J-WAVEで放送中の『GOLD RUSH』(ナビゲーター:渡部 建)のワンコーナー「TANAKA KIKINZOKU GROUP SPONAVI」。12月20日(金)のオンエアでは、大学駅伝を取材し続けているスポーツライター佐藤 俊さんに2020年の箱根駅伝について、大会の展望や見どころを訊いた。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年12月27日28時59分まで)
■箱根駅伝を「戦国駅伝」にしたシューズの存在
シーズン最初の10月、出雲全日本大学選抜駅伝は國學院大学が初優勝。11月の全日本大学駅伝は目まぐるしく展開が代わるなか、東海大学が最終8区で青山学院大学を抜いて逆転優勝。同大会では初出場の東京国際大学が4位入賞を果たすなど、大学間の差が無くなっていることを印象付けた。
渡部:令和最初の箱根駅伝は荒れそうですね。
佐藤:今年の箱根駅伝は一言で言うと「戦国駅伝」なんです。昨年は青山学院が出雲と全日本を制して、3冠を狙える状態で箱根に行きましたが、そういった飛びぬけた存在がなく、各大学の勢力が非常に拮抗しています。
渡部:拮抗している背景には、なにがあるんでしょうか?
佐藤:各大学の強化が実を結んできたことが1つですが、今年に関しては各大学のコーチ・監督に聞くと「シューズが非常に大きなところを占めているのではないか」という話が出ています。
渡部:例のナイキのやつですか?
佐藤:ナイキの「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」というピンクのシューズですね。
渡部:みんな履いてましたね。
佐藤:いままでなかなかタイムが出なかった選手が、あのシューズを履くことによって非常にタイムが上がり、全体の走力を上げたといわれています。
渡部:いわゆる潜在的な能力が上がったことで、実力が拮抗したということでしょうか。
佐藤:トップ選手だけではなく、中間層の選手もそのシューズを履くことによってタイムがだいぶ上がり、実力が全体的に上がりました。
このシューズは、マラソングランドチャンピオンシップや、箱根駅伝の予選会、先日の高校駅伝でも、「多くの選手が履いている」と話題になったものだ。ソールのクッション性にポイントがある。観戦の際は、足元にも注目!
■優勝候補は選手層の厚い東海大学
今年の箱根駅伝が「戦国」と言われるなか、優勝候補はどこなのか。佐藤さんは箱根駅伝で各選手が走る区間の距離に着目した。
佐藤:どこの大学の監督に聞いても、選手層で東海大がひとつ抜けているのではないかなと。東海大はハーフが非常に強い選手が多く、箱根は20キロぐらいの距離なので、やはりハーフの力がないとなかなか走り切れません。それから昨年優勝した「黄金世代」と呼ばれている4年生のメンバーが残っていますし、総合力が1番ですね。
優勝候補を挙げた佐藤さんは、往路や復路における見どころについても解説。
渡部:青学はいかがですか?
佐藤:調子を上げてきていますので、往路で3位以内を目指しての復路、総合優勝で優勝したいと言っています。
渡部:往路の優勝はいかがですか?
佐藤:かなり今年は激戦になりそうです。往路で優勝を公言しているのは國學院大学です。出雲駅伝で優勝をして、2大エースいわれている浦野雄平くん、土方英和くんがいまして、往路で投入されるだろうというのがあります。例年は東洋大学が昨年も優勝していますし、非常に往路が強いので候補として出てきます。あとは東京国際大学。留学生のイェゴン・ヴィンセントくんと、伊藤達彦くんという素晴らしいランナーがいるので、1区や2区に入ってくると非常に荒れる往路になると思います。
渡部:往路は見逃せないですね。それで復路で東海、青山でしょうか。
佐藤:復路で選手層の差が出てくると思いますので、東海、青山、駒澤大学あたりが出てくると思います。
『GOLD RUSH』のワンコーナー「TANAKA KIKINZOKU GROUP SPONAVI」では、スポーツの旬な話題を専門家にリサーチ。プロが語るココだけのとっておきな情報をお届けする。放送は毎週金曜日19時20分ごろから。
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PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『GOLD RUSH』
放送日時:毎週金曜 16時30分-20時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/
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■箱根駅伝を「戦国駅伝」にしたシューズの存在
シーズン最初の10月、出雲全日本大学選抜駅伝は國學院大学が初優勝。11月の全日本大学駅伝は目まぐるしく展開が代わるなか、東海大学が最終8区で青山学院大学を抜いて逆転優勝。同大会では初出場の東京国際大学が4位入賞を果たすなど、大学間の差が無くなっていることを印象付けた。
渡部:令和最初の箱根駅伝は荒れそうですね。
佐藤:今年の箱根駅伝は一言で言うと「戦国駅伝」なんです。昨年は青山学院が出雲と全日本を制して、3冠を狙える状態で箱根に行きましたが、そういった飛びぬけた存在がなく、各大学の勢力が非常に拮抗しています。
渡部:拮抗している背景には、なにがあるんでしょうか?
佐藤:各大学の強化が実を結んできたことが1つですが、今年に関しては各大学のコーチ・監督に聞くと「シューズが非常に大きなところを占めているのではないか」という話が出ています。
渡部:例のナイキのやつですか?
佐藤:ナイキの「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」というピンクのシューズですね。
渡部:みんな履いてましたね。
佐藤:いままでなかなかタイムが出なかった選手が、あのシューズを履くことによって非常にタイムが上がり、全体の走力を上げたといわれています。
渡部:いわゆる潜在的な能力が上がったことで、実力が拮抗したということでしょうか。
佐藤:トップ選手だけではなく、中間層の選手もそのシューズを履くことによってタイムがだいぶ上がり、実力が全体的に上がりました。
このシューズは、マラソングランドチャンピオンシップや、箱根駅伝の予選会、先日の高校駅伝でも、「多くの選手が履いている」と話題になったものだ。ソールのクッション性にポイントがある。観戦の際は、足元にも注目!
再入荷
— ステップスポーツ東京本店 (@StepsportsTokyo) December 23, 2019
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【NIKE Zoom Vaporfly next%】
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先日の高校駅伝でもほとんどの人が履いてましたね!
話題の話題のシューズ!!
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まだまだ間に合います
ロードレースに駅伝、マラソンで記録を狙っていきましょう
#ステップスポーツ東京本店#stepsports#nike#vaporfly#pink#next pic.twitter.com/595m2dZbU8
■優勝候補は選手層の厚い東海大学
今年の箱根駅伝が「戦国」と言われるなか、優勝候補はどこなのか。佐藤さんは箱根駅伝で各選手が走る区間の距離に着目した。
佐藤:どこの大学の監督に聞いても、選手層で東海大がひとつ抜けているのではないかなと。東海大はハーフが非常に強い選手が多く、箱根は20キロぐらいの距離なので、やはりハーフの力がないとなかなか走り切れません。それから昨年優勝した「黄金世代」と呼ばれている4年生のメンバーが残っていますし、総合力が1番ですね。
優勝候補を挙げた佐藤さんは、往路や復路における見どころについても解説。
渡部:青学はいかがですか?
佐藤:調子を上げてきていますので、往路で3位以内を目指しての復路、総合優勝で優勝したいと言っています。
渡部:往路の優勝はいかがですか?
佐藤:かなり今年は激戦になりそうです。往路で優勝を公言しているのは國學院大学です。出雲駅伝で優勝をして、2大エースいわれている浦野雄平くん、土方英和くんがいまして、往路で投入されるだろうというのがあります。例年は東洋大学が昨年も優勝していますし、非常に往路が強いので候補として出てきます。あとは東京国際大学。留学生のイェゴン・ヴィンセントくんと、伊藤達彦くんという素晴らしいランナーがいるので、1区や2区に入ってくると非常に荒れる往路になると思います。
渡部:往路は見逃せないですね。それで復路で東海、青山でしょうか。
佐藤:復路で選手層の差が出てくると思いますので、東海、青山、駒澤大学あたりが出てくると思います。
『GOLD RUSH』のワンコーナー「TANAKA KIKINZOKU GROUP SPONAVI」では、スポーツの旬な話題を専門家にリサーチ。プロが語るココだけのとっておきな情報をお届けする。放送は毎週金曜日19時20分ごろから。
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【番組情報】
番組名:『GOLD RUSH』
放送日時:毎週金曜 16時30分-20時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/