TAMTAM・Kuro、ソロ曲『PORTLAND』の歌詞はポーランドで散歩しながら…

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR TRAX」。J-WAVE がプッシュしている楽曲の中から毎日1曲をピックアップして掘り下げ、今聴くべきアーティスト、ネクストブレイクアーティストを紹介。9月26日(木)のオンエアでは、Kuroの『PORTLAND』をピックアップ!


■バンドとソロの違いは?

この夏、フジロックにも出演していた4人組ダブバンドTAMTAMのボーカル・Kuroが、初のソロアルバム『JUST SAYING HI』をリリースした。そして、そのアルバムに収録されている『PORTLAND』が、J-WAVE SONAR TRAXに選出。この曲のプロデュースは、EVISBEATSが担当。まずは、ソロとして作品を出そうと思ったきっかけを訊いてみた。

Kuro:昨年、ゲストボーカルとして呼ばれて、一人で他のアーティストの曲に参加する機会があり、人のトラックに一人でのっかるのって面白いなって思って。ちょっとソロでやってみたいなと思っていたところ、レーベルの人に声を掛けてもらって、「やってみようかな」って気持ちになってソロの作品を作りました。




普段、TAMTAMでは、Kuroが原曲を作る場合が多いというが、バンドとソロでの違いは?

Kuro:ソロとバンドとで、音楽的に棲み分けるつもりはなかったけど、やっぱりバンドだと自分でデモを作ってバンドに持っていって、自分が最後まで制作に携わるので、そういう意味でコントロールしているんですけど、今回のソロは、半分以上をトラックメイカーにお任せしたので、最初のセッションで「こういう方向にしたいよね」っていうところはトラックメイカーの人にお任せしたので、どんな球が返ってくるのかなっていう楽しみがありました。それで返ってきたものを聴いてワクワクして、それに刺激を受けて自分も歌を作って、っていうとても刺激的なセッションが出来たんじゃないかなと思います。そういう意味では、バントとはまた違う刺激を受けました。


■ポートランドを旅行中に散歩しながら書いた曲

そんなKuroに、この『PORTLAND』という曲のタイトルをつけた経緯を訊いた。

Kuro:TAMTAMのカナダツアーの後、完全なオフでアメリカの西海岸の街、ポートランドを旅行したんですけど、その街の名前が由来になっています。そこでかなりダラダラ過ごしていて、リラックスしているときに、EVISBEATSさんから曲のデータが届いて、その曲がポートランドの街並みや気候、そのときの開放感と合っていて、"リラックスできる気持ちいい曲にしよう"と思って、散歩しながら書きました。

歌詞に込めた思いについて......。

Kuro:東京にいると、たくさん仕事があって、やらなきゃいけないことに追われてしまうが、「それって、本当に今やらなきゃいけないことなのか? 」とか「今、悩んでいることは、本当はそんなに大きなことじゃないのかも」とか、いる場所が変わると良く見えてくることがあるなと思って。ポートランドにいるときに、とてもそういう風に感じて、そんな日々悩みを抱えている人が聴いたらリラックスできるような、「そんなに思い詰めなくてもいいよ」という気持ちを伝えたくて歌詞を書きました。

アルバム『JUST SAYING HI』には、EVISBEATSのほかに、Shin Sakiuraや君島大空らが参加している。さらにKuroは、11月24日(日)に恵比寿「BATICA」で、『JUST SAYING HI』のリリースライブを開催。このライブには、アルバムに参加したShin SakiuraやDJなどもゲスト出演する。1stソロアルバム『JUST SAYING HI』は、絶賛発売中だ。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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