ラッパー・Atwood、インディと売れ線の狭間を狙ったサウンドに注目! サポートブログ「Lyrical Lemonade」の存在とは

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR TRAX」。J-WAVEがプッシュしている楽曲の中から毎日1曲をピックアップして掘り下げ、今聴くべきアーティスト、ネクストブレイクアーティストを紹介。9月30日(月)のオンエアでは、Atwoodの『Gamble』をピックアップした。


■インディと売れ線の狭間を狙ったサウンド

アメリカ・テキサス出身のボーカリストでラッパーのAtwood。6年前、友人からフリースタイルを勧められたことをきっかけに、マイクを持つようになる。そんな彼が、影響を受けているアーティストは、チャイルディッシュ・ガンビーノ、マック・ミラー、タイラー・ザ・クリエイター。このあたりのラッパーたちのスタイルに、ポップさも注入し、インディと売れ線の狭間を狙ったサウンドが、早耳音楽ファンにキャッチされている。主に、作品の発表は、SNSが中心。今回SONAR TRAXとなった『Gamble』は、現在配信中の最新EP『Loverboy』からのナンバーだ。

【Atwoodの『Gamble』を聴く】



注目なのが、Atwoodをサポートしている「Lyrical Lemonade」というブログの存在。シカゴ出身の現在23歳のコール・ベネットというクリエイターが、高校時代から運営しているもので、今のUSヒップホップシーンにおいて、ブログ以上の存在感を誇っている。

コール・ベネットは、カメラのスキルを活かし、自分が良いと思った若手アーティストのMVを撮影。そのアーティストたちを招きイベントを開催し、その存在感を大きくしていった。そんな「Lyrical Lemonade」は、USヒップホップシーンにおいて、ネクストブレイクのプラットフォームになっているという。今年の夏、ブログで紹介したアーティストたちを一堂に集めて、ついにフェスを開催。チケットはソールドアウトした。

実際多くのメジャーレーベルが、「Lyrical Lemonade」のレーベルを作らないかとオファーしているそうだが、コール・ベネットは、「自分の好きなアーティストをピックアップするのが一番の関心事であり、メジャーレーベルの傘下に入ることでその動きに制限がかかる」と考え、インディペンデントであることにこだわりを持っているという。

今後ここから、どのようなアーティストがシーンに飛び出してくるのか? コール・ベネットと「Lyrical Lemonade」の動きにも注目だ。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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