J-WAVEで放送中の『GOLD RUSH』(ナビゲーター:小宮山雄飛<ホフディラン>)のワンコーナー「CUSTOMLIFE MEET UP」。7月17日(金)のオンエアでは、7月7日にニューシングル『HOME』を配信リリースした、シンガー・土岐麻子がゲストに出演。新曲の制作秘話や自粛期間中の過ごし方などを語った。
■中学時代を思い出したワクワク感や初期衝動
土岐は、5月に三鍵盤ツアー「TOKI ASAKO LIVE 2020 SS『264 Keys ~三鍵盤ツアー、再び。~』」の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催見合わせに。自粛期間中はずっと家で過ごし、曲作りに励んでいたという。
土岐:リハーサルとかが入る前だったんですけど、何をしたらいいのかと悩んで、頼まれてもいないのに曲作りも始めていました。発表はしていませんが、実は締切りもオファーもないところで曲を作るのはソロになってから初めてだったので、楽しみながらできましたね。
小宮山:まったくテーマとかもなく、自分でイチから? 意外と我々って締切りがあるとやるけど、締め切りがないとなかなかやらなかったりしますよね。そこはどうでした?
土岐:バンドを始めた中学生ぶりぐらいの自主性でした(笑)。でも本当に、ワクワク感とか初期衝動は中学のときを思い出しました。自分の音楽活動とはまったく別の、今ハマっているK-POPを聴いてキラキラした気持ちになって、自分の作るものも影響を受けてくるというか。
小宮山:土岐さんのイメージって「東京のシティポップ」じゃないですか。その立ち位置からK-POPを聴いて影響があったんですか?
土岐:影響を受けているような気がします(笑)。影響を受けて、今新しい曲を作っているような感じ。これまでは街に出ていたことが多いので、自ずと東京の景色が盛り込まれていたんですが、本当に外に出なかったので、謎のステージにいるような感じがしますね(笑)。
■昨年作った曲だけど…今のリアルなテーマでビックリ
新曲『HOME』は、テレビアニメ『フルーツバスケット 2nd season』(テレビ東京系)のオープニング主題歌。作詞を土岐が、作曲と編曲は土岐とずっと一緒にアルバムを作ってきたプロデューサーのTomi Yoが担当している。
小宮山:アニメの主題歌って作り方が違うものですか?
土岐:「作品に沿ったものにしてください」と言われたわけではないのですが、個人的にはやっぱり作品に沿ったものにしたいと思ったので、作品を最初から読み直して作りました。実は2019年の秋が締切りで、そのときにはすでにできていたんです。久々に聴いた感じですね。
小宮山:久々に聴いてどうですか?
土岐:タイトルが『HOME』で、テーマも「毎日帰る家」とか「心の中のHOME」というものだったんです。アニメの影響を受けてそのテーマにしたんですけど、コロナ禍の今聴いたら、自分にとってものすごくリアルなテーマになっていたことに驚きましたね。
小宮山:ミュージシャンって不思議で、自分の曲を聴き直すと、「今のことを歌ってるじゃん」みたいなことがよくありますよね。じゃあ、今聴くとちょっと違う思いがあるわけですね。
土岐:そうですね。東京に住んでいると、人と離れて過ごすことがないじゃないですか。私の場合は両親も東京にいるので。でも車で10分くらいのところに住んでいるのに5ヶ月会えていないという状況です。人との距離をすごく考えさせられた数ヶ月でしたね。
■オーディオインターフェイスを買ったものの…
「CUSTOMLIFE MEET UP」では、ゲストに買い物にまつわる話を聞いている。土岐が最近買ってよかったものは、パソコンに接続して音を入出力するオーディオインターフェイスだという。
土岐:今までは基本的に家で録音をしていませんでした。デモもスタジオに行って録っていたのですが、今回初めて本番の音を録ってみようとしたときがあったんですよ。そのために、まずオーディオインターフェイスを買いました。高かった(笑)。この先、自分がどのくらい使いこなせるのかもわからないのに。
小宮山:そんなに高いものですか?
土岐:定価は30万ぐらい。
小宮山:あ、かなりちゃんとしたやつですね! 30万のオーディオインターフェイスはかなりプロユースですよね。
土岐:これまで使っていたものよりノイズも少なくて、表にちゃんと出せるものを……。
小宮山:ワタナベイビー(ホフディラン)が買ったのは1万5000円ですよ。
土岐:それはそれでいいと思います(笑)。
小宮山:「これでいいかなあ。高くない?」って送られてきて「安いよ!」って(笑)。聴いてるかな、ワタナベイビー。ミュージシャンってこのくらいかけるんですよ。
土岐はオーディオインターフェイスを購入する際、レコーディングエンジニアの夫に「半分ずつ(お金を)出さない? 自分も使えるじゃん」と相談したのだとか。今ではラジオ収録などにも活用しているという。
小宮山:実際の使い心地はどうですか?
土岐:ノイズも少なくていい歌が録れます。ただ、防音も何もしていない普通の部屋なんですよ。部屋鳴りがあまりよくなかったので、結局クローゼットに入ってマイクを立てて撮りました。
小宮山:へ~!
土岐:もう非常に劣悪な環境で。ただ、音はよかったです。クローゼットは吸音がハンパないです。冬物の洋服がかかったままなので、めちゃくちゃ暑かったですけどね(笑)。
小宮山:土岐さんのイメージにないですよね。クローゼットにこもって歌っているという。
土岐:もう暑すぎて半裸みたいな状態でした(笑)。タンクトップで歌いました。
小宮山:それ笑っちゃいますね。「これ、半裸でクローゼットの中で歌ってるのか」と思ったら(笑)。
土岐がクローゼットの中で収録した曲は、6月24日にデジタル配信された『Welcome to my room feat. Ryohu & 土岐麻子』。『HOME』とあわせて、ぜひチェックしてみてほしい。
J-WAVE『GOLD RUSH』のワンコーナー「CUSTOMLIFE MEET UP」では、幅広いジャンルから“旬”な人物にフォーカス。活動やライフスタイル、買い物について幅広くインタビューする。過去のゲストのトークは公式ページにも掲載されているので、ぜひチェックしてほしい。
■中学時代を思い出したワクワク感や初期衝動
土岐は、5月に三鍵盤ツアー「TOKI ASAKO LIVE 2020 SS『264 Keys ~三鍵盤ツアー、再び。~』」の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催見合わせに。自粛期間中はずっと家で過ごし、曲作りに励んでいたという。
土岐:リハーサルとかが入る前だったんですけど、何をしたらいいのかと悩んで、頼まれてもいないのに曲作りも始めていました。発表はしていませんが、実は締切りもオファーもないところで曲を作るのはソロになってから初めてだったので、楽しみながらできましたね。
小宮山:まったくテーマとかもなく、自分でイチから? 意外と我々って締切りがあるとやるけど、締め切りがないとなかなかやらなかったりしますよね。そこはどうでした?
土岐:バンドを始めた中学生ぶりぐらいの自主性でした(笑)。でも本当に、ワクワク感とか初期衝動は中学のときを思い出しました。自分の音楽活動とはまったく別の、今ハマっているK-POPを聴いてキラキラした気持ちになって、自分の作るものも影響を受けてくるというか。
小宮山:土岐さんのイメージって「東京のシティポップ」じゃないですか。その立ち位置からK-POPを聴いて影響があったんですか?
土岐:影響を受けているような気がします(笑)。影響を受けて、今新しい曲を作っているような感じ。これまでは街に出ていたことが多いので、自ずと東京の景色が盛り込まれていたんですが、本当に外に出なかったので、謎のステージにいるような感じがしますね(笑)。
■昨年作った曲だけど…今のリアルなテーマでビックリ
新曲『HOME』は、テレビアニメ『フルーツバスケット 2nd season』(テレビ東京系)のオープニング主題歌。作詞を土岐が、作曲と編曲は土岐とずっと一緒にアルバムを作ってきたプロデューサーのTomi Yoが担当している。
小宮山:アニメの主題歌って作り方が違うものですか?
土岐:「作品に沿ったものにしてください」と言われたわけではないのですが、個人的にはやっぱり作品に沿ったものにしたいと思ったので、作品を最初から読み直して作りました。実は2019年の秋が締切りで、そのときにはすでにできていたんです。久々に聴いた感じですね。
小宮山:久々に聴いてどうですか?
土岐:タイトルが『HOME』で、テーマも「毎日帰る家」とか「心の中のHOME」というものだったんです。アニメの影響を受けてそのテーマにしたんですけど、コロナ禍の今聴いたら、自分にとってものすごくリアルなテーマになっていたことに驚きましたね。
小宮山:ミュージシャンって不思議で、自分の曲を聴き直すと、「今のことを歌ってるじゃん」みたいなことがよくありますよね。じゃあ、今聴くとちょっと違う思いがあるわけですね。
土岐:そうですね。東京に住んでいると、人と離れて過ごすことがないじゃないですか。私の場合は両親も東京にいるので。でも車で10分くらいのところに住んでいるのに5ヶ月会えていないという状況です。人との距離をすごく考えさせられた数ヶ月でしたね。
■オーディオインターフェイスを買ったものの…
「CUSTOMLIFE MEET UP」では、ゲストに買い物にまつわる話を聞いている。土岐が最近買ってよかったものは、パソコンに接続して音を入出力するオーディオインターフェイスだという。
土岐:今までは基本的に家で録音をしていませんでした。デモもスタジオに行って録っていたのですが、今回初めて本番の音を録ってみようとしたときがあったんですよ。そのために、まずオーディオインターフェイスを買いました。高かった(笑)。この先、自分がどのくらい使いこなせるのかもわからないのに。
小宮山:そんなに高いものですか?
土岐:定価は30万ぐらい。
小宮山:あ、かなりちゃんとしたやつですね! 30万のオーディオインターフェイスはかなりプロユースですよね。
土岐:これまで使っていたものよりノイズも少なくて、表にちゃんと出せるものを……。
小宮山:ワタナベイビー(ホフディラン)が買ったのは1万5000円ですよ。
土岐:それはそれでいいと思います(笑)。
小宮山:「これでいいかなあ。高くない?」って送られてきて「安いよ!」って(笑)。聴いてるかな、ワタナベイビー。ミュージシャンってこのくらいかけるんですよ。
土岐はオーディオインターフェイスを購入する際、レコーディングエンジニアの夫に「半分ずつ(お金を)出さない? 自分も使えるじゃん」と相談したのだとか。今ではラジオ収録などにも活用しているという。
小宮山:実際の使い心地はどうですか?
土岐:ノイズも少なくていい歌が録れます。ただ、防音も何もしていない普通の部屋なんですよ。部屋鳴りがあまりよくなかったので、結局クローゼットに入ってマイクを立てて撮りました。
小宮山:へ~!
土岐:もう非常に劣悪な環境で。ただ、音はよかったです。クローゼットは吸音がハンパないです。冬物の洋服がかかったままなので、めちゃくちゃ暑かったですけどね(笑)。
小宮山:土岐さんのイメージにないですよね。クローゼットにこもって歌っているという。
土岐:もう暑すぎて半裸みたいな状態でした(笑)。タンクトップで歌いました。
小宮山:それ笑っちゃいますね。「これ、半裸でクローゼットの中で歌ってるのか」と思ったら(笑)。
土岐がクローゼットの中で収録した曲は、6月24日にデジタル配信された『Welcome to my room feat. Ryohu & 土岐麻子』。『HOME』とあわせて、ぜひチェックしてみてほしい。
J-WAVE『GOLD RUSH』のワンコーナー「CUSTOMLIFE MEET UP」では、幅広いジャンルから“旬”な人物にフォーカス。活動やライフスタイル、買い物について幅広くインタビューする。過去のゲストのトークは公式ページにも掲載されているので、ぜひチェックしてほしい。