松居大悟

SNSで話題「#MVつなぎ」は、どう生まれた? クリープハイプや石崎ひゅーいのMV手がける松居大悟が明かす

SNSでは今、クリエイターがクリエイターへと作品を繋ぐ「◯◯つなぎ」がブームとなっている。J-WAVE『JUMP OVER』でナビゲーターを務める映画監督・松居大悟も「#MVつなぎ」をスタートさせた。映像クリエイターが、自分が監督したMVで、今観てほしいものを挙げるというものだ。

どのような経緯でスタートしたのか? 4月16日(木)オンエアの『JUMP OVER』で、松居が明かした。


■錚々たるクリエイターが参加する「MVつなぎ」

ミュージシャンが歌を披露する「#うたつなぎ」、芸人などがギャグを披露する「#ギャグつなぎ」などが広まるなか、松居も何かできないかと考え、「#MVつなぎ」をスタートさせた。

松居:(石崎)ひゅーいが「うたつなぎ」をしてバズったりしてて。自分はひとりじゃ何もできないなと思ったけど、作った作品はある。同い年の映像作家のエリザベス宮地と「何をしようか」と話して、「#MVつなぎ」をやってみようと。でも、僕から始めたらちょっと弱いなというか。大先輩から始まったらその人についていくけど、若手から来ても受けづらいと思うし、トップクリエイターから始めたほうがつなぎやすいなあと。

そこで松居は、もともと交流があった関 和亮に相談。関はPerfumeの数多くの楽曲や、星野 源『恋』などのMVを手がけた、松居いわく“MV界のレジェンド”のような存在だ。

松居:TwitterのDMで「関さんから#MVつなぎ始めてみませんか?」と相談したんです。そうしたら「おもしろいね、やりたい。でも、始めるなら松居くんの想いから始まったほうがいいから、松居くんからつなげてくれたら僕はやるよ」と言ってくれて。そこからカッコいいなと思いました。





そうして始まった「#MVつなぎ」が、大きな輪になっている。まずは松居から関へ、そして以下のような著名な映像クリエイターへと広がっていった。

・田中裕介(サカナクション『新宝島』、平井 堅 『怪物さん feat.あいみょん』など)

・山田智和(米津玄師『Lemon』、あいみょん『マリーゴールド』など)

・山田健人(Suchmos『STAY TUNE』、菅田将暉『キスだけで feat.あいみょん』など)

・島田大介(back number『高嶺の花子さん』、RADWIMPS『ふたりごと』など)

・山岸聖太(星野源『くせのうた』、KANA-BOON『ないものねだり』など)

・柳沢 翔(映画『星ガ丘ワンダーランド』監督 、MVは乃木坂46『サヨナラの意味』など)


ここで挙げたのは一握り。他にも多くの映像クリエイターが参加している。

松居:最初、どのくらいつながるか不安で。みなさんお忙しいから(最初のうちは)ペースがゆっくりだったんです。そこで、もう1本走らせたんですよ。エリザベス宮地にバトンをまわしたら、頃安祐良監督とか、荒船泰廣さんとか、ZUMIさんとか、そちらもどんどんつながっていって。今では1人が3人くらいにバトンを渡すようになったんです。そうしたら、どんどん広まっていって。「俺が始めた」ということを、ちょっと強調しておきたいなって(笑)。



「#MVつなぎ」は回り回って、再び松居にバトンが回ってくるほどの盛り上がりだ。



Twitterで検索して、映像×音楽の世界を楽しんでみては。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年4月23日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『JUMP OVER』
放送日時:木曜 26時-26時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/jumpover/

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