2000年以降のU2を特集! 原点回帰したサウンドにあっこゴリラも脱帽

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。

12月2日(月)から12月5日(木)は、U2を特集。U2は12月4日(水)と5日(水)に、さいたまスーパーアリーナで13年ぶりの来日公演「U2 THE JOSHUA TREE TOUR 2019」を行った。


■U2は「真っ直ぐなモンスターバンド」

特集3日目の12月4日(水)のオンエアでは、U2が結成された1978年から1990年代までの活動を振り返った。あっこゴリラは、1日目と2日目の特集を踏まえて、U2を「真っ直ぐなバンド」と評する。

あっこゴリラ:現地に行って自分たちの意思表示をして、それをリリックにして、さらにその国の音楽的文化も吸収していって、どんどん進化していく。しかも、それがみんなに受け入れられて全米1位を獲得。これがモンスターバンドってことなんだろうな。


■原点回帰からはじまる、U2の2000年以降の足跡

あっこゴリラは、U2の2000年以降の楽曲を紹介しながら、彼らの足跡を追った。

・『Beautiful Day』

2000年、U2を世界最高のバンドに押し上げたプロデューサーのBrian EnoとDaniel Lanoisを再び迎え、10枚目のアルバム『All That You Can't Leave Behind』を発表。90年代にクラブサウンドの導入など、大胆な実験を重ねたU2が21世紀に入って示したのは、原点回帰とも言えるシンプルなバンドサウンド。世界的にヒットしたシングル『Beautiful Day』は、全英シングルチャート1位を獲得した。

・『Walk On』

アルバム『All That You Can't Leave Behind』 でのU2の原点回帰路線は、ファンや音楽評論家たちに高く評価され、世界中のチャートで1位を獲得。ローリングストーンズ誌が「U2にとって、3作目の最高傑作」と評したこのアルバムは、グラミー賞7部門を受賞した。

・『Elevation』

2001年3月に開始された『All That You Can't Leave Behind』を引っ提げてのツアーは、ヨーロッパとアメリカ大陸を2周回り、4か国で113公演を行った。動員数は驚異の200万人を記録。地元アイルランド公演はスレイン城で開催し、8万人を集めた。翌2002年には「第36回スーパーボウル」のハーフタイムショーに出演し、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件で犠牲者となった全員の名前をスクリーンに映し出して追悼の意を表した。

・『Vertigo』

2004年、11枚目のスタジオアルバム『How To Dismantle An Atomic Bomb』を発表。メインプロデューサーには初期3部作を手掛けたStephen Lillywhiteが復帰。先行シングルの『Vertigo』はApple・iPodのCMソングに起用され、全英シングルチャート1位を獲得。このアルバムからはグラミー賞8部門を受賞した。

・『No Line on the Horizon』

2009年に発表された、U2の2000年代の活動を締めくくる作品。通算12作目のアルバム『No Line on the Horizon』は、Bonoいわく「巡礼をテーマにした、より瞑想的なアルバム」とのこと。メンバーが宗教行事を見学するために訪問したモロッコでアイデアを思いつき、そのまま現地にスタジオを設立して最初のセッションを開始。レコーディングはモロッコ・フェズとダブリン、ニューヨーク、ロンドンのスタジオを経由して行われた。

・『The Miracle (Of Joey Ramone)』

2014年、前作から5年7か月ぶりとなる13枚目のスタジオアルバム『Songs of Innocence』を発表。Paul EpworthやDanger Mouseなどの若手の気鋭プロデューサーを起用し、先鋭的なサウンドを取り込みながら、U2は自らの音楽的原体験であるパンクへと立ち返った。さらにこのアルバムは、革新的なリリース手法が話題となった作品。AppleとU2がタッグを組み、iTunesを通じて突如無料配信された。この無料配信は、iTuneを開くと自動でU2の新作がダウンロードされるという仕組みになっていたが、アルバムを勝手に購入されたと勘違いしたユーザーから苦情が相次いだというエピソードも。また、この配信方法は、ほかのアーティストからも「余裕のあるU2だからできること。ほかのバンドはそんなことはできない。新人バンドはさらに難しい。あり得ないくらい自分勝手だ」と批判されてしまう。結果的にAppleは一括削除ソフトまで配布する騒動となった。

・『American Soul』

2017年、前作から3年半後、14作目となるスタジオアルバム『Songs Of Experience』を発表。このアルバムは、前作『Songs of Innocence』と対になる作品で、ラッパーのKendrick Lamar、Lady Gaga、Julian Lennon、Haimがゲスト参加。このアルバムは、U2にとって8枚目の全米1位アルバムになった。これでU2は、1980年代、1990年代、2000年代、2010年代の4つの年代でアルバム1位を記録した初のグループとなった。


■原点回帰しながらも前衛的な音楽も取り入れる柔軟さ

3日間の特集で、あっこゴリラの意識にも変化が現れたようだ。「ちょっと私、U2好きになってきちゃった!」とコメント。変化と進化を続けてきたその柔軟性に脱帽したようだ。

あっこゴリラ:最初はまさにUKっぽいロックじゃない? あの感じも、すごくよかった。アメリカンなロックの感じのダイナミズムを取り入れたサウンドになって、ドイツに行ってテクノを取り入れて。テクノにかなり寄っていって、どうなったかと思ったら、原点回帰したわけですよ。だけど、最初に戻るわけじゃなくて、それまでの過程で得たものを、ソリッドさもありつつの原点回帰というか。それでテクノロジーと、もともと持っている精神性が良い感じにミクスチャーされている。あとは古くからのプロデューサーとまた一緒にやったかと思いきや、新進気鋭のクリエイターだったり、Kendrick Lamar、Lady Gagaと一緒にやったり、柔軟だし格好いいよね。U2すごい!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年12月11日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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