J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語る。1月13日(月・祝)のオンエアでは、月曜担当のJQ(Nulbarich)が登場。「ヒップホップ列伝 ~Pete Rock~」をテーマに楽曲を紹介した。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月20日28時59分まで)
■JQお気に入りの楽曲は?
Pete Rockを「DJ Premierに並ぶ名プロデューサーの一人」と評価するJQ。印象を次のように語った。
JQ:サンプリングのポイントがすごく上手というのはDJ Premierと一緒で、すごくかっこいい曲ばかりなんですけど、音源が今の時代になかなか手に入らないんですよね。というのも、このお方はリミックスがすごく有名な方なんです。レコードによく「Pete Rock Remix」みたいなのが入っていて、それがわりと有名というか。アルバムの中の曲だと今は出回っているんですけどね。もちろん、彼のやっていたグループもすごい名曲がたくさんあるんですけど。プロデューサーとしてはわりとリミキサーに近いイメージが僕はあります。
■Pete Rock & C.L.Smooth『I Got A Love』
JQ:代表曲の一つで、すごく有名。このビートに一つ注目していただけたらなと思っていて。ハイハットっていう、ドラムの人が右手でずっと刻んでる「チッチッチッ」ってやつなんですけど。この音がSP1200の音というか、「チッチッチッチッ」ってちょっと長めの音を出したくて、試行錯誤したことがあるんです。いろんな先輩に「あのPete Rockの勢いよくストローを吸った音みたいな、ハイハットの音どうやって出すんですか」って言って、「SP1200という機械の音の質感なんだ」みたいなのを教えてもらった記憶がありますね。
■Pete Rock Featuring Inspectah Deck & Kurupt『Tru Master』
JQ:こちらはPete Rockのソロアルバムになるんですかね。たしか、シングルカット的なEPはあった気がします。いわゆるリード曲的な扱いを受けているもので、すごくたくさんの人に届いた曲なのかなと思うんですけど。このビートの質感は諸説あって、この質感がなんで出るかというと、当初はサンプリングするのに機械に取り込める容量が少ないから、MPC然りSP1200然り、レコードからそのまま取り込むと容量が多いんですよ。だからレコードを45回転にして早く取り込んで、中でピッチを下げて33回転に戻すと、ちょっと鈍った音が出るみたいな諸説があります。便利になってしまったこの世の中、こういうのが出てくるのかわかりませんが、音楽が相当好きだったという証なのかなって思います。わたくしも頑張りたいと思います。
■Das EFX『The Real Hip Hop(Pete Rock Remix)』
JQ:リミックスから知ることは、ヒップホップを聴いていたり、クラブにいたりするとよくあります。文字的情報がないので「この曲かっこいい」と口ずさんで、そのリリックを検索して……みたいな。今はShazam的なものがありますけど、「こっちがオリジナルで、普通にずっと聴いていたのがリミックスだったんだ」みたいな。特にヒップホップは、プロデューサーがラッパーと同じくらい重きを置かれるので、プロデュースをしている人で(曲を)かける人も多いです。リミックスから出会うことも、ヒップホップの大きな魅力の一つなのかなと思います。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが登場。22時30分から15分間、その日のテーマにまつわるトークを展開する。来週もお楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月20日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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■JQお気に入りの楽曲は?
Pete Rockを「DJ Premierに並ぶ名プロデューサーの一人」と評価するJQ。印象を次のように語った。
JQ:サンプリングのポイントがすごく上手というのはDJ Premierと一緒で、すごくかっこいい曲ばかりなんですけど、音源が今の時代になかなか手に入らないんですよね。というのも、このお方はリミックスがすごく有名な方なんです。レコードによく「Pete Rock Remix」みたいなのが入っていて、それがわりと有名というか。アルバムの中の曲だと今は出回っているんですけどね。もちろん、彼のやっていたグループもすごい名曲がたくさんあるんですけど。プロデューサーとしてはわりとリミキサーに近いイメージが僕はあります。
■Pete Rock & C.L.Smooth『I Got A Love』
JQ:代表曲の一つで、すごく有名。このビートに一つ注目していただけたらなと思っていて。ハイハットっていう、ドラムの人が右手でずっと刻んでる「チッチッチッ」ってやつなんですけど。この音がSP1200の音というか、「チッチッチッチッ」ってちょっと長めの音を出したくて、試行錯誤したことがあるんです。いろんな先輩に「あのPete Rockの勢いよくストローを吸った音みたいな、ハイハットの音どうやって出すんですか」って言って、「SP1200という機械の音の質感なんだ」みたいなのを教えてもらった記憶がありますね。
■Pete Rock Featuring Inspectah Deck & Kurupt『Tru Master』
JQ:こちらはPete Rockのソロアルバムになるんですかね。たしか、シングルカット的なEPはあった気がします。いわゆるリード曲的な扱いを受けているもので、すごくたくさんの人に届いた曲なのかなと思うんですけど。このビートの質感は諸説あって、この質感がなんで出るかというと、当初はサンプリングするのに機械に取り込める容量が少ないから、MPC然りSP1200然り、レコードからそのまま取り込むと容量が多いんですよ。だからレコードを45回転にして早く取り込んで、中でピッチを下げて33回転に戻すと、ちょっと鈍った音が出るみたいな諸説があります。便利になってしまったこの世の中、こういうのが出てくるのかわかりませんが、音楽が相当好きだったという証なのかなって思います。わたくしも頑張りたいと思います。
■Das EFX『The Real Hip Hop(Pete Rock Remix)』
JQ:リミックスから知ることは、ヒップホップを聴いていたり、クラブにいたりするとよくあります。文字的情報がないので「この曲かっこいい」と口ずさんで、そのリリックを検索して……みたいな。今はShazam的なものがありますけど、「こっちがオリジナルで、普通にずっと聴いていたのがリミックスだったんだ」みたいな。特にヒップホップは、プロデューサーがラッパーと同じくらい重きを置かれるので、プロデュースをしている人で(曲を)かける人も多いです。リミックスから出会うことも、ヒップホップの大きな魅力の一つなのかなと思います。
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番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
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