J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。
3月26日(金)のオンエアでは、go!go!vanillasの牧 達弥(Vo/Gt)が登場。「日本語のすごさ」に気づいたアーティストを明かした。go!go!vanillasは3月24日(水)にニューアルバム『PANDORA』をリリースした。
牧:最初は「どすこい喫茶ジュテームソン」という名前でやってました。
クリス:え、なに? どすこい喫茶ジュテームソン?
牧:はい(笑)。むちゃくちゃふざけた名前でやってましたね。『週刊少年ジャンプ』(集英社)に掲載されていた、漫画家・うすた京介さんが描いた僕らが好きなギャグ漫画『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』に出てくる言葉をとってバンド名にしたんです。
クリス:どのくらい続いたの?
牧:半年かな(笑)。そんな名前がついてたらそうなりますよね。
クリス:いやいや、名前は俺はけっこう素敵だなと思いますけど。
牧:本当ですか(笑)。
クリス:オリジナルをやってたの?
牧:オリジナルで、そのときは英詞でやっていました。
牧:まず、歌詞が日本語になりました。
クリス:ずっと英詞でやっていたのが日本語になったと。
牧:吉田拓郎さんに出会って変わったんです。あと、はっぴいえんど。
クリス:それはどういういきさつだったの?
牧:洋楽を聴き漁っていたなかで、「日本の音楽もいい音楽あるでしょ」と思って。当時出てきている音楽にあまり興味を持てなかったので、じゃあ昔の人たちでかっこいい人たちいるかな、と。ザ・リバティーンズがすごく好きで、(メンバーの)ピート・ドハーティが弾き語りもけっこうやっていて。日本も弾き語りというかフォークソンガーがいるから、ちょっと聴いてみようと拓郎さんを最初に聴き始めて。
クリス:吉田さんの曲だと何が印象に残りました?
牧:好きな曲は『蒼い夏』です。僕はもちろんその時代に生きていないのに「この時代めちゃくちゃいいな」って思えたんですよね。今の時代って、なんでも物があるし絶対便利になっているはずなんだけど。夏の四畳半で彼女と暮らして蒸し暑いなか扇風機にあたってスイカを食ってるみたいなのが、映画を観るよりもすごく生々しく感じれられたんですよ。そこで日本語のすごさを感じたんですよね。
クリス:なるほどね。
牧:僕は英語がしゃべれないですし、英詞も辞書で調べて。ちゃんとした英語じゃないものを頑張って作るより、自分の母国である日本の言葉のほうが自分の表現をより深くできるんじゃないかと気付かせてくれたのは拓郎さんでした。
牧:そのライブハウスの店長も僕がバンドをやっていることを理解してくれていて、すごく融通してくれたなという感じでした。
クリス:それはどこのライブハウスだったの?
牧:渋谷の「Shibuya Milkyway」というライブハウスで3年間ぐらいやってました。自分の興味があることに時間を使うのが大事だなとそこで思いましたね。
クリス:ライブハウスのバーカウンターに勤めていると、直接楽器は触っていなくても、なんとなく見えてくるものがあるよね。ステージに立つ人間以上に、ライブハウスに来るお客さんと直にしゃべって触れ合うわけだし、身近に空気感が伝わってきて。ステージ上だと伝わってこないような客の反応もね。
牧:めちゃくちゃ見えました。その当時、唯一いやだったのは、友だちのバンドが出ているときに僕らのバンドを観てくれているファンの人が来ることです。ファンに現実的なところをあんまり見せたくなかったから、バーカウンターに来て「go!go!vanillasのライブいつも行ってます」って言われると、「早くステージだけで見せたい!」ってすごく思ってました。
クリス:そうなんだ。それがひとつのモチベーションになったのかもしれないね。
牧:なりましたね。
4月2日(金)の放送でも牧が登場した。radikoで2021年4月9日(金)28時59分まで聴くことができる。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20210402230000
go!go!vanillasの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
3月26日(金)のオンエアでは、go!go!vanillasの牧 達弥(Vo/Gt)が登場。「日本語のすごさ」に気づいたアーティストを明かした。go!go!vanillasは3月24日(水)にニューアルバム『PANDORA』をリリースした。
go!go!vanillas - 「PANDORA」アルバム全曲ダイジェスト
前身バンドは「どすこい喫茶ジュテームソン」
大分県生まれの牧。地元では手に入らないCDがあり、「好きなアーティストのCDは全部ほしい」という思いが上京のきっかけになったという。その後、大学2年生になってからバンド活動を本格化。当初は個性的なバンド名だった。牧:最初は「どすこい喫茶ジュテームソン」という名前でやってました。
クリス:え、なに? どすこい喫茶ジュテームソン?
牧:はい(笑)。むちゃくちゃふざけた名前でやってましたね。『週刊少年ジャンプ』(集英社)に掲載されていた、漫画家・うすた京介さんが描いた僕らが好きなギャグ漫画『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』に出てくる言葉をとってバンド名にしたんです。
クリス:どのくらい続いたの?
牧:半年かな(笑)。そんな名前がついてたらそうなりますよね。
クリス:いやいや、名前は俺はけっこう素敵だなと思いますけど。
牧:本当ですか(笑)。
クリス:オリジナルをやってたの?
牧:オリジナルで、そのときは英詞でやっていました。
映画より生々しく感じた…日本語の歌のすごさに気づいた曲
go!go!vanillasは2010年に結成された。牧はどすこい喫茶ジュテームソンからバンド名を変えたことに加え、大きな変化があったと明かした。牧:まず、歌詞が日本語になりました。
クリス:ずっと英詞でやっていたのが日本語になったと。
牧:吉田拓郎さんに出会って変わったんです。あと、はっぴいえんど。
クリス:それはどういういきさつだったの?
牧:洋楽を聴き漁っていたなかで、「日本の音楽もいい音楽あるでしょ」と思って。当時出てきている音楽にあまり興味を持てなかったので、じゃあ昔の人たちでかっこいい人たちいるかな、と。ザ・リバティーンズがすごく好きで、(メンバーの)ピート・ドハーティが弾き語りもけっこうやっていて。日本も弾き語りというかフォークソンガーがいるから、ちょっと聴いてみようと拓郎さんを最初に聴き始めて。
クリス:吉田さんの曲だと何が印象に残りました?
牧:好きな曲は『蒼い夏』です。僕はもちろんその時代に生きていないのに「この時代めちゃくちゃいいな」って思えたんですよね。今の時代って、なんでも物があるし絶対便利になっているはずなんだけど。夏の四畳半で彼女と暮らして蒸し暑いなか扇風機にあたってスイカを食ってるみたいなのが、映画を観るよりもすごく生々しく感じれられたんですよ。そこで日本語のすごさを感じたんですよね。
クリス:なるほどね。
牧:僕は英語がしゃべれないですし、英詞も辞書で調べて。ちゃんとした英語じゃないものを頑張って作るより、自分の母国である日本の言葉のほうが自分の表現をより深くできるんじゃないかと気付かせてくれたのは拓郎さんでした。
ライブハウスのバイト経験で得たこと
上京して初めてアルバイトを始めたという牧。たどり着いたのは、ライブハウスのバーカウンターの仕事だった。牧:そのライブハウスの店長も僕がバンドをやっていることを理解してくれていて、すごく融通してくれたなという感じでした。
クリス:それはどこのライブハウスだったの?
牧:渋谷の「Shibuya Milkyway」というライブハウスで3年間ぐらいやってました。自分の興味があることに時間を使うのが大事だなとそこで思いましたね。
クリス:ライブハウスのバーカウンターに勤めていると、直接楽器は触っていなくても、なんとなく見えてくるものがあるよね。ステージに立つ人間以上に、ライブハウスに来るお客さんと直にしゃべって触れ合うわけだし、身近に空気感が伝わってきて。ステージ上だと伝わってこないような客の反応もね。
牧:めちゃくちゃ見えました。その当時、唯一いやだったのは、友だちのバンドが出ているときに僕らのバンドを観てくれているファンの人が来ることです。ファンに現実的なところをあんまり見せたくなかったから、バーカウンターに来て「go!go!vanillasのライブいつも行ってます」って言われると、「早くステージだけで見せたい!」ってすごく思ってました。
クリス:そうなんだ。それがひとつのモチベーションになったのかもしれないね。
牧:なりましたね。
4月2日(金)の放送でも牧が登場した。radikoで2021年4月9日(金)28時59分まで聴くことができる。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20210402230000
go!go!vanillasの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
番組情報
- SAPPORO BEER OTOAJITO
-
毎週金曜23:00-23:30