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「こんなにおいしいんだ!」未来食が味わえる野外フードコート、実は“お水  ”にもこだわり

「こんなにおいしいんだ!」未来食が味わえる野外フードコート、実は“お水 ”にもこだわり

提供:株式会社メイスイ


「SDGs(持続可能な開発目標)」という言葉がよく聞かれるようになった。地球環境の問題で言えば、水や食糧の不足が挙げられる。しかし、日本で暮らしていると実感が湧きにくいもの。「大豆ミート」などは聞いたことがあっても、どこで食べられるのかまでは知らないという人も多いのでは?

大事なことではあるけれど、“勉強”となると気が重くなってしまう……そんな「食の未来」について、おいしく楽しく考えられる野外フードコートがある。2021年10月にオープンした「Beeat!!八重洲」だ。ダイズライスといった植物由来の材料を用いる「プラントベース」など、環境にも健康にもやさしい料理が食べられる。さらに、提供される水は、「カートリッジの再資源化・再利用 」まで配慮した製品。どんな思いで作られた場所なのか? 水へのこだわりは? 各社の担当者を招いて鼎談を実施した。

「おいしい、楽しい」をフックに、食の未来を考える

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左から、東京建物株式会社の沢俊和さん、ノイハウス萌菜、株式会社メイスイの善木健人さん

今回の参加者は、水の企業として知られる株式会社メイスイの善木健人さん、食の未来を考える野外フードコート「Beeat!!八重洲」を企画・運営する中心メンバーである東京建物株式会社の沢俊和さん、そしてSDGsにまつわる活動を行うJ-WAVEナビゲーターのノイハウス萌菜だ。

ノイハウス萌菜:「Beeat!!八重洲」は、どんな思いで企画されたのでしょう?

沢 俊和:今、企業では食の未来を考える取り組みが非常に増えています。しかし、一般の方には届き切っていないのが現状です。おいしく「未来食」を味わいながら、食の持続可能性に意識を向けてみてほしい。そんな思いで誕生したのが「Beeat!!八重洲」です。
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ハンバーガー、カレー、ピザ、麺類からバーニャカウダまでメニューは多種多様。カレーにはダイズライスを、ハンバーガーは大豆ミートを使用するなど未来食を取り入れる。大豆ミートを初めて食べた取材スタッフも「こんなにおいしいんだ」と盛り上がった/メニューは10月29日の取材時のもの

ノイハウス:それぞれの未来食は、開発の背景に環境問題がありますよね。会場には解説もあるのでしょうか?

沢:そこは非常に悩んだのですが、会場ではアプローチせず、ホームページで掲載するのみとしました。環境問題にまつわるストーリーを全面に押し出した環境では、「重い」と感じて気軽に味わえないかなと。

ノイハウス:たしかに。馴染みのない方にとっては、遠ざけてしまう要因にもなりかねませんもんね。

沢:そうなんです。まずはダイズライスなどプラントベースの未来食を「おいしい!」と食べながら、気の合う仲間との食事を楽しんでほしいなと思っています。

ノイハウス:おいしいと思えるかどうかは大切ですよね。未来食を選ぶにあたり「環境のためにしかたない」ではなく、おいしいから食べたいと思ってもらえるのが理想だと、私も思います。
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自分たちで焼きながら食べられる、本格的なバーベーキューも。こちらもプラントベースフードがメニューにある。プラントベースミートとは、大豆などの植物由来原料で作った肉のこと。動物性の肉と比べて、タンパク質や食物繊維が多く摂取でき、カロリーや脂質はカットできる。より少ない資源でより多くの人がタンパク質を摂取できる、地球にも人にも優しいサステナブルな肉だ。

必要ない水は、ろ過しない。環境への思い

「Beeat!!八重洲」に設置された浄水器は、メイスイの製品だ。「まじめに水と取り組む企業です」というキャッチコピーを掲げる浄水器の老舗メーカーである同社は、おいしさだけでなく環境へも配慮。施設全体の水をきれいにするのではなく、蛇口の直前で水を磨いておいしい水にするという「個別ろ過」の役割を持つ浄水器 を導入した。

ノイハウス:なぜ、個別ろ過の浄水器を導入しているんですか?

善木健人:施設全体をろ過する浄水システムだと、トイレや洗い場といった不必要なところまで浄水することになります。ろ過に用いられる活性炭などが無駄になってしまいますよね。そこで、個別ろ過を導入しているんです。
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株式会社メイスイの善木健人さん

ノイハウス:たしかに浄水器を作るための素材も、少なからず環境に影響を与えますものね。

善木:はい。また、メイスイでは全国のご家庭やレストランなどで使われている浄水器カートリッジの95%以上を 回収し、使用済みカートリッジを再資源化 するようにしています。

ノイハウス:具体的にどのように再利用されるんでしょうか?

善木:例えばカートリッジのろ材として使われている活性炭は、洗浄して引き取っていただいたり、一部で鉢植えポットを作って販売したり、脱臭剤にしたりして、余すところなくリサイクルしています。水をきれいにする力は残っていなくとも、空気をきれいにする力や水捌けの良さなどで、植物が元気になるんです。また、ステンレスなどの金属ケースは磨いて再利用しています。

ノイハウス:そのような取り組みはいつごろからしているのでしょうか?
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J-WAVEナビゲーターのノイハウス萌菜。プラスチックストローの代替品となるステンレスストローブランド「のーぷら No Plastic Japan」代表を務める

善木:1973年の創業当時から、使用済み浄水器 の回収・リサイクルに力を入れております。自然を循環する水を使わせてもらっている立場として、できるかぎり環境に負荷をかけないようにしたいと考えているんです。近年では、そういった考えに賛同していただけることも増えました。

ノイハウス:なるほど。SDGsへの関心が高まったことで、お客様とキーワードが共有できたということですね。

善木:はい。単純においしい水を生むだけでなく、プラスアルファ、エネルギーへの関心が大きな要素になっていることを日々体感しています。
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鼎談は「Beeat!!八重洲」で実施。東京駅八重洲口から徒歩3分という好立地にありながら、開放感ある場所でゆったりと食事が楽しめる

「紙コップは置かない」水への意識が食の未来を守る

「Beeat!!八重洲」は、マイボトルに無料で給水できるプラットフォーム「mymizu」とも提携。給水スポットの特徴は、紙コップが置かれていないことだ。ユーザーにとっては不便かもしれないと葛藤はあったが、環境と水への思いから置かないことを決めたという。
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my mizuスポットで給水する様子。雑味のない、クリアでおいしい水が飲める

善木:「紙コップは提供しません。マイボトルをご持参ください」と言い切ってしまうのは、かなりチャレンジングでした。

沢:日本は飲食店で水をもらえることが当たり前なので、「どうして?」という方もいらっしゃって、その都度スタッフが説明しています。

ノイハウス:でも、「そういうもんなんだ」と割り切って、次の日からマイボトルを気軽に持ち歩く意識ができてくれたらいいですよね。

善木:そうですね。申し訳ないとは思う一方、我々が考えるひとつの未来であることは事実です。お客様にはご不便をおかけしてしまっているのですが、そういった水の飲み方を提案したいと思っています。

ノイハウス:マイボトルを買ったものの持ち歩いていない方も多いですよね。私はいつも携帯していますが、年々「水をください」と言いやすくなっていることを感じます。mymizuというプラットフォームが誕生したのもその一つですし、今回の取り組みもインパクトになればいいなと思いました。

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善木:マイボトルだとハードルが高ければ、朝買ったペットボトルに継ぎ足してもいいですしね。小さなことですけど、1本でもペットボトルが減ればいいなと思っています。

沢:そうですね。水が足りなくなる未来が、もう目に見えていますから。飲水もそうですが、食べ物にも多くの水が使われています。例えばハンバーガー。中に挟む野菜を栽培するため、牛のエサとなるトウモロコシを育てるため……と計算していくと約3000リットルが必要と言われています。ここで提供する植物工場栽培の「京橋レタス」なら、1株あたり12リットル節水できるんです。

ノイハウス:そんなにカットできるんですね!

善木:まだまだ知られていない話ですが、そう言ったお話を聞くと、一人ひとりの食への意識が変わりそうですよね。

沢:そうなんです。この場所を起点に、そういう問題もあるんだなということを意識してもらえたらと思います。「食の未来」を考えるにあたって、やはり水不足は切っても切り離せない問題です。ですから今回、mymizuさんやメイスイさんと一緒にできたことは、われわれとしても大きかったですね。mymizuの給水スポットも、かなり多くの人に利用いただいているんです。施設内のスタッフはもちろん、八重洲エリアの建設現場で働いている方などにも好評のようです。

ノイハウス:お話を聞いて、利益などを超えて企業同士がコラボレーションを行い、大きな問題に取り組まれているのだなと感じました。八重洲エリアはオフィスビルも多いので、ランチがてら考えるきっかけになればいいですね。

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「Beeat!!八重洲」の詳細は公式ページまで。また、メイスイのおいしい水への取り組みは、公式サイトでも詳しく掲載されている。

(取材・文=於ありさ、撮影=竹内洋平)

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