「戦場カメラマンのテーマ曲はQUEEN」 渡部陽一が魅力を語る【特集】

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。

1月20日(月)〜23日(木)は映画『ボヘミアン・ラプソディ』が世界中で大ヒットを記録したQUEENを特集。QUEENを敬愛する人が魅力を語る。1月22日(水)の放送では、戦場カメラマンの渡部陽一が登場した。

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■駆け出しのころから聴いていたQUEEN

渡部は自身の仕事とQUEENとの密接なつながりについて語った。

渡部:戦場カメラマンのテーマ曲は、QUEENです。戦場に飛び出す前にQUEENを聴く。戦場で取材を終えて戻ってきたとき、QUEENを聴く。QUEENに勇気づけられ、走り抜け、緊張感を整え、帰国してほっとする。いつもQUEEN。特に『Greatest Hits』のアルバムを繰り返し繰り返し、戦場カメラマンの駆け出しのころから聴いていましたね。勢い、勇気、希望、正義、全ての力がQUEENにある。まさにキングです。


■QUEENとの出会いは友人のライブ

渡部がQUEENと出会ったのは学生時代。友人がライブでQUEENの楽曲を演奏していたのを聴いたことがきっかけだという。

渡部:僕がまだ学生のころ、友人がライブでQUEENの『Bohemian Rhapsody』を演奏し、歌っていたんです。当時はQUEENのことを知るか、知らないかだったんですが、その『Bohemian Rhapsody』をライブで聴いたとき、なんだか、オペラであったり、演劇であったり、ステージの音楽を聴いているような、ストーリーを感じたんです。それ以来、まずは『Bohemian Rhapsody』を聴きこんでいき、そこから徐々に広げて、『Greatest Hits』を購入しました。あの1枚を購入し、ひたすら自宅でリピートしていく。友人が来たときも、どこかに旅に出るときも、そして戦場カメラマンの駆け出しとして、出発するための準備をしているときも『Greatest Hits』だったんですね。『Bohemian Rhapsody』から入り、『Greatest Hits』。これが僕のルーティンです。


■QUEENとは、オペラである

渡部はQUEENの一番の魅力について、自身がバルト三国で経験したエピソードを交えながら語った。

渡部:QUEENの魅力は、「音楽を聴きながらオペラを楽しめる」。僕は、オペラって観たり聴いたりしたことがほとんどなかったんですが、QUEENを聴いたとき、情景がすごくわかりやすくイメージできたんです。戦場カメラマンとして、バルト三国に撮影に入ったことがあるんですが、バルト三国のエストニアという国で初めてオペラを観たとき、QUEENと重なったんです。オペラの魅力に気づかせてくれた、そのスイッチがQUEENだったんです。バルト三国のエストニアで観た、あのオペラ。生まれて初めて聴いたQUEEN。あの光景や情景がオペラに本当にありました。僕にとってQUEENの魅力は「QUEENとは、オペラである」。それがいちばん強く魅力として感じました。

渡部はその後、お気に入りの曲としてQueenの『Bicycle Race』を紹介した。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月29日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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