J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語る。11月11日(月)のオンエアでは、月曜担当のJQ(Nulbarich)が登場。「楽器に注目して音楽を聴いてみよう!~ベース編~」をテーマに語った。
■大好きなベース音が入った4曲
11月11日(月)がベースの日ということで、ラップミュージックやヒップホップを中心に、ベース音がサンプリングされた曲など計4曲をJQが紹介した。
■Common『Be(Intro)』
JQ :「こんなカッコいいイントロある?」っていう感じなんですけど。当時、このアルバムをかけてたDJさんとかは、もちろんそのアルバムの中の曲をかけるんですけど、このイントロをかけてるDJがめちゃめちゃ多くて。フリーで始まるウッドベースの人がリフを弾きながら、そこに音が乗ってきて。ビートが入ってくるって、もうなんか「はい、ここで頭をゆっくり動かしてー。はい、大きく振り回す」みたいな(笑)。ループミュージックの真髄みたいなものがこのイントロに込められているんで、トラックの作り方としてはかなり参考になったし、無条件で全員の首が動いてくる感じは、イントロなのに出来上がってて、やっぱすごいなって思います。
■The Beatnuts『Give Me Tha Ass』
JQ :こちらもね、『Forget Me Nots』っていう、80年代の曲のサンプルなんですけど。耳に残るベースフレーズを2枚使いしてラップを繰り広げる体なのか、本当に実際それでレコーディングしているのか分かんないんですけど。いわゆる名曲をサンプリングして2枚使いする(プレイ)っていうのが、ヒップホップのベースとしてあるので、そのサンプリングポイントがベースのワンフレーズになっている曲なんです。これもかなり衝撃的な曲で、全然リアルタイムじゃなかったんですけど、こういうサンプリングのもとで僕はソウルだったり、ファンクだったり、ジャズを知っていった代表的な曲ですね。The Beatnutsの『Give Me Tha Ass』を知って、『Forget Me Nots』を知るみたいな。衝撃的でした。大好きなベースラインですね。
■Stetsasonic 『Talkin' All That Jazz』
JQ :こちらはもう本当に名盤中の名盤ですね。このレコードとかめちゃめちゃ高いですよ。オリジナルとかは、みんなこぞって買おうと思ったけど買えないみたいな。レコード屋に行くと、上に飾って「素人触れてくれるなよ」みたいなポジションに置いてあったりしますね。この曲の有名なものとかもブラスだったりベースだったり、ドラムのハネ感で有名なサンプルのドラムブレイクスだったりとか、いろんなポイントがあるんですけど。あと、ウッドベースが好きなんですかね? わりと気持ちを持っていかれがちみたいな部分がありますんで。もし知らなかったらチェックしてみてください。
■The Resource featuring Jimmy Napes『Gimme That』
JQ :みなさま、気づいちゃったかもしれないんですけど、イントロでベースのリフレインが入ってきつつ、ビートが入ってくるのにわりと弱いです。こちらはエレキベースなんですけど、他の曲と同じようにリフレインが続いてビートが入ってくる。何であえてこの曲を選んだのかというと、ちょっと余談で、一曲前にかけたStetsasonic 『Talkin' All That Jazz』と、このThe Resource featuring Jimmy Napesの『Gimme That』のブレイクビーツが全く同じものなんですね。Banbarraの『Shack Up』という有名なブレイクビーツの全く同じビートを使って作っている曲なんです。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが登場。22時30分から15分間、その日のテーマにまつわるトークを展開する。来週もお楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月18日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
■大好きなベース音が入った4曲
11月11日(月)がベースの日ということで、ラップミュージックやヒップホップを中心に、ベース音がサンプリングされた曲など計4曲をJQが紹介した。
■Common『Be(Intro)』
JQ :「こんなカッコいいイントロある?」っていう感じなんですけど。当時、このアルバムをかけてたDJさんとかは、もちろんそのアルバムの中の曲をかけるんですけど、このイントロをかけてるDJがめちゃめちゃ多くて。フリーで始まるウッドベースの人がリフを弾きながら、そこに音が乗ってきて。ビートが入ってくるって、もうなんか「はい、ここで頭をゆっくり動かしてー。はい、大きく振り回す」みたいな(笑)。ループミュージックの真髄みたいなものがこのイントロに込められているんで、トラックの作り方としてはかなり参考になったし、無条件で全員の首が動いてくる感じは、イントロなのに出来上がってて、やっぱすごいなって思います。
■The Beatnuts『Give Me Tha Ass』
JQ :こちらもね、『Forget Me Nots』っていう、80年代の曲のサンプルなんですけど。耳に残るベースフレーズを2枚使いしてラップを繰り広げる体なのか、本当に実際それでレコーディングしているのか分かんないんですけど。いわゆる名曲をサンプリングして2枚使いする(プレイ)っていうのが、ヒップホップのベースとしてあるので、そのサンプリングポイントがベースのワンフレーズになっている曲なんです。これもかなり衝撃的な曲で、全然リアルタイムじゃなかったんですけど、こういうサンプリングのもとで僕はソウルだったり、ファンクだったり、ジャズを知っていった代表的な曲ですね。The Beatnutsの『Give Me Tha Ass』を知って、『Forget Me Nots』を知るみたいな。衝撃的でした。大好きなベースラインですね。
■Stetsasonic 『Talkin' All That Jazz』
JQ :こちらはもう本当に名盤中の名盤ですね。このレコードとかめちゃめちゃ高いですよ。オリジナルとかは、みんなこぞって買おうと思ったけど買えないみたいな。レコード屋に行くと、上に飾って「素人触れてくれるなよ」みたいなポジションに置いてあったりしますね。この曲の有名なものとかもブラスだったりベースだったり、ドラムのハネ感で有名なサンプルのドラムブレイクスだったりとか、いろんなポイントがあるんですけど。あと、ウッドベースが好きなんですかね? わりと気持ちを持っていかれがちみたいな部分がありますんで。もし知らなかったらチェックしてみてください。
■The Resource featuring Jimmy Napes『Gimme That』
JQ :みなさま、気づいちゃったかもしれないんですけど、イントロでベースのリフレインが入ってきつつ、ビートが入ってくるのにわりと弱いです。こちらはエレキベースなんですけど、他の曲と同じようにリフレインが続いてビートが入ってくる。何であえてこの曲を選んだのかというと、ちょっと余談で、一曲前にかけたStetsasonic 『Talkin' All That Jazz』と、このThe Resource featuring Jimmy Napesの『Gimme That』のブレイクビーツが全く同じものなんですね。Banbarraの『Shack Up』という有名なブレイクビーツの全く同じビートを使って作っている曲なんです。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが登場。22時30分から15分間、その日のテーマにまつわるトークを展開する。来週もお楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月18日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/