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日本の未解決事件の裏に...殺し屋!? 『外国人ヒットマン』が描く裏社会

日本の未解決事件の裏に...殺し屋!? 『外国人ヒットマン』が描く裏社会

J-WAVEで放送中の番組『BKBK(ブクブク)』(ナビゲーター:大倉眞一郎、原カントくん)。本や映画に詳しい大倉眞一郎と、複数のメディアに携わる編集者・プロデューサーの原カントくんが、大人が興味を惹かれるモノについて縦横無尽に語り合う。

10月29日(火)のオンエアでは、未解決事件の影に潜む外国人ヒットマンを描いた一冊、一橋文哉『外国人ヒットマン』の魅力に迫った。

■「ジョン・ウィックは実在する」

原は「10月は映画が豊作だった」と語る。なかでも、暗殺組織と伝説の殺し屋の死闘を描いた映画『ジョン・ウィック:パラベラム』が好きだったと振り返る。

そんなフィクションのような暗殺組織が「本当に実在するのでは?」と思ってしまう一冊を、原が紹介。9月に発売された一橋文哉の著書『外国人ヒットマン』(KADOKAWA)だ。

大倉:"外国人ヒットマン"って日本で殺し屋をする外国人ってこと? 本当なの?
:著者の一橋さんによると、平成に起きた未解決事件のほとんどは外国人ヒットマンが絡んでいるそうです。

一橋はこれまでに「グリコ・森永事件」を題材にした『闇に消えた怪人―グリコ・森永事件の真相』(新潮社)や、「王将社長射殺事件」を題材にした『餃子の王将社長射殺事件』(KADOKAWA)、そして、「世田谷一家殺害事件」を題材にした『世田谷一家殺人事件 15年目の新事実』(KADOKAWA)など、日本を揺るがせた未解決事件の真相解明に迫るノンフィクション本を出版。その事件の犯人は外国人の暗殺組織が絡んでいると述べているという。

一橋の最新著書『外国人ヒットマン』もこれまでと同じく、未解決事件の影に潜む外国人のヒットマンを描いている。

:この本を読んでいると、まるでノンフィクションなのかフィクションなのかわからない話が出てきます。香港の黒社会をまとめる総元締めの男とか、「黒い若鷲」と呼ばれる人間が暗躍して、現在フィリピンがヒットマンの一大生息地になっているなど、まさに映画『ジョン・ウィック』のような話が出てきます。

「この本から、僕はジョン・ウィックは実在すると言いたかったんです」と原は力説した。


■謎に包まれた一橋文哉

『外国人ヒットマン』の著書、一橋文哉は本名や顔を明かしていないため、謎に包まれているという。

大倉:正体がわかると取材できなくなるから明かさないのかな。
:だからみんな「一橋文哉は何者なんだ?」と噂になり、「複数人で一橋文哉」という説や、東京・一ツ橋に毎日新聞社があるので"一ツ橋の分野"ということで、毎日新聞社のジャーナリスト集団ではないかという説もあるみたいです。

原は「それらはあくまで噂だ」としながら、一連の事件についてこう述べる。

:ひとつ言えるのは「世田谷一家殺害事件」など未解決事件の犯人に外国人のヒットマンが疑われているのが間違いない。そのあたりも日本の警察は捜査しているので。だから、今ごろ捜査関係者は出たばかりの『外国人ヒットマン』を読み込んでいると思います。
大倉:この本を頼りに、いくつもの事件が解決すればいいですよね。

物語の中だけに実在すると思っていた"ヒットマン"を知れば、新たな角度から未解決事件がみえてくるかもしれない。一橋文哉『外国人ヒットマン』をぜひ手にとってみてはいかがだろうか。

J-WAVE『BKBK』は、本、旅、映画、音楽など、大人たちが興味を惹かれるものについて大倉眞一郎と原カントくんが語り合う。放送は火曜の26時30分から。次回もお楽しみに!

【番組情報】
番組名:『BKBK』
放送日時:火曜 26時30-27時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/bkbk/

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