J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)。11月5日(木)のオンエアでは、10月21日にニュー・アルバム『2020』をリリースしたa flood of circleの佐々木亮介がゲスト出演をしてトークを繰り広げた。11月25日(水)にはライブを控えており、配信チケットは現在発売中だ。
佐々木:江東区の下町にある実家に帰ることがあったんです。おばあちゃんもいて久しぶりに写真を見ていたら、親に「これをこっちで持っていてもしょうがないから持って帰って」って、山ほど渡されたんです(笑)。
増井:(笑)。
佐々木:それで久しぶりに見たら「こんなのがあったのか」と、撮りました。
サッシャ:これは学校?
佐々木:ブリュッセルにストッケルという町があって、そこの地元の子たちとサッカークラブに入っていたんです。
サッシャ:へー! 小学生?
佐々木:8歳とかかな?
サッシャ:拡大してみると、かわいい。
増井:みんないろいろな髪色をしていますね。
佐々木:ベルギーはもともと移民が多い国なんです。今でも思い出すのは、最初にあいさつをしにいったとき、写真の1番左側に立っている監督のボブさんに、フランスだから「ムッシュ」って語りかけたら「ムッシュなんて言うな、かたいかたい。ボブって呼んでくれよ」みたいな。まだ日本から来たばかりだから、おじさんを「さん」づけするのが常識の感覚で。
サッシャ:日本語で言うとね。
佐々木:そう。「呼び捨てにしていいんだ」みたいなことをけっこう感じました。
サッシャ:大人を「ボブ」って言っていいんだ、みたいなね。
増井:ボブは優しい方だったんですか?
佐々木:厳しさと優しさがどっちもありましたね。監督としては厳しかった。クラブハウスに当時、リプトンの紅茶のソーダがあったんです。
サッシャ:はいはい、あった! 紅茶のソーダね。
佐々木:それがドラフト(サーバー)であってゴールを決めると、ボブがムール貝とそれをおごってくれました(笑)。
サッシャ:ムール貝!?
佐々木:ムール貝も初めて食べて、けっこうカルチャーショックがありまして「これ食ってるの!?」みたいな。山盛り出てくるんですよね。
小学校2年生の夏からおよそ3年間ベルギーに滞在したという佐々木。現地で習得した言葉は、今ではすっかり忘れてしまったのだとか。
サッシャ:2年生でベルギーに行ったとき、フランス語はしゃべれないでしょ?
佐々木:全然です。このときに徐々にフランス語を覚えていって……今はスッカラカンなんですけど(笑)。
サッシャ:忘れたの?
佐々木:全然しゃべれないです。
サッシャ:えー! もったいない。
佐々木:ちょっと前にイギリス出身のエンジニアと仕事をしたんです。彼はイギリスのスタジオにいて日本に来たんですけど、彼はフランスのハーフで「フレンチもいける」という人だったんです。「おまえ、ベルギーにいたの?」ってガンガンにフランス語で話しかけられたんですけど、1個もわからなくて(笑)。
サッシャ:(笑)。
サッシャ:もったいない。サッカーはこのあと、日本に帰ってきても続けたの? 佐々木:中学1年くらいまではやっていたんです。このあとはロンドンに行って、帰ってきてサッカーをちょっとやっていたんですけれど、ギターに出会っちゃったので、そこから真っ直ぐ今まで来たという感じです。
サッシャ:「ボールが友だち」から「ギターが友だち」に。
佐々木:そうなんですよ。それまでは名波 浩選手のポスターを貼っていたんですけど。
サッシャ:おー! レフティモンスター。
佐々木:レフティモンスターがだんだんとジョン・レノンになり……みたいな(笑)。そんな感じでした。
増井:ポジションはどこだったんですか?
佐々木:このときはフォワードというかトップをやっていましたね。
サッシャ:うまいじゃん。ベルギーだとうまい人はキーパーもやるけどね、ドイツとかもそうだけどね。
佐々木:そうですね、ヨーロッパサッカーは守備が固いんです。
サッシャ:フォワードかキーパーがうまい。だからうまかったということですね。
佐々木:いや、目立ちたがりだったんだと思います(笑)。
サッシャ:(笑)。
佐々木:「ドリブルをして持ちすぎて怒られる」みたいなのがよくありました。
サッシャ:子どものころの写真は公開したことあるの?
佐々木:たまに。それこそコロナの期間で帰ったばかりのときは、亡くなったおじいちゃんの写真とかも久しぶりに出てきて、それを載せたりもしていました。
増井:変わらないですよね。
佐々木:顔ですか? 変わってないかも。
増井:「小っちゃい版」というだけですよね。
佐々木:ミニ佐々木ですね(笑)。
サッシャ:髪型はオシャレにはなったけど。
佐々木:ありがとうございます。グリーンの派手なユニフォームでした。
サッシャ:なんというサッカーチームだったんですか?
佐々木:そのまま「ストッケル」という名前でした。『タンタン』という漫画はわかりますか?
サッシャ:わかります。
佐々木:「タンタンの街」というので、駅とかもタンタンの絵がズラーっと描いてあるあってすごくかわいらしい駅なんです。
サッシャ:東京に『タンタン』のカフェも一時期あったよね。
佐々木:そうなんですか? 知らなかった。1回、実写化の映画もありましたよね。スティーブン・スピルバーグが監督をやってビックリしたけど。
増井:また行きたいですよね。
佐々木:そうなんです。飛行機で行けるようになったら行きたいなと。
サッシャ:本当に行けないことがビックリだよね。今まで旅が当たり前だったのに。
a flood of circleの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。
少年時代のベルギーでの一枚
この日の「MUSIC+1」のトークテーマは木曜日恒例企画「あなたのケータイに入っている写真を見せて」。幼少期の数年を海外ですごしたという佐々木が実家から出てきたという貴重な一枚を披露した。佐々木:江東区の下町にある実家に帰ることがあったんです。おばあちゃんもいて久しぶりに写真を見ていたら、親に「これをこっちで持っていてもしょうがないから持って帰って」って、山ほど渡されたんです(笑)。
増井:(笑)。
佐々木:それで久しぶりに見たら「こんなのがあったのか」と、撮りました。
サッシャ:これは学校?
佐々木:ブリュッセルにストッケルという町があって、そこの地元の子たちとサッカークラブに入っていたんです。
サッシャ:へー! 小学生?
佐々木:8歳とかかな?
サッシャ:拡大してみると、かわいい。
増井:みんないろいろな髪色をしていますね。
佐々木:ベルギーはもともと移民が多い国なんです。今でも思い出すのは、最初にあいさつをしにいったとき、写真の1番左側に立っている監督のボブさんに、フランスだから「ムッシュ」って語りかけたら「ムッシュなんて言うな、かたいかたい。ボブって呼んでくれよ」みたいな。まだ日本から来たばかりだから、おじさんを「さん」づけするのが常識の感覚で。
サッシャ:日本語で言うとね。
佐々木:そう。「呼び捨てにしていいんだ」みたいなことをけっこう感じました。
サッシャ:大人を「ボブ」って言っていいんだ、みたいなね。
増井:ボブは優しい方だったんですか?
佐々木:厳しさと優しさがどっちもありましたね。監督としては厳しかった。クラブハウスに当時、リプトンの紅茶のソーダがあったんです。
サッシャ:はいはい、あった! 紅茶のソーダね。
佐々木:それがドラフト(サーバー)であってゴールを決めると、ボブがムール貝とそれをおごってくれました(笑)。
サッシャ:ムール貝!?
佐々木:ムール貝も初めて食べて、けっこうカルチャーショックがありまして「これ食ってるの!?」みたいな。山盛り出てくるんですよね。
せっかく覚えたフランス語が…
小学校2年生の夏からおよそ3年間ベルギーに滞在したという佐々木。現地で習得した言葉は、今ではすっかり忘れてしまったのだとか。
サッシャ:2年生でベルギーに行ったとき、フランス語はしゃべれないでしょ?
佐々木:全然です。このときに徐々にフランス語を覚えていって……今はスッカラカンなんですけど(笑)。
サッシャ:忘れたの?
佐々木:全然しゃべれないです。
サッシャ:えー! もったいない。
佐々木:ちょっと前にイギリス出身のエンジニアと仕事をしたんです。彼はイギリスのスタジオにいて日本に来たんですけど、彼はフランスのハーフで「フレンチもいける」という人だったんです。「おまえ、ベルギーにいたの?」ってガンガンにフランス語で話しかけられたんですけど、1個もわからなくて(笑)。
サッシャ:(笑)。
サッシャ:もったいない。サッカーはこのあと、日本に帰ってきても続けたの? 佐々木:中学1年くらいまではやっていたんです。このあとはロンドンに行って、帰ってきてサッカーをちょっとやっていたんですけれど、ギターに出会っちゃったので、そこから真っ直ぐ今まで来たという感じです。
サッシャ:「ボールが友だち」から「ギターが友だち」に。
佐々木:そうなんですよ。それまでは名波 浩選手のポスターを貼っていたんですけど。
サッシャ:おー! レフティモンスター。
佐々木:レフティモンスターがだんだんとジョン・レノンになり……みたいな(笑)。そんな感じでした。
増井:ポジションはどこだったんですか?
佐々木:このときはフォワードというかトップをやっていましたね。
サッシャ:うまいじゃん。ベルギーだとうまい人はキーパーもやるけどね、ドイツとかもそうだけどね。
佐々木:そうですね、ヨーロッパサッカーは守備が固いんです。
サッシャ:フォワードかキーパーがうまい。だからうまかったということですね。
佐々木:いや、目立ちたがりだったんだと思います(笑)。
サッシャ:(笑)。
佐々木:「ドリブルをして持ちすぎて怒られる」みたいなのがよくありました。
サッシャ:子どものころの写真は公開したことあるの?
佐々木:たまに。それこそコロナの期間で帰ったばかりのときは、亡くなったおじいちゃんの写真とかも久しぶりに出てきて、それを載せたりもしていました。
増井:変わらないですよね。
佐々木:顔ですか? 変わってないかも。
増井:「小っちゃい版」というだけですよね。
佐々木:ミニ佐々木ですね(笑)。
サッシャ:髪型はオシャレにはなったけど。
佐々木:ありがとうございます。グリーンの派手なユニフォームでした。
『タンタンの冒険』シリーズのイラストがたくさん
佐々木が滞在したストッケルの駅は、世界的にも有名な漫画のイラストで埋め尽くされているのだとか。サッシャ:なんというサッカーチームだったんですか?
佐々木:そのまま「ストッケル」という名前でした。『タンタン』という漫画はわかりますか?
サッシャ:わかります。
佐々木:「タンタンの街」というので、駅とかもタンタンの絵がズラーっと描いてあるあってすごくかわいらしい駅なんです。
サッシャ:東京に『タンタン』のカフェも一時期あったよね。
佐々木:そうなんですか? 知らなかった。1回、実写化の映画もありましたよね。スティーブン・スピルバーグが監督をやってビックリしたけど。
増井:また行きたいですよね。
佐々木:そうなんです。飛行機で行けるようになったら行きたいなと。
サッシャ:本当に行けないことがビックリだよね。今まで旅が当たり前だったのに。
a flood of circleの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。
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2020年11月12日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
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月・火・水・木曜9:30-12:30