GENERATIONS from EXILE TRIBEの佐野玲於が、ダンスを始めたきっかけや若き日の小林直己、AKIRAとのエピソード、そしてラップの難しさを語った。
佐野が登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『TOKYO M.A.A.D SPIN』。金曜ナビゲーターはEXILE MAKIDAI & DJ DARUMA from PKCZ®が担当。ここでは11月19日(金)の放送をテキストで紹介する。
佐野:小学2年生とか3年生くらいで最終的に東京に戻ってきました。当時男の子の憧れの入り口としてブレイクダンスがあって、それでダンスを始めましたね。
DJ DARUMA:そこがまず大きな人生の転機だね。
佐野:そうですね。
当時から小林直己(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)やAKIRA(EXILE)と交流があった佐野は、その頃の様子を明かす。
佐野:直己さんは当時20歳とか21歳のときで、俺の中ではダンスがうまいけど常に金がないお兄ちゃんというイメージでした。「今日、財布に600円しかない」って言って、まわりの人が「今日はおごってやるよ」みたいな、そんな感じの兄ちゃんでしたね。
DJ DARUMA:それくらいのときってお金ないからね。
佐野:EXILEに入ることが決まってたんですよ。それでAKIRAさんはテレビの仕事が終わって、HIROさんとの「ケガをしないように」っていう約束のもとでイベントに出ていましたね。
MAKIDAI:すごいよね。AKIRAはテレビの生放送をやって、そのあとクラブでショータイムをやって、両方頑張ってやってたイメージ。それこそ(佐野)玲於がやってるクランプチームとかもそういうイメージあるかな。表舞台とアンダーグラウンドって分け方がいいのかわからないけど、ショーケースとかでコアなダンスもやりつつ広い世界にも飛び出しているよね。
佐野:(ショーケースには)普通のサラリーマンとかもいますし、クランプは食べていくのが難しいダンスジャンルではありましたけど、とにかくそのコミュニティが楽しくて。そういう同じ思いを持った人が結構集まる感じでしたね。 MAKIDAI:すごいよね。今、日本でクランプをやっている人口は増えてるわけでしょ。その初期から玲於とかはやってるわけだからね。
佐野はもともとキッズヒップホップをやっていたという。
佐野:もともと自分の師匠がヒップホップのダンサーでいろんな大会に出ていて。それでヒップホップのダンサーとして食べていたところ、当時観た映画に大きな影響を受けて、どんどんクランプになっていきました。最初はM.O.P.とかその辺のテンションの曲を結構使ってましたね。
MAKIDAI:(玲於は)クランプはもちろん、カルチャーとしてヒップホップも好きだから、「ラップ始めます!」って感じよりかは、好きなものをちょっとかたちにしていく流れだったと思うんだけど、どう?
佐野:ここから新しいことを始めたいからとか、ラッパーとしてデビューしたいからとか、そういう一本の軸を決めたわけではなくて、僕は何でもやってみることがいいかなって思っていて。それは別にイベントで終わってもいいと思ってるし、そのときに生まれるものが好きなんです。コミュニティとかカルチャーとか自分が育ってきた環境の中で好きになったものを少しでも自分で表現することに意味があるのかなって。
とはいえ、佐野はまだまだラップがすごく難しいと感じるそうで……。
佐野:ラップを始めてみてテクニックっていうか、今のメインストリームに寄せれば寄せるほど難しいということがすごくわかりました。
DJ DARUMA:それはフロウとか?
佐野:技術ですね。フロウもそうなんですけど、それこそアトランタ系のヒップホップの今の感じって体幹強いなとか単純に歌がうまいなとか。ラップのバースの切り方とかトップラインの上げ方とか下げ方とか難しすぎて、実際にやってみて改めて普段何気なくリスナーとして聴いている音源の聴き方が変わるというか。「ここはこうやってたんだ」「ここすごいな」とか気づくことだらけでしたね。普段ダンスでできていた自然と動くようなことが全然ついてこないという(笑)。
MAKIDAI:ははは(笑)。
佐野:耳の中と自分の声に集中しちゃって全然動きに落とし込めてないとか。
MAKIDAI:歌いながら踊るのとラップのきざみ方って違うから意外と違う脳を使っていそうな気もするんだよね。でもそれもだんだんひとつになっていくというか、変わっていくのかな。
佐野:それが自分の中でまたひとつの新しいスキルとして、いい意味で慣れていけたらいいなと思いますね。でもラッパーのスキルって本当に高いなって思いますね。
佐野は現在、ABEMAのオリジナルドラマ『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』に出演している。
佐野の最新情報は、LDHの公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
J-WAVEの番組『TOKYO M.A.A.D SPIN』は、東京のダンスミュージック・シーンにまつわるカルチャー、アート、ファッション、ニッチなニュースなどを取り上げ、トークとDJミックスでアウトプットするプログラム。放送は月曜〜土曜の27時から。
佐野が登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『TOKYO M.A.A.D SPIN』。金曜ナビゲーターはEXILE MAKIDAI & DJ DARUMA from PKCZ®が担当。ここでは11月19日(金)の放送をテキストで紹介する。
小学生でダンスを始めたきっかけ
まずはダンスの話題に。幼い頃にダンスを始めた佐野は、当時を「転校少年で東京と愛知を行ったり来たりしていた」と振り返る。佐野:小学2年生とか3年生くらいで最終的に東京に戻ってきました。当時男の子の憧れの入り口としてブレイクダンスがあって、それでダンスを始めましたね。
DJ DARUMA:そこがまず大きな人生の転機だね。
佐野:そうですね。
当時から小林直己(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)やAKIRA(EXILE)と交流があった佐野は、その頃の様子を明かす。
佐野:直己さんは当時20歳とか21歳のときで、俺の中ではダンスがうまいけど常に金がないお兄ちゃんというイメージでした。「今日、財布に600円しかない」って言って、まわりの人が「今日はおごってやるよ」みたいな、そんな感じの兄ちゃんでしたね。
DJ DARUMA:それくらいのときってお金ないからね。
AKIRAはテレビの生放送をやったあとに…
一方、佐野がAKIRAと出会ったときには、AKIRAはすでに「EXILEの人」だったという。佐野:EXILEに入ることが決まってたんですよ。それでAKIRAさんはテレビの仕事が終わって、HIROさんとの「ケガをしないように」っていう約束のもとでイベントに出ていましたね。
MAKIDAI:すごいよね。AKIRAはテレビの生放送をやって、そのあとクラブでショータイムをやって、両方頑張ってやってたイメージ。それこそ(佐野)玲於がやってるクランプチームとかもそういうイメージあるかな。表舞台とアンダーグラウンドって分け方がいいのかわからないけど、ショーケースとかでコアなダンスもやりつつ広い世界にも飛び出しているよね。
佐野:(ショーケースには)普通のサラリーマンとかもいますし、クランプは食べていくのが難しいダンスジャンルではありましたけど、とにかくそのコミュニティが楽しくて。そういう同じ思いを持った人が結構集まる感じでしたね。 MAKIDAI:すごいよね。今、日本でクランプをやっている人口は増えてるわけでしょ。その初期から玲於とかはやってるわけだからね。
佐野はもともとキッズヒップホップをやっていたという。
佐野:もともと自分の師匠がヒップホップのダンサーでいろんな大会に出ていて。それでヒップホップのダンサーとして食べていたところ、当時観た映画に大きな影響を受けて、どんどんクランプになっていきました。最初はM.O.P.とかその辺のテンションの曲を結構使ってましたね。
ラップを始めて気づいた難しさ
10月、佐野がラップで参加したPKCZ®『煩悩解放運動(REO REMIX)』が配信リリースされた。ラップを始めた佐野についてMAKIDAIは「ダンスと音楽を切り離してない感じ」とコメントした。MAKIDAI:(玲於は)クランプはもちろん、カルチャーとしてヒップホップも好きだから、「ラップ始めます!」って感じよりかは、好きなものをちょっとかたちにしていく流れだったと思うんだけど、どう?
佐野:ここから新しいことを始めたいからとか、ラッパーとしてデビューしたいからとか、そういう一本の軸を決めたわけではなくて、僕は何でもやってみることがいいかなって思っていて。それは別にイベントで終わってもいいと思ってるし、そのときに生まれるものが好きなんです。コミュニティとかカルチャーとか自分が育ってきた環境の中で好きになったものを少しでも自分で表現することに意味があるのかなって。
とはいえ、佐野はまだまだラップがすごく難しいと感じるそうで……。
佐野:ラップを始めてみてテクニックっていうか、今のメインストリームに寄せれば寄せるほど難しいということがすごくわかりました。
DJ DARUMA:それはフロウとか?
佐野:技術ですね。フロウもそうなんですけど、それこそアトランタ系のヒップホップの今の感じって体幹強いなとか単純に歌がうまいなとか。ラップのバースの切り方とかトップラインの上げ方とか下げ方とか難しすぎて、実際にやってみて改めて普段何気なくリスナーとして聴いている音源の聴き方が変わるというか。「ここはこうやってたんだ」「ここすごいな」とか気づくことだらけでしたね。普段ダンスでできていた自然と動くようなことが全然ついてこないという(笑)。
MAKIDAI:ははは(笑)。
佐野:耳の中と自分の声に集中しちゃって全然動きに落とし込めてないとか。
MAKIDAI:歌いながら踊るのとラップのきざみ方って違うから意外と違う脳を使っていそうな気もするんだよね。でもそれもだんだんひとつになっていくというか、変わっていくのかな。
佐野:それが自分の中でまたひとつの新しいスキルとして、いい意味で慣れていけたらいいなと思いますね。でもラッパーのスキルって本当に高いなって思いますね。
佐野は現在、ABEMAのオリジナルドラマ『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』に出演している。
佐野の最新情報は、LDHの公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
J-WAVEの番組『TOKYO M.A.A.D SPIN』は、東京のダンスミュージック・シーンにまつわるカルチャー、アート、ファッション、ニッチなニュースなどを取り上げ、トークとDJミックスでアウトプットするプログラム。放送は月曜〜土曜の27時から。
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