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カザフスタンのポップスからタイのHIP HOPまで! AmPmとDJ水月がアジア音楽を解説

カザフスタンのポップスからタイのHIP HOPまで! AmPmとDJ水月がアジア音楽を解説

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

2020年12月9日(水)のオンエアでは、DJ/トラックメイカーのDJ水月とAmPmがゲストに登場。「教えて!アジアの最新音楽!!」をテーマにお届けした。

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中央アジア・カザフスタンの最新音楽シーン

韓国のアーティストは日本でも注目されているが、そのほかのアジアの最新音楽事情はどうなっているのか。今回番組では、カザフスタンの最新ポップスからタイのHIP HOPまで、「あなたの知らないアジア最新音楽シーン」を特集。

ゲストには、アジア圏の音楽を掘りまくっているアジア音楽研究家でDJ/トラックメイカーのDJ水月。そして、インドネシアや韓国などでもライブを行い、シンガポールのR&B/ファンク・トリオ「brb.」など、アジアの新進気鋭アーティストとのコラボ作品も発表しているAmPmが登場。

あっこゴリラ:さっそくアジアの最新音楽シーンに迫っていきたいと思いますが、まずは、どこから行きますか?
水月:カザフスタン共和国です!
あっこゴリラ:私、場所全然わかんないんですけど、どこにある国ですか?
水月:カザフスタンは、ロシアの下、モンゴルと中国の隣にある国で、分類的には中央アジアになります。
あっこゴリラ:水月さんは、カザフスタンには行ったことあるんですか?
水月:去年の4月、5月くらいに1ヶ月間くらい行ってました。
あっこゴリラ:いいな~! カザフスタンってどんな所なんですか?
水月:思っているより結構都会な感じで、首都のヌルスルタンには高層ビルとかいっぱい建ってて。というのも、天然資源がめっちゃ出るので、お金はあるって感じですね。
あっこゴリラ:なるほど~。音楽シーンって、どんな感じなんですか?
水月:カザフスタンの音楽は、「Q-pop」って呼ばれています。カザフスタンは英語で「Kazakhstan」って書くんですけど、K-POPにしたら韓国と被っちゃうから、Q-popとしています。
あっこゴリラ:へえ~! そんなQ-popから紹介してくれるのは、どんなアーティストですか?
水月:Q-popでいま一番人気のある女性ソロアーティスト「Ziruza(ジルザ)」です。彼女は、2017年にデビューした23歳の若手アーティストで、デビューした時からカザフスタンですごく人気があって、これまでずっと最先端でやってきています。僕もカザフスタンに行った時にライブを観たんですけど、本当にすごくて、めちゃめちゃ人気もあるし、クオリティーも高いです。
AmPm:どこの国のアーティストか前情報なく聴いたら、グローバルスタンダード過ぎて、もうどこの国の曲かわからないくらいスッと入ってきますね。ちなみのカザフスタンは何語なんですか?
水月:言語は、カザフ語です。
あっこゴリラ:今回紹介してくれた『Қиын/Оңай』も、文字が全然読めないけど、この文字めちゃめちゃかわいいね。このタイトルはどういう意味なんですか?
水月:意味は英語だと「hard/easy」で、難しい、簡単っていう意味なんですけど、歌詞の大体の意味は、「恋愛って簡単だと思ってたけど、難しいよね」みたいな感じの内容になっています。

番組では、Ziruza『Қиын/Оңай』をオンエアした。



あっこゴリラ:アジアの最新音楽シーン、続いては?
水月:次もカザフスタンからで、カザフスタンでNo.1の男性アイドルグループ「NINETY ONE」です。最近、一人脱退して4人組になったんですけど、2015年くらいからずっと第一線で活躍しています。メンバーのACEは、少女時代や東方神起が所属するSMエンターテイメントの元練習生ということもあって、K-POP寄りの音が多いですね。
あっこゴリラ:見た目も結構そういう感じがしますね。
水月:そうですね。あと、グループ名の「NINETY ONE」は、ソ連からカザフスタンが独立した1991年の“91”から付けられた名前なんです。カザフスタンなど旧ソ連の国って、この“91”という数字が好きでよく出てきます。

番組では、NINETY ONE『SENORITA(TEKKETEKKE)』をオンエアした。



あっこゴリラ:カザフスタンの音楽シーンって、いまどんな感じなんですか?
水月:ポップスは結構K-POP寄りになっていて、HIP HOPも韓国っぽい感じがきてたりします。一方で、昔ロシアだった影響もあって、ロシア風の4つ打ちのHIP HOPとかもあったりしますね。K-POP風とロシア風のHIP HOPが二つあるみたいな感じですね。
あっこゴリラ:へえ~! おもしろい! でもそれってカザフスタンならではかもね。
AmPm:それこそ共産圏ならではってこともあるかもしれないですね。ドイツも4つ打ちプラスHIP HOPはトレンドでもあるんですね。大枠で言えばカザフスタンも共産圏なのでそうですよね。
水月:そういう中にも、“自分たち流で行くぜ!”みたいなのもあって、ロシア風とK-POP風の間をいくみたいなアーティストもいます。それが、RaiM&Arturの『Сәукеле』って曲で、前半はカザフ語でラップをしてて、後半はロシア語でラップをするというミックスされた曲になっています。

キルギス共和国&タイの最新音楽シーン

引き続き、アジアの最新音楽を紹介。

あっこゴリラ:続いてのアジアの最新音楽シーンは、どこですか?
水月:キルギス共和国です! 先ほどのカザフスタンの下にある国で、ウズベキスタンと中国とカザフスタンに囲まれた国です。日本の半分くらいの大きさですね。こちらも中央アジアになります。
あっこゴリラ:水月さんはキルギスにも行ったことあるんですか?
水月:はい。短期留学して、基本的にずっとロシア語の勉強してました。
あっこゴリラ:本当にアジア圏内のいろんなところ行ってるんだね。
水月:そうですね。バックパッカーとかしてグルグル回ってたみたいな感じですね。
あっこゴリラ:それで音楽も掘っていってみたいな。楽しそうだな~。キルギスの最新音楽シーンはどんな感じなんですか?
水月:ここ1、2年くらいのムーブメントなんですけど、Q-popやK-POPの影響でグループアイドルが何組かデビューし始めています。
あっこゴリラ:やっとデビューし始めたって感じなんですね。
水月:はい。キルギスのポップミュージックは、「Kg-pop」だったり、「Z-pop」と呼ばれてますが、最近のことでまだ全然定着してないんですよね。
あっこゴリラ:その中から今回紹介してくれるアーティストは?
水月:「Moon Entertainment」から2019年にデビューした5人組ガールズグループ「BirAi」です。曲は、K-POP寄りでトラップって感じなんですが、言語がキルギス語なのでちょっと雰囲気が違います。そこも楽しんでもらえたらなと思います。

番組では、BirAi『Fake』をオンエアした。



あっこゴリラ:続いては?
水月:タイのHIP HOPです。最近、バンコクを中心としたタイのHIP HOPは活動を加速して、注目すべきラッパーがいっぱいいます。東南アジアのアングラHIP HOPの中では一番注目すべきだと思っています。
あっこゴリラ:その中でおすすめのアーティストは?
水月:「ZQUAD Records」というクルーに注目していて、トラップやダブステップなどのベースミュージックのサウンドをいち早く取り入れています。そのクルーに所属する「Posneg」というプロデューサーを紹介したいと思います。
あっこゴリラ:どんなアーティストなんですか?
水月:タイのルクトゥーン(タイの歌謡曲)、日本で言う演歌みたいな要素をHIP HOPに取り入れてトラックメイクしています。

番組では、SUGAR BUBBLE,RachYO,YEEPUNZ & POSNEG『NIGHTMARE』をオンエアした。



インドネシア&マレーシアの最新音楽

ここからは、AmPmがおすすめするアジアの最新音楽を紹介。

あっこゴリラ:どこの国から行きますか?
AmPm:まずはインドネシアです!
あっこゴリラ:AmPmは、初ライブがインドネシアのジャカルタだったんですね。すごーい! インドネシアの最新音楽シーンってどんな感じなんですか?
AmPm:先ほど、中央アジアのご紹介がありましたけど、インドネシアに関しても言語は違うものの日本と構成が近いというか、もちろんHIP HOPがあって、ダンスミュージックもあるんですけど、どちらかと言うとバンドサウンドが多いです。ポップスもダンスポップが多くを占めるようなマーケットになっています。
あっこゴリラ:なるほど~。その中から、今回紹介してくれるのは?
AmPm:「Dipha Barus」というDJ/トラックメイカーです。
あっこゴリラ:どんなところがおすすめですか?
AmPm:やっぱり現地にいる人でもインドネシアらしさみたいなものって、なかなか表現するのって難しいんじゃないかと思うんですよね。でも、彼に関しては、グローバルスタンダードのダンスミュージックをおさえながらも、インドネシア感みたいなものが絶対入ってるんですよ。
あっこゴリラ:素敵!
AmPm:そのアイデンティティみたいなのがいいな~って思います。

番組では、Dipha Barus『You Move Me feat. Monica Karina』をオンエアした。



あっこゴリラ:続いては、どこの国でしょうか?
AmPm:マレーシアです!
あっこゴリラ:マレーシアも全然わかんないな~。マレーシアの最新音楽シーンは、どんな感じなんですか?
AmPm:マレーシアの言語が非常にマルチリンガルなこともあって、マレー語はもちろんのこと中国語、英語を含めた多様な言語の楽曲がたくさん溢れている国ですね。
あっこゴリラ:なるほど~。そんな中、紹介してくれるアーティストは?
AmPm:以前、AmPmでもフィーチャリングしました「Talitha.」という女性アーティストです。彼女は、アーティスト、シンガーソングライターでもあるんですけど、パルクールという競技のプロスポーツ選手でもあって、普段は筋トレばっかりやってます。
あっこゴリラ:私、パルクールってめちゃめちゃかっこいいと思うんですよ。すごいな~。それでさらに魂のシャウトまでしちゃうって、最強じゃないですか! アーティストとしては、どんなところが魅力だと思いますか?
AmPm:肉体から出る強さみたいなところがありながら繊細なのは、やっぱり彼女独自のものなのかなと思います。

番組では、Talitha.『comeoutside feat. Yewy』をオンエアした。



J-WAVE『SONAR MUSIC』は月~木の22:00-24:00にオンエア。

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