J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなどなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。
12月4日(水)はノルウェー・オスロ在住のジャーナリスト/フォトグラファーの鐙麻樹さんが、おすすめのアーティストを紹介した。
■活躍する女性を増やす必要がある
ノルウェーの首都オスロに10年以上住んでいる鐙さん。ノルウェーの音楽シーンについて訊くと「男女平等へのこだわりが強いことで知られている北欧では、活躍する女性をもっと増やそうという動きが音楽シーンでも見られる」と話した。
鐙:ポップでは女性の姿は多いですが、民族音楽やメタルなどではまだまだ男性が多いんです。
あっこゴリラ:ノルウェーといえばメタルが有名ですもんね。
鐙:そうなんです。ブラックメタルが特に有名で、ノルウェーのような雪が多くて他に何もない自然の中では、メタルのような叫ぶ音を集中して作りやすい環境にあると言われてます。
あっこゴリラ:面白い! でも音楽シーン的には、民族音楽だったりメタルの分野で女性をもっと増やしていこうっていう動きが増えていってるんですね。
鐙:特に、マネージメントやPRといった舞台裏で決定権を持つ人にもっと女性が必要だ、と音楽カンファレンスやセミナーでよく話し合われています。
他にも「小国の北欧ではリスナーも少ないため、歌手の人たちが十分な収入を得てやっていくことが難しい」とも話す。
鐙:そのため、最初から国際市場をターゲットとしていて、曲を作るときに英語で書いてる人がすごく多いです。ノルウェーも例外ではなく、母国語で歌うアーティストは少ないです。
■ノルウェーと『アナ雪』の関係
今回鐙さんが紹介したのは、AURORA。『アナと雪の女王2』のメイン曲『Into The Unknown』にゲスト参加していることで、日本でも一気に注目を集めている。
鐙:ノルウェーでも今もっとも人気のアーティストの1人です。まさに今、世界に羽ばたこうとしているアーティストですね。
実は、ノルウェーと『アナ雪』は深い関係を持っている。1作目の製作準備中、ディズニーの製作チームがアイデアを求め、リサーチでノルウェーを訪れたというのだ。
鐙:現地の雪景色、教会、民族衣装、世界遺産、フィヨルド、夜空のオーロラなどからたくさんのインスピレーションを受け、ノルウェーらしい風景や模様は映画のあちこちで楽しむことができます。
あっこゴリラ:『アナ雪』って、ノルウェーからかなりインスパイアされているんですね!
鐙:今回のゲスト参加は、ディズニーからのラブコールに応える形で実現しました。
あっこゴリラ:ディズニーとできるってすごいですからね!
鐙:北欧は1年の半分が冬のような雪国なので、音楽自体も全体的に冷んやりとしていて、クールで綺麗な音楽が生まれやすいんです。どのジャンルの歌手の人たちもノルウェーの雪や氷とかには影響を受けていて、氷のような音響も多いです。
【オンエアはこちら】AURORA『Warrior』をradikoで聴く
この日紹介した『Warrior』は、「闘士・戦士」という意味。楽曲では「暗い時代でも前進していく“愛の戦士”としての自分の心の葛藤」を素直に歌っている。
あっこゴリラ:鐙さんがおっしゃるように「『アナ雪』の世界観はノルウェーの影響がすごく大きい」とか「北欧の音楽は綺麗で冷んやりとした雰囲気が多い」っていうお話を聞いてから聴くと、その景色しか浮かばない! このコーナーって意外と南国が多いので、すごく新鮮で面白かったです。
北欧の雰囲気が味わえるAURORAの楽曲をぜひチェックしてみてほしい。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
12月4日(水)はノルウェー・オスロ在住のジャーナリスト/フォトグラファーの鐙麻樹さんが、おすすめのアーティストを紹介した。
■活躍する女性を増やす必要がある
ノルウェーの首都オスロに10年以上住んでいる鐙さん。ノルウェーの音楽シーンについて訊くと「男女平等へのこだわりが強いことで知られている北欧では、活躍する女性をもっと増やそうという動きが音楽シーンでも見られる」と話した。
鐙:ポップでは女性の姿は多いですが、民族音楽やメタルなどではまだまだ男性が多いんです。
あっこゴリラ:ノルウェーといえばメタルが有名ですもんね。
鐙:そうなんです。ブラックメタルが特に有名で、ノルウェーのような雪が多くて他に何もない自然の中では、メタルのような叫ぶ音を集中して作りやすい環境にあると言われてます。
あっこゴリラ:面白い! でも音楽シーン的には、民族音楽だったりメタルの分野で女性をもっと増やしていこうっていう動きが増えていってるんですね。
鐙:特に、マネージメントやPRといった舞台裏で決定権を持つ人にもっと女性が必要だ、と音楽カンファレンスやセミナーでよく話し合われています。
他にも「小国の北欧ではリスナーも少ないため、歌手の人たちが十分な収入を得てやっていくことが難しい」とも話す。
鐙:そのため、最初から国際市場をターゲットとしていて、曲を作るときに英語で書いてる人がすごく多いです。ノルウェーも例外ではなく、母国語で歌うアーティストは少ないです。
■ノルウェーと『アナ雪』の関係
今回鐙さんが紹介したのは、AURORA。『アナと雪の女王2』のメイン曲『Into The Unknown』にゲスト参加していることで、日本でも一気に注目を集めている。
I am so happy to be a part of Frozen II. “Into the Unknown” is out now, and I am very excited to be a little part of it. @DisneyFrozen @idinamenzel https://t.co/XMUENmb5bt pic.twitter.com/HYuPUxcM9x
— AURORA (@AURORAmusic) November 24, 2019
鐙:ノルウェーでも今もっとも人気のアーティストの1人です。まさに今、世界に羽ばたこうとしているアーティストですね。
実は、ノルウェーと『アナ雪』は深い関係を持っている。1作目の製作準備中、ディズニーの製作チームがアイデアを求め、リサーチでノルウェーを訪れたというのだ。
鐙:現地の雪景色、教会、民族衣装、世界遺産、フィヨルド、夜空のオーロラなどからたくさんのインスピレーションを受け、ノルウェーらしい風景や模様は映画のあちこちで楽しむことができます。
あっこゴリラ:『アナ雪』って、ノルウェーからかなりインスパイアされているんですね!
鐙:今回のゲスト参加は、ディズニーからのラブコールに応える形で実現しました。
あっこゴリラ:ディズニーとできるってすごいですからね!
鐙:北欧は1年の半分が冬のような雪国なので、音楽自体も全体的に冷んやりとしていて、クールで綺麗な音楽が生まれやすいんです。どのジャンルの歌手の人たちもノルウェーの雪や氷とかには影響を受けていて、氷のような音響も多いです。
【オンエアはこちら】AURORA『Warrior』をradikoで聴く
この日紹介した『Warrior』は、「闘士・戦士」という意味。楽曲では「暗い時代でも前進していく“愛の戦士”としての自分の心の葛藤」を素直に歌っている。
あっこゴリラ:鐙さんがおっしゃるように「『アナ雪』の世界観はノルウェーの影響がすごく大きい」とか「北欧の音楽は綺麗で冷んやりとした雰囲気が多い」っていうお話を聞いてから聴くと、その景色しか浮かばない! このコーナーって意外と南国が多いので、すごく新鮮で面白かったです。
北欧の雰囲気が味わえるAURORAの楽曲をぜひチェックしてみてほしい。
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PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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