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『鬼滅の刃』主題歌、当初は爽やかな曲だった! LiSAが明かす制作秘話

『鬼滅の刃』主題歌、当初は爽やかな曲だった! LiSAが明かす制作秘話

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)。10月13日(月)のオンエアではアーティストのLiSAがゲスト出演をしてトークを繰り広げた。『鬼滅の刃』主題歌の制作秘話を明かした。

社会現象となった『鬼滅の刃』 LiSAも激動

LiSAは「MUSIC+1」には2年半ぶりの登場。『NHK紅白歌合戦』に出演するなど活躍を見せているLiSAが今日までの道のりと、オープニングテーマ曲を手がけたアニメ『鬼滅の刃』について語った。

サッシャ:この2年半のあいだが激動で、昨年末の紅白も出ましたね。どうでした?
LiSA:私自身は一生懸命目の前のことをやり続けてきたら、いつの間にかにすごいところまで来たなと。振り返ってみて改めて感じています。
増井:その紅白で披露されたのが、テレビアニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマでお馴染みの『紅蓮華』。いまや社会現象になっていますけれども、最初に『鬼滅の刃』のオファーを聞いたときの実感は?
LiSA:原作もすごく人気だったんですけど、こんなにもお子さんから大人の方まで“呼吸”(作中で主人公たちが使う技)を使えるようになる世の中になるとは(笑)。
サッシャ・増井:(笑)。
LiSA:そうなるとは思わないぐらいの想像以上の人気の作品になったと思います。
サッシャ:漫画は読んでいたんですか?
LiSA:読んでいました。
サッシャ:ここまで幅広くというのはちょっと意外でしたか?
LiSA:お子さんがここまでハマるようになったのは、漫画がアニメーションになってキャラクターたちの魅力が余計に伝わりやすくなったのかなと感じてます。あとは“呼吸”もアニメーションになったときに「私もそれが出せるんじゃないか!」っていう(笑)。
サッシャ:わかる! 「構えてみたくなる」みたいなね。
LiSA:そういう希望を持てるようなキャラクターがやっぱりそれぞれ魅力的だなと思いますね。
増井:LiSAさんがお好きな登場人物は?
LiSA:全員好きなんですけど、なかでも煉獄さん(煉獄杏寿郎)が大好きです。
サッシャ:その魅力の理由は。
LiSA:やっぱり頼りがいがありますし、彼のような先輩でいたいというか、彼のように誠実でまっすぐな人間でいたいなと思います。

真逆のオーダーで4曲がお蔵入りに!?

LiSAは『紅蓮華』がオープニング曲として採用されるまでの驚きの苦労について告白をした。

サッシャ:『紅蓮華』をオープニングで聴くと、アガりますね。
LiSA:制作をしているあいだは、とても大変だったんです。最初は「ジャンプ」の作品なので、どちらかというと爽やかな楽曲を求められていて、そのために4曲ぐらい作ったんです。
サッシャ:えぇー!
LiSA:そのあとに「やっぱりバトルシーンを描きたいので、重めで」って(笑)。
サッシャ・増井:(笑)。
LiSA:「真逆のオーダーが来た!?」と思って(笑)。
サッシャ:それでああいうヘビーロックのギターのサウンドになったんだ。
LiSA:初めはバトルシーンがメインのアニメーションではなかったんです。「そこから冒険が始まっていくぞ」みたいな爽やかなオープニングをみなさんが想像していたんですけど、たぶん描いている途中に「おや? どうやらこれはバトルシーンが必要だぞ」と制作の方々が思ったんだと思います。そうやってみんなですり合わせながら少しずつ作っていった、本当に作品を愛してもらうため、作品をよりよく伝えていくためにみんなで一丸となって作った作品なんです。
増井:初めに作った4曲はナシで、新たに作った曲が『紅蓮華』なんですか?
LiSA:そうですね。
サッシャ:その4曲は全部お蔵入り?
LiSA:お蔵入りです(笑)。
サッシャ:うわー! そのお蔵を開けたい!
LiSA:(笑)。

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鬼も愛おしくなるキャラの魅力「どんどんと推しが増えていく」

劇場版『鬼滅の刃』無限列車編 本予告

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では、主題歌の『炎(ほむら)』を歌っているLiSA。『鬼滅の刃』の魅力について質問されると、登場人物や作品への想いを熱く語った。

LiSA:キャラクターがすごく魅力的だなと思います。というのは、鬼殺隊のみんなもそうですけど、鬼側のみんなにも感情移入してしまう部分があったりとかして、憎み切れない。全員が愛おしくなってしまって、話が進むうちにどんどんと推しが増えていくという現象が(笑)。
サッシャ:本当にね。無惨(鬼舞辻󠄀無惨)がねえ……。
LiSA:(笑)。無惨様にもいろいろありますから。
サッシャ:そうなんですよね。というさまざまな角度で「正義」「悪」と単純に言えないところがまた魅力でもあると思います。
増井:『炎』はどのように作られたんですか?
LiSA:制作のみなさんと相談をしながら。『無限列車編』は私自身がすごく好きな話だったので、私の気合というか熱量も違いました。作品に没頭して観ていただいたあとに楽曲を一緒に楽しんでいただくという意味を込めて、壮大な力強いバラードになっています。
サッシャ:推しを考えると、当然タイトルに『炎』という字は入ってくるのかな? と思っちゃいます。
LiSA:やっぱり煉獄さん推しとしては『炎』というタイトルでこの楽曲を歌えるのはすごく光栄なことだなと思います。

LiSAの最新情報は、 公式サイトまたは、Twitterまで。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。

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