藤原ヒロシが語る、映画『ジョーカー』/ナイキのCEO退任

J-WAVEで放送中の番組『SEASONS』(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「JUN THE CULTURE」(ナビゲーター:藤原ヒロシ)。10月26日(土)のオンエアでは、映画『ジョーカー』の感想やナイキの話題に触れた。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59分まで)


■映画『ジョーカー』のいい点・悪い点

藤原は、映画『ジョーカー』が公開されて間もなく観たものの、あまり合わなかったようだ。「そもそもリアリティに寄せているのに全くリアリティがない作品が苦手で、スーパーヒーローものの作品をほとんど観たことがない」と明かす。

藤原:『ジョーカー』はそんなことがないというので観たところ、確かにそんなことはなかったです。暗くていい映画だと思ったけど、当たり前の様子が詰まっているだけという感じでした。ピエロの憂いとダークな感じと殺人鬼みたいな感じがあり、人からいじめられたりしたものが爆発して悪くなって、自然とリーダーになっていくという。一言でいえば、非常に幼稚な映画だと思いました。メディアでは「すごい」とか「賞をとる」とか言っていて、確かに賞をとりそうな映画ではあるものの「これを格好いいと言わないとダメなんじゃないか」と、どこかで思わせる映画という感じでした。そういう映画は多いですけどね。ただ、ダークさとか撮り方とか演技とか、そういったものは素晴らしかったです。だから賞をとってもおかしくないんじゃないかと思いました。


■ナイキの今後

その他オンエアでは、ナイキのCEOであるマーク・パーカー退任の話題に触れた。実は、藤原がナイキと仕事をするきっかけをつくったのがマーク・パーカーだったという。

藤原:彼がナイキの社長になる前、日本を訪れたときに会って話をして「一緒にやろう」ということになったんです。彼が社長をやる前からなので10年、20年以上になるのかな。ナイキと契約して仕事をさせてもらっています。彼は「いい年齢だし辞める」とは言っていたけど、なかなか辞めるタイミングがなく......東京オリンピックが終わるまでは続けると公言してたけど、年明けに辞めることが決まったみたいです。

藤原は続けて、ナイキがここまで大きな企業になった理由を分析。マーク・パーカーがもともとランナーであり、スポーツをひとつの柱としてまっすぐに芯を持ちながら、世の中の動きにマッチすることをしてきたからだと語った。

藤原:クリエイティブ畑のCEOがいなくなるのはどうなのかな。残念だなという気持ちもあるし、世の中のこれからの動きがそうなのかなとも思いました。次の社長はeBayやPayPalをやっていた人(ジョン・ドナホー)なので、おそらく商売的なことをメインに構築しなおしていくのかなと思います。クリエイティブはクリエイティブで残ってくれる会社になってくれればいいなと思います。

今後のナイキがどのような展開をみせるのか、注目だ。

『SEASONS』のワンコーナー「JUN THE CULTURE」では、藤原が音楽とともにさまざまなカルチャーを紹介している。放送は毎週土曜の14時10分頃から。お聴き逃しなく。

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【番組情報】
番組名:「JUN THE CULTURE」
放送日時:毎週土曜 14時10分-14時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/

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