J-WAVEで毎週月曜から木曜に放送中の番組『THE KINGS PLACE』。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める番組だ。
2021年1月から、コロナ禍を生きるバンドマン、ライブ関係者など、音楽に携わるすべての人の力を結集して全面リニューアルを行い、積極的に未来を模索していくアーティスト番組に生まれ変わった。
1月の火曜日はSUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太が担当。初回となる5日(火)は、自身の活動やライブハウスへの「恩返し」について、熱い想いを語った。
渋谷:音楽業界に関わらず、おしなべてみなさん、めちゃくちゃ大変な1年だったと思うんです。なんだろうな……この環境下で、人間の本質みたいなのが見えた気がしますね。自分も人付き合いとかがちょっと変わったりしましたね。すごく大切なことを気づかせてくれるタイミングだったし、人間のよろしくない部分もちょっと見えたりしました。俺はありがたさに気づいたことのほうが、がぜん多かったんだけどね。自分がその人に対していろいろなことをやってもらったり、してもらったり。しっかりと返していかなきゃいけないなと思わせてくれるような、そんな1年に……「思わせてくれるような」って言わなきゃいけねえんだよね! これね! 悔しいね! そんな1年だったかなって思います。
渋谷:なくなってしまったライブハウスもありましたし、今でも頑張って人数を制限しながらいろいろなガイドラインを守ってちゃんと運営しているライブハウスもあります。その差がいったいなんなのか、というのはちょっと難しいです。企業努力だと言い放ってしまうのは、ちょっと違うかなって思うんですよ。もちろんそれもあるけど、やっぱりいろいろと「やむを得ないこと」ってあったと思うんです。
コロナ以前、ライブを開催できることを、どこかで当たり前に感じてしまっていたのではないか。そんな反省の念を抱いている。
渋谷:バンドマンにとってもライブハウスにとっても、ライブができる場所があるとか、ライブをしてくれるバンドがいるとか、そしてなによりもライブハウスにお客さんが来るということに対して、やっぱり慣れはありましたよね。俺もどこかしらで、「できて当然だ」って思ってました。やれることはありがたいし、うれしいという感謝の気持ちは忘れたことはなかったんですけど、その量の話だと思っています。もっと、きっと大切にしなきゃいけなかったんでしょうね。というのは、いろいろなところでちょっと感じてます。こうなってから気づくんじゃ、やっぱり遅いんですよね……。
渋谷:俺らもツアーが全部飛んで、ライブハウスとは呼べないような規模のライブも飛んじゃって、そうなると負債がすごいんですよ(笑)。いろいろな方が助けてくれたりして、事務所もですし、周りのライブハウスもなんとか今もあるところが多いんですけど「どうなってもおかしくなかったんだろうな」っていうように思います。やっぱり慣れとか慢心というのは怖いですよね。
渋谷はライブハウスに対して、「支援」より「恩返し」という言葉を好んで使う。自分たちにいったいなにができるのかを考え、いつかライブハウスに恩返しがしたいそうだ。
渋谷:いつになるかわからないですけど、「今なんじゃないか」と思えるタイミングがきたら、お世話になったライブハウスにバンドマンが動く番かなと思っています。その「今だ!」という時期までにもう少し大きなバンドなれるのであれば、すごく恩返しになるかなと。できることを増やして、なくなってしまったライブハウス、そして今大変な思いをしているライブハウスに対して、自分たちが「動くこと」を、のちにしっかりとやれたらいいのかなと、そんなことを思っています。効果的にぶっ放せるチャンスが来るんじゃないかって、今のこの瞬間も動きつつしっかりと。「フロムライブハウス」って僕らSUPER BEAVERは言ってます。ライブを年間100本やらせてもらってましたし、ライブハウスを回りまくっていたので、しっかりとそれを掲げたことに恥じぬような活動を、この先もしっかりとしていきたいなと思っております。
渋谷:実は我々SUPER BEAVERは、2020年にメジャーレーベルと再契約したんですよね。わたくしが20歳の時分に、実はメジャーデビューを1度経験しているんですけど、2年で落っこちます。そこから10年間インディーズの活動を経て2020にメジャー再契約をしたんですけど、メジャー再契約してからライブハウスで全然ライブをやれていないんですよ(笑)。こんなことがありますか? 悲しいなって思っているんです! だからこそ、メジャー再契約をして一発目に出したシングルを、いつかライブハウスでボカン!とやりたいな、と思っています。
SUPER BEAVERの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
新時代音楽王たちの集い『THE KINGS PLACE』の放送は、毎週月曜から木曜の25時から。オフィシャルサイトはこちら。
2021年1月から、コロナ禍を生きるバンドマン、ライブ関係者など、音楽に携わるすべての人の力を結集して全面リニューアルを行い、積極的に未来を模索していくアーティスト番組に生まれ変わった。
1月の火曜日はSUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太が担当。初回となる5日(火)は、自身の活動やライブハウスへの「恩返し」について、熱い想いを語った。
人間関係への気づきや反省もあった2020年
この日のテーマが「2020年のアーティスト活動を振り返る」。渋谷にとって、人間関係などへの気づきや感謝のある1年だったようだ。渋谷:音楽業界に関わらず、おしなべてみなさん、めちゃくちゃ大変な1年だったと思うんです。なんだろうな……この環境下で、人間の本質みたいなのが見えた気がしますね。自分も人付き合いとかがちょっと変わったりしましたね。すごく大切なことを気づかせてくれるタイミングだったし、人間のよろしくない部分もちょっと見えたりしました。俺はありがたさに気づいたことのほうが、がぜん多かったんだけどね。自分がその人に対していろいろなことをやってもらったり、してもらったり。しっかりと返していかなきゃいけないなと思わせてくれるような、そんな1年に……「思わせてくれるような」って言わなきゃいけねえんだよね! これね! 悔しいね! そんな1年だったかなって思います。
ライブを「もっと大切にしなきゃいけなかった」という反省も
新型コロナによって観客を入れたライブが困難になり、ライブハウスも苦境に立たされた。渋谷は状況をどう見ていたのか。渋谷:なくなってしまったライブハウスもありましたし、今でも頑張って人数を制限しながらいろいろなガイドラインを守ってちゃんと運営しているライブハウスもあります。その差がいったいなんなのか、というのはちょっと難しいです。企業努力だと言い放ってしまうのは、ちょっと違うかなって思うんですよ。もちろんそれもあるけど、やっぱりいろいろと「やむを得ないこと」ってあったと思うんです。
コロナ以前、ライブを開催できることを、どこかで当たり前に感じてしまっていたのではないか。そんな反省の念を抱いている。
渋谷:バンドマンにとってもライブハウスにとっても、ライブができる場所があるとか、ライブをしてくれるバンドがいるとか、そしてなによりもライブハウスにお客さんが来るということに対して、やっぱり慣れはありましたよね。俺もどこかしらで、「できて当然だ」って思ってました。やれることはありがたいし、うれしいという感謝の気持ちは忘れたことはなかったんですけど、その量の話だと思っています。もっと、きっと大切にしなきゃいけなかったんでしょうね。というのは、いろいろなところでちょっと感じてます。こうなってから気づくんじゃ、やっぱり遅いんですよね……。
ライブハウスへ「恩返し」するために
渋谷は2020年、ツアーに加え、ライブハウスでの小規模なライブでさえも中止を余儀なくされた。それを踏まえ、現在の心境や今後の活動の方針についてこう語った。渋谷:俺らもツアーが全部飛んで、ライブハウスとは呼べないような規模のライブも飛んじゃって、そうなると負債がすごいんですよ(笑)。いろいろな方が助けてくれたりして、事務所もですし、周りのライブハウスもなんとか今もあるところが多いんですけど「どうなってもおかしくなかったんだろうな」っていうように思います。やっぱり慣れとか慢心というのは怖いですよね。
渋谷はライブハウスに対して、「支援」より「恩返し」という言葉を好んで使う。自分たちにいったいなにができるのかを考え、いつかライブハウスに恩返しがしたいそうだ。
渋谷:いつになるかわからないですけど、「今なんじゃないか」と思えるタイミングがきたら、お世話になったライブハウスにバンドマンが動く番かなと思っています。その「今だ!」という時期までにもう少し大きなバンドなれるのであれば、すごく恩返しになるかなと。できることを増やして、なくなってしまったライブハウス、そして今大変な思いをしているライブハウスに対して、自分たちが「動くこと」を、のちにしっかりとやれたらいいのかなと、そんなことを思っています。効果的にぶっ放せるチャンスが来るんじゃないかって、今のこの瞬間も動きつつしっかりと。「フロムライブハウス」って僕らSUPER BEAVERは言ってます。ライブを年間100本やらせてもらってましたし、ライブハウスを回りまくっていたので、しっかりとそれを掲げたことに恥じぬような活動を、この先もしっかりとしていきたいなと思っております。
いつかライブハウスでやりたい楽曲
渋谷はSUPER BEAVER『ハイライト』をオンエアする際、曲への熱い想いを語った。渋谷:実は我々SUPER BEAVERは、2020年にメジャーレーベルと再契約したんですよね。わたくしが20歳の時分に、実はメジャーデビューを1度経験しているんですけど、2年で落っこちます。そこから10年間インディーズの活動を経て2020にメジャー再契約をしたんですけど、メジャー再契約してからライブハウスで全然ライブをやれていないんですよ(笑)。こんなことがありますか? 悲しいなって思っているんです! だからこそ、メジャー再契約をして一発目に出したシングルを、いつかライブハウスでボカン!とやりたいな、と思っています。
SUPER BEAVERの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
新時代音楽王たちの集い『THE KINGS PLACE』の放送は、毎週月曜から木曜の25時から。オフィシャルサイトはこちら。
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2021年1月12日28時59分まで
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番組情報
- THE KINGS PLACE
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月・火・水・木曜25:00-26:00