーナの最新情報は、公式サイトまで。
そして、SCANDALは1月26日(水)に10thアルバム『MIRROR』をリリースした。SCANDALの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は月曜~木曜の22:00-24:00にオンエア。
3人が登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。ここでは2月15日(火)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
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アヴリル・ラヴィーンはポップパンク先駆者
今年でデビューアルバム『Let Go』から20年。パンクスプリット溢れる楽曲で世界中のティーンの拳を突き上げさせてきたアヴリルが、2月25日(金)に3年ぶり7作目となるニューアルバム『Love Sux』をリリースする。マシン・ガン・ケリーやオリヴィア・ロドリゴ、ウィローなどZ世代の若いアーティストがポップパンクに傾倒するY2K(「Year 2000」の略)ムーブメントが巻き起こる中、今回はその先駆者であるアヴリルの魅力に迫った。
話題の「Y2K」ってなに? 再注目ポップパンクの流行を追う
今回登場したのは「アヴリルファンクラブ会員」と言えるほど、アヴリルが大好きなAnly、ロザリーナ、SCANDALのHARUNA。アヴリルの2000年代、2010年代、そして今の3つの時代にわけ、3人が愛してやまないフェイバリットソングを紹介した。
衝撃のデビュー 疾走の2000年代
アヴリルはカナダ出身。12歳の頃から独学でギターを始め、歌手になるための活動を続ける中で、16歳のときに地元カナダのスター、サラ・マクラクラン、Sum 41らが所属するマネジメント会社と契約。2002年5月にシングル『Complicated』でデビュー。翌月にはデビューアルバム『Let Go』をリリースし、いきなり全世界2000万枚以上のヒットを記録。グラミーを筆頭にさまざまな音楽賞を総ナメ。日本でもミリオンヒットを記録するなど一躍ときの人となった。続く2004年にはセカンドアルバム『Under My Skin』をリリース。2005年にはSum 41のボーカル、デリック・ウィブリーと婚約して翌年結婚(2010年に離婚)。2007年サードアルバム『Best Damn Thing』も世界各国で1位を記録し、1度目のアヴリル全盛期を築いた。日本ではデビューアルバムから3作連続でミリオンセールスを記録。この記録は日本の音楽史上で唯一の洋楽アーティストになる。
「2000年代のアヴリルこの一曲」としてロザリーナは『Too Much to Ask』(『Let Go』収録)をあげた。
あっこゴリラ:子どものときとかも大体洋楽は空耳で聴く感じだよね。
ロザリーナ:そうですよね。アヴリルの曲はすごく聴いたことあるような耳なじみがいい曲なんですけど、大人になったときに聴いて歌詞とか調べると「こんなこと言ってたんだ」ってことがあります。
続いて、Anlyは『Sk8er Boi』を紹介した。
あっこゴリラ:いい学生生活だね。
Anly:近くにスケーターボーイとかいなかったけど(笑)。そういう青春が始まりそうな、走り出したくなる感じでしたね。
ここでSCANDALのHARUNAのコメントを紹介。HARUNAが「2000年代のアヴリルこの一曲」として『Don't Tell Me』(『Under My Skin』収録)を選曲した。
病気との闘い 勇気と希望の2010年代
決して平たんな道のりではなかった2010年代のアヴリル。2011年のキャリア10年目にして4枚目のアルバム『Goodbye Lullaby』を発表。翌年には2回の来日公演を敢行。2013年には初のセルフタイトルアルバム『Avril Lavigne』を発表。その後、日本を含む大規模なワールドツアーを敢行。しかしツアー終了後の2014年末からその音楽活動は休止状態に入る。その理由はライム病。欧米で近年増え始め社会問題となっている感染症で、最近はジャスティン・ビーバーもその過酷な闘病生活を告白した。アヴリルは約5年間にわたりこの病気に苦しめられることとなる。私生活では2013年にニッケルバックボーカル、チャド・クルーガーと結婚(2015年に離婚)。2019年に闘病の苦難を語った楽曲『Head Above Water』をリリース。同タイトルのアルバムも発表し、待ちに待った本格復帰を果たした。
ロザリーナは「2010年代のアヴリルこの一曲」として『Rock N Roll』(『Avril Lavigne』収録)のをあげた。
続いて、Anlyは闘病生活から復帰作となった『Head Above Water』(『Head Above Water』収録)を選曲した。
あっこゴリラ:この曲はビルボードではクリスチャンソング部門で2位になったらしくて、パンクなイメージのアヴリルの楽曲ではあり得ない反響があったみたいです。
Anly:私にとって初めてアヴリルが少女ではなく大人に見えた曲でしたね。
完全復活 再ブーム到来の2020年代
Z世代の若いアーティストがポップパンクに傾倒するY2Kムーブメントが起こる中、ついに先駆者アヴリルが2月25日(金)3年ぶりのニューアルバム『Love Sux』をリリース。昨年、先行シングル『Bite Me』を発表した。
Avril Lavigne - Bite Me (Official Video)
あっこゴリラ:ずっとアヴリルを聴いてきて育った感じもするから。
ロザリーナ:アヴリル感が出てますよね。
ニューアルバム『Love Sux』はblink-182のドラマーにして数々のヒット曲を手掛けるトラヴィス・バーカーのレーベル「DTAレコーズ」から発表することも話題になっている。彼のドラム=ポップパンクと言わんばかりに、近年は新世代からのラブコールが多発。Z世代のヒット曲を軒並みしかけている。20年前のポップパンク創世記から時代を駆け抜け、現在のY2Kムーブメントまでシーンの真っただ中にいるまさにポップパンクのキング。
あっこゴリラ:今回キングとクイーンが手を組んじゃったわけだからヤバいよね(笑)。いまもなお若い世代に影響を与え続けているアヴリルをどう思いますか?
Anly:アヴリルが若干、魔女みたいに見えてきました。いつ見てもかわいいし、イメージがずっと『Sk8er Boi』のままなんだよね。1回、『Head Above Water』のときだけは大人になったけど、今回の『Bite Me』でジャケとかも完全に戻って、カムバックした感じが魔女だなって思って(笑)。
ロザリーナ:かわいいとかカッコいいとか、褒め言葉のワードが全部当てはまる。
SCANDALのHARUNAも、今のアヴリルについてのコメントを寄せた。
HARUNA:アヴリルは一度病気で療養してたと思うんですけど、そこから復活されて今もまだ続けているのは本当にすごいメンタリティだなと思います。自分もバンドを15年続けてきて、15年って長くてもちろん楽しかったけど続けるっていうのがいかに大変なのかっていうのもよくわかっているので、いろんな人生経験をしながらもまだ音楽を好きで続けていけるのは本当にすばらしいですよね。自分よりアヴリルは少し歳上なんですけど、そういうお姉さんが現役で頑張っているのがものすごく励みになります。
Anlyは2月16日(水)にニューシングル『VOLTAGE』をリリース。Anlyの最新情報は、公式サイトまで。また、2022年3月5日(土)、6日(日)に東京・両国国技館にて豪華アーティストがギター弾き語りで共演するライブイベント「J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2022 supported by 奥村組」にも出演する。Anlyの出演日は3月6日。チケット先行情報など詳細は公式サイトまで。
ロザリーナは1月26日(水)にデジタルシングル『Life Road』をリリースした。ロザリーナの最新情報は、公式サイトまで。
そして、SCANDALは1月26日(水)に10thアルバム『MIRROR』をリリースした。SCANDALの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は月曜~木曜の22:00-24:00にオンエア。
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2022年2月22日28時59分まで
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番組情報
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