ジャンクな変拍子にラップボーカルを乗せたオルタナポップバンド「底なしのバケツのようにざらざら」

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。

2月17日(月)は、吉祥寺のライブハウス「NEPO」の店長でベーシストとしても活動する河野岳人が、おすすめのアーティストを紹介した。


■今までにない仕掛けを施した次世代ライブハウス

昨年3月にオープンしたばかりの吉祥寺NEPO。今までのライブハウスにはない、様々な仕掛けが施してあるという。その4つの特徴とは……?

河野:1つ目はキャッシュレスシステム。お客さんにQRコード付きのリストバンドをつけてもらい、退店時にまとめて後払いという形になってます。
あっこゴリラ:次世代だわ。すごい! 
河野:お支払いの際も、各種クレジットやアプリ決済などほぼ全て対応しております。
あっこゴリラ:ついにライブハウスにもこの時代が来ましたね。
河野:2つ目の特徴は、1階が飲食フロア、地下がライブフロアの2フロアの構成になっていて、自由に行き来してもらえる形になってます。
あっこゴリラ:うんうん。いいですね。
河野:3つ目、音響照明は世界的に評価の高いアコースティックリバイブというところのケーブルで全部ワイヤリングしてこだわって作っています。照明はプロジェクターと6枚のLEDパネルでVJがいるような感じになってます。
あっこゴリラ:めちゃめちゃすごい! 
河野:4つ目は開放的な空間にしたくて、野外フェスをイメージした内装を施してあります。
あっこゴリラ:今写真見てるんですけどまさに野外フェスっぽい内装です。すごい! 身内でパーティーとかもしたいくらい居心地良さそう。
河野:たまに海外のアーティストとかが来ると、ホームパーティーや誕生日パーティーをここでしたいって言ってくれますね。
あっこゴリラ:本当にしたいと思う!



河野岳人が目指す理想的なライブハウスとはどんなライブハウスなのだろう。

河野:そもそも音楽の楽しみ方というのが最近多様化してると思うので、お客さんと出演者、双方の視点からまた来たいと思ってもらえるようにしたいです。今までライブハウスってクローズドな空間だったと思うんですけど、オープンな空間にするような仕掛けをたくさん入れて、楽しい遊び場になればいいなと思っています。
あっこゴリラ:自由に踊れたりとか、クラブって踊り方を知ってる人が多いですけど、ライブハウスは集中しててシェルターみたいな感覚ありますからね。こういった開放的なライブハウスが増えていくのは多様化していてすごく良いですし、行きやすいなと思いますね。これはみんなチェックした方がいい。


■爆発力のあるパフォーマンスが中毒性抜群

河野が紹介したのは、「底なしのバケツのようにざらざら」。2010年に東京で結成された4ピースバンドだ。いつどこで聴けばいいのかわからない、ライブで聴くのが最も似合う音楽を数々生み出している。

あっこゴリラ:すごい名前ですね(笑)。これはバンドですか? 
河野:4人組のバンドです。バンド名通り捉えどころがないと思うんですが、変拍子とかポリリズムとかジャンクなリズムの上に鋭角的なギターとラップ調の日本語ボーカルが乗るっていうスタイルです。
あっこゴリラ:うんうん。
河野:90年代のオルタナミュージックの現在進行形とも言えますね。

【オンエアはこちら】底なしのバケツのようにざらざら『TOKYO BOYS BRAVO』をradikoで聴く

あっこゴリラ:ちょっと54-71を彷彿とさせるようなサウンドですね。ライブが面白そうだなぁ。
河野:こういう曲を爆発力のあるパフォーマンスでやってくれるので、結構中毒性がありますね。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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