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『ギター・マガジン』編集者がプッシュ! The Fearless Flyersは「ミニマムなのに躍動感」

Yudyが所属するバンド・EOWのアーティスト写真

『ギター・マガジン』編集者がプッシュ! The Fearless Flyersは「ミニマムなのに躍動感」

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなどなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。

11月28日(木)は、ギター専門誌『ギター・マガジン』の編集者で、自身もバンド・EOWのギタリストとして活動するYudyにおすすめのアーティストを紹介してもらった。


■“ギターがカッコいいかどうか”が一番の基準

今までに50冊ほどの『ギター・マガジン』を作ってきたYudy。編集者の仕事について訊いてみた。

あっこゴリラ:編集者って具体的にどんなお仕事をするんですか? 
Yudy:ざっくり言うと企画と取材、そしてその編集です。どんな特集をやるか、表紙はどうするか、誰にインタビューに行くかみたいなことを編集部で会議しながら決めて、通った企画を作るために取材をして、それをページに仕上げるといった感じです! 
あっこゴリラ:楽しそ~! もちろんすごく大変だと思うんですけど、好きなものを自分たちで作り上げられるっていうのはめちゃめちゃ面白い仕事ですよね。

どんなときに一番やりがいを感じるのだろうか。

Yudy:周りのミュージシャンと話すときや「ギターマガジン」でエゴサをしたりしたときに、自分が企画した特集をきっかけに「今まで知らなかったけどカッコいい音楽やギタリストを新しく知れた」みたいな声を見たり聞いたりすると、やってよかったなと思います。

Yudyは、普段どうやってギタリストを探しているのか。

Yudy:いろんなレコード会社様から編集部にリリース情報や音源がたくさん届くんです。それを編集部全員で集まって「ディスクレビューコーナー」に掲載する作品を選出する会議が月に1回ありまして、そこで国もジャンルもバラバラないろんな新譜をたくさん聴いて知ることが一番多いと思います。 “ギターがカッコいいかどうか”を一番の基準にしているので、砂漠で生活する民族によるブルースバンドなど、謎だけどカッコいい音楽にも出会えたりします。


■ミスった音が入っても気にしないスタンスがかっこいい

今回Yudyが紹介したのは、The Fearless Flyers。

Yudy:LAのミニマル・ファンク・バンド、Vulfpeckのメンバーが中心となってやっているサイドプロジェクト的なバンドになります。
あっこゴリラ:ズバリおすすめポイントはどこですか? 
Yudy:すごくシンプルで音に勢いがあるんですよ。レコーディングはみんなで一発で撮って終わりみたいな。ミスった音が入ってても全然気にしないスタンスがかっこよくておすすめです。
あっこゴリラ:そこも含めてグルーヴになってるみたいな。
Yudy:そうですね。ギターも2人いてすごいソロを弾くとかじゃないんですけど、カッティングが凄いかっこいいっていうのがポイントですね。



あっこゴリラ:めちゃめちゃかっこいいですね。ミニマムなのに躍動感があって凄いです。しかもギターに限らず全部ヤバい! 
Yudy:ドラムも、スネアとハイハットとバスドラムだけなのに凄い表情豊かでかっこいいんですよ。
あっこゴリラ:こういうの聴いちゃうとミニマムなのすごいってなっちゃう! プレイヤーの凄みだけですもんね。匠の技って感じ。
Yudy:本当にうまい人たちだからできることだなって思いますね。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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