J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。2月18日(火)のオンエアでは、1月に来日公演を行ったフランス出身のDJ/プロデューサー、MADEONのインタビューの模様をお届けした。
■イメチェンして帰ってきたMADEON
サッシャとMADEONは、ライブ前日に3年ぶりの再会を果たしたという。サッシャいわく、かつては少年のようなイメージがあったというMADEONだったが、髭を生やして髪の毛を伸ばし、大人っぽい雰囲気になったと明かす。
サッシャ:イメージが変わりましたね。
MADEON:デビューしたときはまだ子どもだったので、早く大人になりたいと。ようやく髭も生えました。
サッシャ:日本には何年振りですか?
MADEON:3年ぶりです。
サッシャ:今回は日本に来てどこかに行きましたか?
MADEON:昨日の夜に来たばかりなんです。本当はもっと長くいる予定だったんですが、飛行機がキャンセルになってしまいました。とりあえず渋谷に泊まって、いくつか行きたいお店やレストランに行ったのですが、まだまだやりたいことがいっぱいあります。もう1回ライブをブッキングして(日本に)戻ってくる理由を作らないと。
サッシャ:行った場所を教えてください。
MADEON:渋谷にある立ち食いの寿司屋に行きました。あとは「Nintendo TOKYO」にも。1時間しか滞在できませんでしたが。
■自分自身を表現した2ndアルバム
MADEONは2019年11月、4年ぶりとなる2ndアルバム『Good Faith』をリリースした。4年という年月を経て、MADEONの心境に変化があったという。
MADEON:前作ではプロデューサーという感じでしたが、今回は「もっと自分自身の」ということで、自分で作詞もして自分で歌うということを選びました。ダンスミュージックという意味では4年の間にもっと自由になったというか、流体的になりました。今まで固まっていたものが、少し解き放たれて自由になったんです。「ダンスミュージックは踊らなければいけない」ではなくて、たとえばもっとゆっくりしたものや、いろいろなものが作れるようになり、自分自身を表したアルバムを作ることができました。
サッシャ:自由ということは、なにをやるのかが自由すぎて、そこから選んでいくというのは難しい気もします。
MADEON:このアルバムの制作に4年かかっているんです。2015年末にニューヨークのスタジオをブッキングして、大体どういう風にしたいかというビジョンも見えていて、アルバムのタイトルも決まっていたんです。だけど、その間にミュージシャンとしても人としても成長をして「自分がやりたいビジョンをどう形づけるか?」というのに時間がかかりました。
サッシャ:なぜ『Good Faith』というタイトルなんでしょうか。
MADEON:もともと『Good Faith』というのは好きな言葉なんです。『Good Faith』という言葉が人間性を表しています。Faithは人を信じるという意味ですが、GoodもFaithも、それぞれはすごく強い単語なんですが、合わせると少しカジュアルになります。それまでは僕も「それって『Good Faith』だよね」みたいな感じで使っていたんですが、今は『Good Faith』はアルバムのタイトルになって、自分の想いみたいなものをここに詰めることができました。
サッシャ:ボーカルはどうでしたか?
MADEON:『SHELTER』をPorter Robinsonとやったときに、自分で詞も書いて歌ったんです。それがすごくよくて、今回のアルバムを作るときにもっとパーソナルなものにしたかったので、そうするためには「歌う」ということが大切な要素だと思いました。その結果、自分の内面性を表すいいアルバムにできたんじゃないでしょうか。
サッシャ:アルバムに影響した音楽などはありますか?
MADEON:昔からもちろん、Daft PunkやThe Beatlesの影響というのは受けていて、その部分も入っています。今回に関しては、今まででいちばん音楽を聴いて作ったアルバムです。Tyler, The Creatorもすごく聴いたし、あとは日本人のピアニスト・福居 良さんのアルバム『Scenery』を聴きました。パフォーマンスの出口としては違うんですが、実際にどういう情熱をかけているかとか、間の取り方、音の感じといったものに、すごくインスピレーションを受けています。もっとも聴いたアルバムかもしれません。
■CoachellaはMADEONのキャリアのランドマーク
MADEONは4月に開催される「Coachella Valley Music and Arts Festival」に出演することが決定している。世界的に注目されるフェスに出演する心境を伺うと……。
MADEON:「Coachella」は、いつでも自分のキャリアのランドマーク、分岐点になっていたんです。最初は2012年にDJとして参加しました。そのあとは、ファーストアルバムを出した2015年に、2017年にはPorter Robinsonと一緒に出演しました。今回はソロとして、このアルバムを引っ提げて出演します。今回の「Coachella」に関しては、ライブショーをやろうと思っています。自分の周りにシンセサイザーを置いて、さらに『Good Faith』を表すため、ビジュアルにもすごく力を入れています。自分にとっては「Coachella」のステージに立つというのはとても光栄なことで、大切にしています。
さらにMADEONは今後の来日公演についても意欲を見せ、最後には日本語を織り交ぜながら、ファンにメッセージを送った。
サッシャ:今回来日公演をしましたが、今度は大きなステージやツアー、フェスで観たいです。
MADEON:まだ決まっているわけではないですが、もちろん日本でツアーやフェスをやるのを楽しみにしています。
サッシャ:日本のファンへメッセージをお願いします。
MADEON:こんにちはMADEONです。みんな大好き! 『Good Faith』を聴いてください。もし聴いていたのなら、ありがとう!
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月25日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone
■イメチェンして帰ってきたMADEON
サッシャとMADEONは、ライブ前日に3年ぶりの再会を果たしたという。サッシャいわく、かつては少年のようなイメージがあったというMADEONだったが、髭を生やして髪の毛を伸ばし、大人っぽい雰囲気になったと明かす。
サッシャ:イメージが変わりましたね。
MADEON:デビューしたときはまだ子どもだったので、早く大人になりたいと。ようやく髭も生えました。
サッシャ:日本には何年振りですか?
MADEON:3年ぶりです。
サッシャ:今回は日本に来てどこかに行きましたか?
MADEON:昨日の夜に来たばかりなんです。本当はもっと長くいる予定だったんですが、飛行機がキャンセルになってしまいました。とりあえず渋谷に泊まって、いくつか行きたいお店やレストランに行ったのですが、まだまだやりたいことがいっぱいあります。もう1回ライブをブッキングして(日本に)戻ってくる理由を作らないと。
サッシャ:行った場所を教えてください。
MADEON:渋谷にある立ち食いの寿司屋に行きました。あとは「Nintendo TOKYO」にも。1時間しか滞在できませんでしたが。
\ #マデオン /
— ソニーミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) January 17, 2020
ジャパンツアー
写真もとんでもないことに(美しい)
まもなく大阪公演もスタート
デジタルとフィジカルがエモーショナルに織りなす最高のライブ!アルバムでもその世界を追体験してみよう
最新アルバム『GOOD FAITH』再生 https://t.co/EdGEEbknVf pic.twitter.com/lJ74U5Fbwe
\マデオン 来日公演/
— ソニーミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) January 21, 2020
セットリストのプレイリスト公開中
ポーター・ロビンソンとの「シェルター」やiPhoneのスローフィーCMでOA中の「Dream Dream Dream」はじめ、極上気分のセットリスト!
チェックはコチラhttps://t.co/Z14eIwYLii pic.twitter.com/QV230LbL6c
■自分自身を表現した2ndアルバム
MADEONは2019年11月、4年ぶりとなる2ndアルバム『Good Faith』をリリースした。4年という年月を経て、MADEONの心境に変化があったという。
MADEON:前作ではプロデューサーという感じでしたが、今回は「もっと自分自身の」ということで、自分で作詞もして自分で歌うということを選びました。ダンスミュージックという意味では4年の間にもっと自由になったというか、流体的になりました。今まで固まっていたものが、少し解き放たれて自由になったんです。「ダンスミュージックは踊らなければいけない」ではなくて、たとえばもっとゆっくりしたものや、いろいろなものが作れるようになり、自分自身を表したアルバムを作ることができました。
サッシャ:自由ということは、なにをやるのかが自由すぎて、そこから選んでいくというのは難しい気もします。
MADEON:このアルバムの制作に4年かかっているんです。2015年末にニューヨークのスタジオをブッキングして、大体どういう風にしたいかというビジョンも見えていて、アルバムのタイトルも決まっていたんです。だけど、その間にミュージシャンとしても人としても成長をして「自分がやりたいビジョンをどう形づけるか?」というのに時間がかかりました。
サッシャ:なぜ『Good Faith』というタイトルなんでしょうか。
MADEON:もともと『Good Faith』というのは好きな言葉なんです。『Good Faith』という言葉が人間性を表しています。Faithは人を信じるという意味ですが、GoodもFaithも、それぞれはすごく強い単語なんですが、合わせると少しカジュアルになります。それまでは僕も「それって『Good Faith』だよね」みたいな感じで使っていたんですが、今は『Good Faith』はアルバムのタイトルになって、自分の想いみたいなものをここに詰めることができました。
サッシャ:ボーカルはどうでしたか?
MADEON:『SHELTER』をPorter Robinsonとやったときに、自分で詞も書いて歌ったんです。それがすごくよくて、今回のアルバムを作るときにもっとパーソナルなものにしたかったので、そうするためには「歌う」ということが大切な要素だと思いました。その結果、自分の内面性を表すいいアルバムにできたんじゃないでしょうか。
サッシャ:アルバムに影響した音楽などはありますか?
MADEON:昔からもちろん、Daft PunkやThe Beatlesの影響というのは受けていて、その部分も入っています。今回に関しては、今まででいちばん音楽を聴いて作ったアルバムです。Tyler, The Creatorもすごく聴いたし、あとは日本人のピアニスト・福居 良さんのアルバム『Scenery』を聴きました。パフォーマンスの出口としては違うんですが、実際にどういう情熱をかけているかとか、間の取り方、音の感じといったものに、すごくインスピレーションを受けています。もっとも聴いたアルバムかもしれません。
■CoachellaはMADEONのキャリアのランドマーク
MADEONは4月に開催される「Coachella Valley Music and Arts Festival」に出演することが決定している。世界的に注目されるフェスに出演する心境を伺うと……。
MADEON:「Coachella」は、いつでも自分のキャリアのランドマーク、分岐点になっていたんです。最初は2012年にDJとして参加しました。そのあとは、ファーストアルバムを出した2015年に、2017年にはPorter Robinsonと一緒に出演しました。今回はソロとして、このアルバムを引っ提げて出演します。今回の「Coachella」に関しては、ライブショーをやろうと思っています。自分の周りにシンセサイザーを置いて、さらに『Good Faith』を表すため、ビジュアルにもすごく力を入れています。自分にとっては「Coachella」のステージに立つというのはとても光栄なことで、大切にしています。
さらにMADEONは今後の来日公演についても意欲を見せ、最後には日本語を織り交ぜながら、ファンにメッセージを送った。
サッシャ:今回来日公演をしましたが、今度は大きなステージやツアー、フェスで観たいです。
MADEON:まだ決まっているわけではないですが、もちろん日本でツアーやフェスをやるのを楽しみにしています。
サッシャ:日本のファンへメッセージをお願いします。
MADEON:こんにちはMADEONです。みんな大好き! 『Good Faith』を聴いてください。もし聴いていたのなら、ありがとう!
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月25日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone