J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。
3月25日(水)はカナダ・トロント在住の吉田ヒロシさんがカナダの音楽事情を紹介した。
■カナダのダンスミュージックシーン
このコーナーには2度目の登場となる吉田さん。今回はカナダのダンスミュージックシーンについて語った。
吉田:まずカナダ人で有名なDJというと、DJ長者番付にも入るEDMのDJ・Deadmau5(デッドマウス)がトロント出身、ゴリゴリテクノのリッチー・ホゥティンもオンタリオ出身です。
トロントでは、世界中のエレクトロミュージックが楽しめる「Veld Music Festival」や、カナダ国内で開催されるどのフェスよりも規模が大きいエレクトロミュージックフェス「Dreams Music Festival」など、数々の大型ダンスミュージックフェスが開催されている。
吉田:こういった大規模イベントは、若者に圧倒的な人気を誇っているのかなという印象です。というのも、これまで急成長してきたダンスミュージック業界は2017年に世界的に市場規模が縮小して「EDMブームの終焉」などとも囁かれましたが、実はカナダ国内で見ると2018年に回復しています。
あっこゴリラ:ちなみにEDMもちょっとずつ進化はしてるんですか?
吉田:若者にはすごい人気ですね。
■ファンへのメッセージが込められた? 5年ぶりの新曲
この日のオンエアで吉田さんが紹介したのは、UK・ロンドン在住のミュージシャン、ダン・スナイスによるソロプロジェクト、CARIBOU (カリブー) 。
吉田:Daphniという名義でDJもやり、CARIBOUは4人編成のバンド形式をとった彼のプロジェクトの一つです。今は拠点をUKに移していますが、カナダ・オンタリオ州出身です。
あっこゴリラ:へ~!
吉田:トロントでもすごい人気があり、コロナの影響で延期になっているツアーのトロント公演は即日ソールドアウト。追加公演も1週間で完売し、急遽スリーデイズでの公演が決定しました。
あっこゴリラ:今めちゃめちゃきてる人気のバンドなんですね!
今回紹介する曲はニューアルバム『Suddenly』に収録されている『HOME』で、アルバムの先行シングルとして昨年、5年ぶりの新曲として発表された曲だという。
吉田:グロリア・バーンズというR&Bソウルシンガーの同じタイトルの『HOME』という曲のサンプリングを多用していて、「Baby I’m home I’m home」というメロディが何度も出てくるんです。これは5年ぶりの新曲で、CARIBOUからの「ベイビー、ただいま! 帰って来たよ!」というファンへのメッセージが込められていると思います。
あっこゴリラ:なるほど!
吉田:一つ一つの声であったり楽器の音の素材に、丁寧にエコーなどのエフェクトをかけてイコライジングしたんだろうな、という繊細でマニアックな仕上がりとなっています。また、ストリングスやちょっとした声の断片を曲中に散りばめたりしていて、かと思えば突然、東洋的なメロディが入ってきたり、いろんな要素が詰まった曲になっています。
あっこゴリラ:これめちゃめちゃかっこいいですね! 衝撃受けちゃった!
吉田:良かった。
あっこゴリラ:ちょっとN.E.R.Dを彷彿とさせるというか……違うんですけど、ファレルがいろんなものをサンプリングしてジャンクなものを掛け合わせている面白さみたいなのにもちょっと通づるようなセンスを感じました。すごいかっこいい。
吉田:そんなに喜んでいただけて嬉しいです。
あっこゴリラ:ちょっと今調べてみたところ、CARIBOUは今作のこのアルバムで結構変貌したんですか?
吉田:そうですね。毎回アルバム毎にコンセプトがあって、僕が好きなのは10年くらい前に発表された『Swim』っていう水の中でレコーディングをしたようなコンセプトのアルバムなんですけど、毎回アルバム毎に色があってどれもかっこいいので聴いていただければと思います。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
3月25日(水)はカナダ・トロント在住の吉田ヒロシさんがカナダの音楽事情を紹介した。
■カナダのダンスミュージックシーン
このコーナーには2度目の登場となる吉田さん。今回はカナダのダンスミュージックシーンについて語った。
吉田:まずカナダ人で有名なDJというと、DJ長者番付にも入るEDMのDJ・Deadmau5(デッドマウス)がトロント出身、ゴリゴリテクノのリッチー・ホゥティンもオンタリオ出身です。
トロントでは、世界中のエレクトロミュージックが楽しめる「Veld Music Festival」や、カナダ国内で開催されるどのフェスよりも規模が大きいエレクトロミュージックフェス「Dreams Music Festival」など、数々の大型ダンスミュージックフェスが開催されている。
吉田:こういった大規模イベントは、若者に圧倒的な人気を誇っているのかなという印象です。というのも、これまで急成長してきたダンスミュージック業界は2017年に世界的に市場規模が縮小して「EDMブームの終焉」などとも囁かれましたが、実はカナダ国内で見ると2018年に回復しています。
あっこゴリラ:ちなみにEDMもちょっとずつ進化はしてるんですか?
吉田:若者にはすごい人気ですね。
■ファンへのメッセージが込められた? 5年ぶりの新曲
この日のオンエアで吉田さんが紹介したのは、UK・ロンドン在住のミュージシャン、ダン・スナイスによるソロプロジェクト、CARIBOU (カリブー) 。
吉田:Daphniという名義でDJもやり、CARIBOUは4人編成のバンド形式をとった彼のプロジェクトの一つです。今は拠点をUKに移していますが、カナダ・オンタリオ州出身です。
あっこゴリラ:へ~!
吉田:トロントでもすごい人気があり、コロナの影響で延期になっているツアーのトロント公演は即日ソールドアウト。追加公演も1週間で完売し、急遽スリーデイズでの公演が決定しました。
あっこゴリラ:今めちゃめちゃきてる人気のバンドなんですね!
今回紹介する曲はニューアルバム『Suddenly』に収録されている『HOME』で、アルバムの先行シングルとして昨年、5年ぶりの新曲として発表された曲だという。
吉田:グロリア・バーンズというR&Bソウルシンガーの同じタイトルの『HOME』という曲のサンプリングを多用していて、「Baby I’m home I’m home」というメロディが何度も出てくるんです。これは5年ぶりの新曲で、CARIBOUからの「ベイビー、ただいま! 帰って来たよ!」というファンへのメッセージが込められていると思います。
あっこゴリラ:なるほど!
吉田:一つ一つの声であったり楽器の音の素材に、丁寧にエコーなどのエフェクトをかけてイコライジングしたんだろうな、という繊細でマニアックな仕上がりとなっています。また、ストリングスやちょっとした声の断片を曲中に散りばめたりしていて、かと思えば突然、東洋的なメロディが入ってきたり、いろんな要素が詰まった曲になっています。
あっこゴリラ:これめちゃめちゃかっこいいですね! 衝撃受けちゃった!
吉田:良かった。
あっこゴリラ:ちょっとN.E.R.Dを彷彿とさせるというか……違うんですけど、ファレルがいろんなものをサンプリングしてジャンクなものを掛け合わせている面白さみたいなのにもちょっと通づるようなセンスを感じました。すごいかっこいい。
吉田:そんなに喜んでいただけて嬉しいです。
あっこゴリラ:ちょっと今調べてみたところ、CARIBOUは今作のこのアルバムで結構変貌したんですか?
吉田:そうですね。毎回アルバム毎にコンセプトがあって、僕が好きなのは10年くらい前に発表された『Swim』っていう水の中でレコーディングをしたようなコンセプトのアルバムなんですけど、毎回アルバム毎に色があってどれもかっこいいので聴いていただければと思います。
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/