川谷絵音「変なのが好き。売れなくなるアレンジとか大好き」

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)のワンコーナー「MUSIC+1」。10月10日(木)のオンエアでは、indigo la Endの川谷絵音が登場。アルバム『濡れゆく私小説』について語った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月17日28時59分まで)


■達成感がいつもより5倍くらいある

indigo la Endは、10月9日にアルバム『濡れゆく私小説』をリリースした。その中の数曲は、先日行われた「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2019 supported by CHINTAI」で初披露された。川谷はイベントを振り返り、「すごく緊張していた」と言う。単なる音楽イベントではなかったため、盛り上がるかどうか心配だったようだ。「とりあえずストイックにやろうと思って、壁に向かって演奏している気分でやりました」と話した。

川谷は普段、即興で曲を作ることも多い。しかし、今回のアルバムは、家でひとりで弾き語りをしながらじっくり歌詞とメロディを考えたそうだ。「それが普通なんですけど(笑)」と自分でツッコミを入れつつも、普段より濃密な時間を過ごすことができたようで、「達成感がいつもより5倍くらいある」と語った。

サッシャは、『濡れゆく私小説』というタイトルについて尋ねた。

サッシャ:内省的に自分を見てアルバムを作ったということですか?
川谷:曲を聴いたときに「泣ける」とか「切ない」とか言われるんですど。「濡れた○○」とかは言いたくなくて。「濡れゆく」として「その人次第で決まるよ」ということにしたかったんです。アルバムの構成も、後半に行くに連れてだんだん悲しくなるようになっていて。それも含めて『濡れゆく私小説』としました。


■売れなくなるアレンジが大好き!?

サッシャは、アルバムを聴いた感想を「『砂に紛れて』とかの声のエフェクトがおもしろかった」と伝えた。川谷によると、この曲は椎名林檎の楽曲も手がけるミックスエンジニアの井上うににミックスを依頼したそうだ。

川谷:「ミックスお願いします!」って依頼したら、声とかもバリバリ変わって返ってきたんです。
サッシャ:そういう指示ではなかったんですか?
川谷:違います。うにさんに依頼したのは3曲なんですけど、その3曲がめっちゃ変わって返ってきました。もう「5人目のメンバー」くらいの感じでその3曲には関わっていただきました。

その3曲というのが、『砂に紛れて』と『Midnight indigo love story』と『通り恋』。井上の大胆なミックスが施された曲をそのまま採用した理由については、「そういう変なのが好きなんです。売れなくなるアレンジとか大好きなんです」と語った。

川谷:うにさんとやって、いろいろな発見がありました。あんまりindigo la Endでは声を加工したりしなかったので、すごく勉強になりましたね。indigo la Endは歌モノで、ゲスの極み乙女。はわりとふざけたりしてるから。今回はすごく「作ってよかったな」って思いました。

川谷が「新境地」とも語るアルバム『濡れゆく私小説』、ぜひチェックしてみてほしい。コーナーの後半では、川谷がよく訪れるというオススメの飲食店を紹介していた。radikoでチェック!

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、毎回話題のミュージシャンをゲストに迎えている。放送は月曜~木曜の12時30分頃から。お楽しみに。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月17日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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