高木祥太率いる5人編成バンド・BREIMEN、新曲『IWBYL』は“BREIMEN流ネオJファンク”

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR TRAX」。J-WAVEがプッシュしている楽曲の中から毎日1曲をピックアップして掘り下げ、今聴くべきアーティスト、ネクストブレイクアーティストを紹介。1月21日(火)のオンエアでは、BREIMENの『IWBYL』をピックアップ!


■「無礼メン」改め「BREIMEN」へ

TENDREなどのサポートベースを務める高木祥太が率いる5人編成バンド・BREIMEN。以前は、「無礼メン」という名前で活動していたが、今年の初めに英語表記「BREIMEN」に改名。BREIMENとしてはSONAR TRAX初登場ということで、まずはバンドについて伺った。

高木:2015年、ジャムセッションの友だちのミュージシャンで集まって結成しました。そのときは僕がボーカルを探して活動していましたが、2018年にそのボーカルとドラム脱退。その後、間髪入れずに新ドラムはすぐ見つかりましたが、「ボーカルをどうするか」って話してるうちに、曲も作ってるし「僕が歌うか!」となり、今の体制になりました。ほぼ前と違うバンドになったということで、今回アルバムを出すタイミングで改名することにしました。

ルーツについても伺った。

高木:もともとジャムセッションの集まりでした。ファンク、ジャズ、R&Bなど、大枠ブラックミュージックのセッションでよく集まっていましたね。でも、メンバーの好きな音楽はけっこうバラバラです。前体制のときは、ブラックミュージックの踊れるポップスにフォーカスしてやっていましたが、今は何も考えずできたものを出すシンプルな感じになっています。


■『IWBYL』はBREIMEN流ネオJファンク

J-WAVE SONAR TRAXに選出された『IWBYL』は、どのように制作されたのか。

高木:最初にサビのメロディとコード進行が同時に出来ました。Aメロやイントロなどその後の展開は、バンドでリハスタに入ってジャムセッションとかアイデア出しをしながらリフとかをつけて作った楽曲です。

『IWBYL』の歌詞については……。

高木:歌詞は、好きな子に全く振り向いてもらえないっていう内容になっています。僕は、メロディとコード進行と歌詞と同時に出てくることが多いんですけど、この曲を作っていた時期に、実際に歌詞の内容が自分の体験としてあったようなかったような……あったんでしょうね(笑)。それがドキュメンタリーな形で切り取られた内容になっています。タイトルは、「I Wanna Be Your Lover」そのままだとプリンスの曲と同じになってしまうというのと、僕が文字を省略するのが好きなので『IWBYL』にしました。僕たち的には、「BREIMEN流ネオJファンク」だと思っています。



2月5日(水)には、同曲も収録される1stアルバム『TITY』がリリースされる。どんな作品に仕上がったのだろうか。

高木:BREIMENにとって初のフルアルバムになります。急に出すことが決まったので、時間がカツカツで、けっこうギリギリで作りましたが、結果的にこだわったものが出来ました。自分たちの持ち球は全部出し切った、そんなアルバムになっています。『IWBYL』は踊れるファンクな印象が強いかもしれないけど、アルバム全体としては、チルアウトなものや90年代HIP-HOPやクラシックなど、かなりミクスチャーなアルバムになっていると思います。全部聴いてほしいです!

アルバム『TITY』のリリースに伴い、BREIMENにとって初のワンマンライブ「BREIMEN〜TITY RELEASE ONE MAN〜」を2月15日(土)に下北沢GARAGEで行う。また、東名阪リリースツアーは、DinoJr.とKroiの3組で回る。東京は3月7日(土)六本木・Varit.。詳しくは、BREIMENのHPやTwitterを確認してほしい。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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