中国で圧倒的な人気を誇るラップグループ・Higher Brothers

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。

9月18日(水)は中国・上海で日本のファッションブランドを中心に扱うショールーム兼ショップ「Showroom CATS」や、クリエイターのマネジメントなどを行う会社KMT INC.の代表を務める兒玉キミトさんが、おすすめのアーティストを紹介した。


■中国の音楽シーン

兒玉キミトは、12年前に会社進出のため中国に移住。8年前に独立し、今は日本のアパレルブランドを代理して中国で販売している。また、日本の音楽やアート、カルチャーを積極的に中国に伝えている。

あっこゴリラ:中国の暮らしはどうですか?
キミト:12年前と今は全然違っていて、現金も使わないから財布も持っていないし、逆に先進的な生活になったなって思います。
あっこゴリラ:本当そうですよね。それこそ日本の方が財布とか使いますし、そういう部分では中国の勢いがすごいですよね。

そんな中国の音楽シーンは、どうなっているのだろう。

キミト:もともとは、台湾系のポップスがダントツで人気がありましたが、 2017年に始まり毎放送1億人以上の視聴者の注目を集めた「中国有嘻哈(THE RAP OF CHINA)」を契機に、一気に中国語ヒップホップが人気を集めてきてます。
あっこゴリラ:いや~! 
キミト:日本で言うとすごく規模の大きいフリースタイルダンジョンみたいなものです。
あっこゴリラ:規模がでかいから成り上がり方もすごいでしょうね! 
キミト:そうです。普通の一般人だった子が、これで一気に中国全土に広がっていくみたいなムーブメントでしたね。
あっこゴリラ:本当ヒップホップドリームですね。


■自分たちのアイデンティティーを大事にしているのがかっこいい

今回兒玉キミトさんが紹介したのは、中国語ヒップホップでも圧倒的な人気を誇るHigher Brothers(海尔兄弟)。4人組のラップグループで、アジアのアーティストばかりを集める88risingレーベルに所属している。

あっこゴリラ:Higher Brothersの魅力はどんなところですか? 
キミト:そもそも勢いがすごくあって、勢い自体も中国のadidas OriginalsやBeats By Dre、AIR JORDANなどの広告に抜擢されるくらい勢いがあります。あとは、中国の成都市出身なので地方になるんですけど、方言を使ってラップやったり自分たちのナショナリズムとかアイデンティティーみたいなのを大事にしているのが結構かっこいいなと思います。
あっこゴリラ:うんうん。中国といえば政府がヒップホップを禁止にしたみたいなことありましたよね? 
キミト:鋭い。その通りですね。
あっこゴリラ:そうなってくるとヒップホップってマイナスをプラスに変える音楽だと思うから、もっと絶対にアツくなると思う。
キミト:あっこさんの言うとおりで、2018年に一回ヒップホップカルチャーとタトゥーを禁止するっていうのをオフィシャルで中国政府が言ったんですよ。
あっこゴリラ:あのニュースは衝撃でした。
キミト:一瞬テレビとかマスメディアから全部なくなったんですけど、僕らがやってるようなクラブイベントではヒップホップもタトゥーも逆にすごい盛り上がって、アングラのカウンターが強くなりました。
あっこゴリラ:だからこそ、今中国で一番勢いがあるHigher Brothersを聴けるっていうのが嬉しいですね。

Higher Brothers『Made in China』を聴く

曲を聴いたあっこゴリラは「かっこいい」「ミュージックビデオもめちゃめちゃヤバいからリスナーの皆さんにもぜひ見てほしい」と絶賛した。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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