J-WAVEでオンエア中の『～JK RADIO～ TOKYO UNITED』（ナビゲーター：ジョン・カビラ）のワンコーナー「FEATURE FOCUS」。12月20日（金）のオンエアでは、12月1日に現役引退を発表した、京都サンガF.C.所属、サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王に話を訊いた。
■「闘莉王」という名前どおりのサッカー人生
闘莉王の引退記者会見の司会を務めたジョン・カビラは、「闘莉王」という名前に込められた熱い思いを感じたと振り返る。
カビラ：いろいろな質問があるなか、言葉の端々から伝わってきたのが「19年間戦ってきた」という姿勢。2003年に日本国籍を取得して「田中マルクス闘莉王」という名前に漢字をあてた思いにも……熱いものがありましたね。やっぱり戦い続けるというのは大きなテーマ？
闘莉王：ずっとそういうテーマでやってきました。簡単な道ではないということはわかっていましたので、「戦って自分の手でつかまなければならない」ということも踏まえて、ああいった自分らしい漢字にしました。その通りのサッカー人生だったんじゃないかと思います。
カビラ：そうだと思います。日の丸がついているユニフォームに袖を通す瞬間というのはどんな思いですか？
闘莉王：重く感じたり、プレッシャーを感じたりすると聞くんですが、僕は逆に燃えていました。日の丸のユニフォームを着て『君が代』を聴くだけであれだけ気合いが入るというのは……多少の空回りもあったんですが（笑）。あれだけ「スイッチが入る」瞬間というのは、なかなか味わえないです。
■日本サッカーの強さは「チームが一丸となれる素質」
ブラジルでのサッカー経験はもちろん、アジアを含めた世界各国との試合や、オリンピック出場経験がある闘莉王に「日本サッカーの強さと課題」について訊いた。
闘莉王：「チームが一丸となれる素質」は、日本人にしかないと思います。パワーやスピード、強さ、高さでは勝てないと思いますが、チームの1+1を3にできるぐらいのパワーが日本人にはあります。戦術を真面目にこなすのは、日本人にしかできない。1人1人では相手が少し上回るかもしれませんが、チームとして一体になったときに、それをカバーできて、さらに力を出せるというのが、すごくわかりやすい日本人の素質です。それを活かせるサッカーをやっていかなければならないと思います。
カビラ：逆に課題は？
闘莉王：日本のチーム力が機能しなかったときに個人の力量でいかに打開するか、ということ。それは才能で生まれつき、みたいなものもあるので……でも、そういう組織の中で「個を活かせる選手」、つまり臨機応変に状況を判断し、一見変わった判断だと思われても、それを結果につなげていけるような素質の選手をどれだけ育てられるかが課題だと思います。
■クリスマスにはブラジルへ、今後の活動は「落ち着いてから」
カビラ：クリスマスは家族のいらっしゃるブラジルで過ごすんですか？
闘莉王：日本も寒くなってきたので、早く帰って、暖かいところでおいしい肉とビールで家族と楽しい時間を過ごせればいいなと思います。
カビラ：やっぱりシュラスコとフェジョアーダ？
闘莉王：もう食べたくてしょうがないですね。
カビラ：今後はどうされるんですか？
闘莉王：なにも計画はしていないです。とりあえずブラジルに帰って、少しゆっくりして親孝行をして、もうちょっと物事が落ち着いてから考えたいなと思います。
カビラ：サッカーとつながる、日本とつながる、そういうことはありますか？
闘莉王：みなさんに忘れられないようにはしたいと思います。
動物が好きだと話す闘莉王は、「今後勉強をして動物に関わる活動もしていきたい」と明かす。さらに、「また絶対お目にかかると思うので、そのときはよろしくお願いします」と、日本での今後の活動を約束した。
『～JK RADIO～TOKYO UNITED』のワンコーナー「FEATURE FOCUS」では、日本や世界で進行形のニュースについて当事者、事情通に話をきいていく。放送は毎週金曜7時15分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】（2019年12月27日28時59分まで）
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『～JK RADIO～TOKYO UNITED』
放送日時：毎週金曜 6時－11時30分
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/
■「闘莉王」という名前どおりのサッカー人生
闘莉王の引退記者会見の司会を務めたジョン・カビラは、「闘莉王」という名前に込められた熱い思いを感じたと振り返る。
カビラ：いろいろな質問があるなか、言葉の端々から伝わってきたのが「19年間戦ってきた」という姿勢。2003年に日本国籍を取得して「田中マルクス闘莉王」という名前に漢字をあてた思いにも……熱いものがありましたね。やっぱり戦い続けるというのは大きなテーマ？
闘莉王：ずっとそういうテーマでやってきました。簡単な道ではないということはわかっていましたので、「戦って自分の手でつかまなければならない」ということも踏まえて、ああいった自分らしい漢字にしました。その通りのサッカー人生だったんじゃないかと思います。
カビラ：そうだと思います。日の丸がついているユニフォームに袖を通す瞬間というのはどんな思いですか？
闘莉王：重く感じたり、プレッシャーを感じたりすると聞くんですが、僕は逆に燃えていました。日の丸のユニフォームを着て『君が代』を聴くだけであれだけ気合いが入るというのは……多少の空回りもあったんですが（笑）。あれだけ「スイッチが入る」瞬間というのは、なかなか味わえないです。
■日本サッカーの強さは「チームが一丸となれる素質」
ブラジルでのサッカー経験はもちろん、アジアを含めた世界各国との試合や、オリンピック出場経験がある闘莉王に「日本サッカーの強さと課題」について訊いた。
闘莉王：「チームが一丸となれる素質」は、日本人にしかないと思います。パワーやスピード、強さ、高さでは勝てないと思いますが、チームの1+1を3にできるぐらいのパワーが日本人にはあります。戦術を真面目にこなすのは、日本人にしかできない。1人1人では相手が少し上回るかもしれませんが、チームとして一体になったときに、それをカバーできて、さらに力を出せるというのが、すごくわかりやすい日本人の素質です。それを活かせるサッカーをやっていかなければならないと思います。
カビラ：逆に課題は？
闘莉王：日本のチーム力が機能しなかったときに個人の力量でいかに打開するか、ということ。それは才能で生まれつき、みたいなものもあるので……でも、そういう組織の中で「個を活かせる選手」、つまり臨機応変に状況を判断し、一見変わった判断だと思われても、それを結果につなげていけるような素質の選手をどれだけ育てられるかが課題だと思います。
■クリスマスにはブラジルへ、今後の活動は「落ち着いてから」
カビラ：クリスマスは家族のいらっしゃるブラジルで過ごすんですか？
闘莉王：日本も寒くなってきたので、早く帰って、暖かいところでおいしい肉とビールで家族と楽しい時間を過ごせればいいなと思います。
カビラ：やっぱりシュラスコとフェジョアーダ？
闘莉王：もう食べたくてしょうがないですね。
カビラ：今後はどうされるんですか？
闘莉王：なにも計画はしていないです。とりあえずブラジルに帰って、少しゆっくりして親孝行をして、もうちょっと物事が落ち着いてから考えたいなと思います。
カビラ：サッカーとつながる、日本とつながる、そういうことはありますか？
闘莉王：みなさんに忘れられないようにはしたいと思います。
動物が好きだと話す闘莉王は、「今後勉強をして動物に関わる活動もしていきたい」と明かす。さらに、「また絶対お目にかかると思うので、そのときはよろしくお願いします」と、日本での今後の活動を約束した。
『～JK RADIO～TOKYO UNITED』のワンコーナー「FEATURE FOCUS」では、日本や世界で進行形のニュースについて当事者、事情通に話をきいていく。放送は毎週金曜7時15分ごろから。
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番組名：『～JK RADIO～TOKYO UNITED』
放送日時：毎週金曜 6時－11時30分
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/
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