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超越したギタープレイが注目DURAN、スガ シカオと対談。ギターの腕を磨いた場所は

超越したギタープレイが注目DURAN、スガ シカオと対談。ギターの腕を磨いた場所は

シンガーソングライターでギタリストのDURANとスガ シカオが対談。DURANは「1999年のフィリピン」をテーマに自身の音楽ルーツを語った。

DURANが登場したのは、J-WAVEで放送中の『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。オンエアは1月16日(日)。

DURANは昨年11月に2枚目となるソロアルバム『Kaleido Garden』をリリースした。

14歳でフィリピンへ

スガはDURANについて、「Hi, Mercedes」と話しかけるだけで起動する対話型インフォテイメント・システム「MBUX」に尋ねる。

MBUX:DURANは日本生まれフィリピン育ち。スパニッシュ系フィリピン人の父と、日本人の母の間に生まれる。3歳でピアノを始め、14歳でベーシストの父親の影響でギターを始める。これまでにROOTLESS、Made in Asia、a flood of circleなど数々のバンドで活躍。稲葉浩志、清春、スガ シカオ、小袋成彬、藤井 風や、EXILE ATSUSHIが率いるバンドRED DIAMOND DOGSにギタリストとしても参加。2018年にソロデビューアルバムをリリースし、本格的なソロ活動スタート。そのエモーショナルで超越したギタープレイと、美しくソウルフルな歌声で国内問わず注目されるアーティストです。

スガ:何年前かな、うちのギタリストが空席になっちゃったときがあって、誰も頼むことができなくなって。そのときにいつも叩いてもらっているドラマーに「すごいギタリストがいるけど、そいつに頼んでみます?」と言われたの。それで「ぜひお願いしたい」と伝えたら「でも、あいつギター2本しか持ってないからな」とか言ってて。「でも、うまいんでしょ?」って訊いたら「たぶん日本の30代だったらいちばんうまいんじゃないかな」ってDURANを紹介されました。

そんなDURANが空想型ドライブに選んだのは「1999年のフィリピン」。

DURAN:僕、ちょうど99年にフィリピンのインターナショナルスクールに留学した年で、その経験が音楽的に大きかったので。
スガ:14歳で行ったんだよね。
DURAN:僕が悪すぎて、地元じゃわりと有名なくらいめちゃくちゃなことをしてたので(笑)、(父親から)フィリピンへ飛ばされたって感じですね。
スガ:お父さんはフィリピンとスペインのハーフだから、フィリピンにゆかりがあったんだね。
DURAN:そうですね。フィリピンってバンドをやるかボクシングをやるか、ビリヤードをやるかしか(なくて)。それでフィリピンにいる親戚とかもみんなスタジオを経営したりしていて、そこでハコバンっていう、バーで有名な曲を演奏するのをみんながやっていて、それもあって僕もハコバンに参加するようになったんです。そこでいろんな音楽を教えてもらったんですよね。
スガ:フィリピンに行ってからギターの腕を磨いたって感じ?
DURAN:そうですね。それまで学園祭のノリというか。おやじがベーシストってのもあってクラシックロックとかも聴かされてたんです。

ガレージ感に憧れるバンド

DURANはザ・ストゥージズの『Down On The Street』を1曲目の空想ドライブミュージックに選んだ。

DURAN:当時、レッド・ツェッペリンとかも聴いていたんですけど、この曲を教えてもらったときに衝撃的でしたね。レッド・ツェッペリンとかグランド・ファンク・レイルロードとか、ディープ・パープルもきれいな感じで、どちらかというとギターソロのほうが印象が強かったけど、ストゥージズはパンクのガレージ感がすごくカッコよくて、いまだにこの音に憧れますね。
スガ:へえ。
DURAN:これ一発録りなのかな。
スガ:絶対一発録りでしょ。ザ・ストゥージズって当時、ライブパフォーマンスがすごくて、ガラスの破片をステージにばらまいて、素っ裸でその上をのたうちまわって血まみれで歌ったりとか。でもそのパフォーマンスだけじゃなくて、バンドのエネルギーがすごかったから、プロデューサーがライブでやっていることと同じことを音源におさめようってポリシーでレコーディングをしてたって聞いた。すごくライブな感じだよね。
DURAN:そうですよね。この感じはすごく好きですね。カッコいい。
スガ:これは何歳くらいに聴いてたの?
DURAN:それこそフィリピンに行って、ハコバンをやってた「LAカフェ」で出会ったアメリカ人のドラマーに「これ聴いたほうがいいよ」って教えてもらいました。

プリンスのおかげでジミヘンのよさがわかった

続いてDURANはプリンスの『Dreamer』をドライブミュージックに選んだ。

DURAN:これでジミヘン(ジミ・ヘンドリックス)のよさがわかったんですよ。
スガ:え!? ジミヘンなんていちばん最初に通ってるでしょ?
DURAN:おやじに「ジミヘンを弾けないとギタリストとしてダメだから」みたいなことを言われて、弾いてみたもののそのよさがあんまりわからなくて。ただ、なんとなく曲は弾けるって感じでしたけど、この曲を聴いてちょっとジミヘンのよさがわかったんですよ。冒頭のギターが超ジミヘンだなって思って、なるほどなと。ジミヘンってそういうことだったんだと。
スガ:この曲でつながったんだ。
DURAN:そう、それでジミヘンがより「これだ」と思ったんです。正直。それまで下手だなって思ってて(笑)。
スガ:あはは(笑)。伝説のジミヘンに下手って(笑)。
DURAN:そう思ってる人っていますよね?
スガ:お前しかいないよ(笑)。
DURAN:だからプリンスのおかげでジミヘンのよさをあらためて知りました。1999年にフィリピンでプリンスも教えてもらったので、その流れでこの曲を選びました。

コロナ禍で気付いたバンドのパワー

DURANは昨年11月に2枚目となるソロアルバム『Kaleido Garden』をリリース。スガは「カッコよかった!」と絶賛する。
スガ:業界のいろんなところで大変な話題になっているよね。
DURAN:うれしいですよね。
スガ:よくぞここまで、ひとりで構築したね。
DURAN:コロナってデカいですよね。人と会うこともなくなっちゃったじゃないですか。急にミュージシャン同士で音を出すのも減っちゃって。ファーストアルバムは今までバンドをやってきたから全部ひとりでやったんですけど、今回はより人と会ってないから、バンドパワーを再びやりたいなと思って、スタジオに好きなミュージシャンを突っ込んで一発録りみたいにやりました。

現在、DURANは全国ツアー「KALEIDO GARDEN TOUR 2021 - 2022」を開催中。

スガ:ツアーも結構な人数でまわってるよね。
DURAN:場所によっては人が変わったりするんですけど、この前のライブは6人くらいでやりましたね(笑)。
スガ:うちよりバンドメンバーが多いから、結構ビックリした(笑)。
DURAN:あはは(笑)。友だちみんな連れて行くみたいな(笑)。

ハコバンからメジャーシーンへ

DURANが最後の空想ドライブミュージックとして、freestyleの『Sweet Sexy Thing』を選曲した。

DURAN:この曲はフィリピンのハコバンで、freestyleって言う人たちがいるんですけど、そのライブ音源です。ハコバンなんですけど、すごく流行ってて。
スガ:へえ。
DURAN:そこからオリジナルとか出してめちゃくちゃ売れてる、フィリピンで国民的なバンドなんですよ。
スガ:そうなんだ!
DURAN:1999年にフィリピンに行ってたときに、ハコバンでは神みたいな扱いをされていて。
スガ:ハコバンからメジャーにいくんだね。
DURAN:そうなんです。だからフィリピンって面白いですよね。カバー曲とかで売れちゃうんです。
スガ:考えられない。そういう文化ってすごいよね。
DURAN:だって、アース(ウィンド・アンド・ファイアー)の『September』とか絶対に盛り上がるやつとかやってて、どこのバーに行ってもやってるけど、freestyleがやるとめちゃくちゃ盛り上がるんですよね。当時からうまかったんですよね。演奏とか歌とかは素晴らしくて。
スガ:そういうショーレストランみたいなところでDURANも腕を磨いたってことだよね。 DURAN:そうですね。そこで曲とかいろいろ覚えたから。

DURANの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。

スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。

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番組情報
Mercedes-Benz THE EXPERIENCE
毎週日曜
21:00-21:54

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