J-WAVEで放送中の番組『SPARK』(月曜ナビゲーター:水野良樹)。9月16日のオンエアでは、水野がミュージシャンの立場から、ストリーミングサービスへの危機感を語った。また、オンエア日が敬老の日だったこともあり、祖父母や両親の話も明かされた。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月23日28時59分まで)
■ストリーミングサービスへの危機感
水野は、「HIROBA」というプロジェクトを行っている。考えること、つながること、つくることをもっと豊かに楽しみたいという思いのもと、いろいろなアーティストやクリエイターとの交流の場を、水野自身が作り出していく実験的なプロジェクトだ。
・「HIROBA」公式サイト
https://hiroba.tokyo/
この日、水野は「場」について語った。「これからは、どういう場が楽しいか、気持ちいいか、ということが選ばれていくのではないか」と考えている。
水野:InstagramにはInstagramの、FacebookにはFacebookの、TwitterにはTwitterの空気があって、それぞれに好き嫌いがあります。同じような場ではあるけど、そこにその場特有の風が吹いていて、いい空気が流れている場には人が集まってきて議論が活発になります。自分ひとりがどう表現するかというよりも、自分が多くの人と出会える場を作っていくことのほうが、今の世の中は大事なのかもしれないと思いました。
そんな思いもあって「HIROBA」を作った水野。ストリーミングサービスに関して気になる点があるという。
水野:一回り下の世代のミュージシャンの曲を聴いている人たちは、ストリーミングサービスで僕らに出会わないんです。ストリーミングサービスは聴いている音楽の派生アーティストを勧めてくるから、どんどん深く掘ってハマっていける楽しみもあるけど、そこでタコツボ化が始まっているんです。
つまり、聴いている音楽ジャンルが違うと、いきものがかりが認識されない可能性があり、水野は危機感を抱いている。
水野:自分自身で場を作らないと、その場にどうコミットするかを経験していかないと、自分たちの音楽はマスに向けたものにならなくなってしまうのではないかと思い始めています。そういう危機感も「HIROBA」に還元できて、対談であったり、考えることのヒントにしていければいいなと思います。
ぜひ「HIROBA」のサイトをチェックしてみてほしい。
■水野、家族を語る
オンエア日は敬老の日。水野は「ばあちゃん(父方の祖母)に電話してないや(笑)」と話し、ここから水野の祖父母の話題になった。"良樹"という名前は、父方の祖父・良三さんの字をとったもの。良三さんはお酒が大好きで、水野の父の小学校卒業式に一升瓶を持って現れたほどだった。
水野:ばあちゃんはかなり苦労したはずなんだけど、「酒を飲むとあんな感じだったけど、悪い奴じゃなかったんだよ」って言ったんです。「これっていきものがかりの『コイスルオトメ』じゃないか!」って思いました。ばあちゃんは記憶力が少し低下してきているんですけど、昔のことはよく覚えていて、良三の話ばっかりするんですよ。あの時代、大正生まれの人で、恋愛結婚だったんですよ。19~20歳くらいのとき。良三とばあちゃんの出会いは話すと長くなるんですけど(笑)、いつかしたいですね。
水野の祖父母がどう出会い、どんな恋愛をして結婚に至ったのか、今回は語られなかった。しかし、祖母の一言から水野がいきものがかり『コイスルオトメ』を連想したということは、歌詞に出てくるような、まっすぐで甘い恋愛だったのかもしれない。
最後に水野は「敬老の日、ぜひおじいちゃん、おばあちゃんを敬ってください」と、この話を締めくくった。
リスナーから「水野さんの"おふくろの味"はなんですか?」という質問が寄せられ、今度は両親の話に。水野の母は調理師免許を持っており、料理上手だ。
水野:"おふくろの味"というワードで思い出すのは、なんという名前なのかわからないけど、ジャガイモを薄く、輪のようにスライスして、そこにコーンやベーコンを加えた、クリーミーな感じのおかず。それが好きなんです。あとはひじきの煮つけが大好きで、よく作ってもらっていましたね。
水野がおいしいと絶賛する母の料理だが、父は食べるのが早く、母が作った料理をあっという間に食べてしまっていたと、子ども時代の食卓を振り返る。
水野:母親が頑張って料理を作ってテーブルに置いたら、すぐ食べ終わっちゃうんです。母親が「さあ、食べよう」というときに親父は食卓にいないんですよ。子どもながらに「それはダメなんじゃないの?」と思っていました。
その経験から水野は、息子に「お母さんが一生懸命作ってくれたんだから『ありがとう』と言いなさい」と教えている。
水野:家に母親が来たときに、息子が(妻に対して)「ママ、ありがとう」って言ったんだよね。それを見て母親が「これは(水野の)影響を受けてるんだね」って言っていました。母への感謝の気持ちを忘れなかったのがよかったかもしれないね。
音楽の話から、素顔が伺えるトークまでお届けする、水野良樹の『SPARK』は月曜24時から。どうぞお楽しみに。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/spark
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月23日28時59分まで)
■ストリーミングサービスへの危機感
水野は、「HIROBA」というプロジェクトを行っている。考えること、つながること、つくることをもっと豊かに楽しみたいという思いのもと、いろいろなアーティストやクリエイターとの交流の場を、水野自身が作り出していく実験的なプロジェクトだ。
・「HIROBA」公式サイト
https://hiroba.tokyo/
この日、水野は「場」について語った。「これからは、どういう場が楽しいか、気持ちいいか、ということが選ばれていくのではないか」と考えている。
水野:InstagramにはInstagramの、FacebookにはFacebookの、TwitterにはTwitterの空気があって、それぞれに好き嫌いがあります。同じような場ではあるけど、そこにその場特有の風が吹いていて、いい空気が流れている場には人が集まってきて議論が活発になります。自分ひとりがどう表現するかというよりも、自分が多くの人と出会える場を作っていくことのほうが、今の世の中は大事なのかもしれないと思いました。
そんな思いもあって「HIROBA」を作った水野。ストリーミングサービスに関して気になる点があるという。
水野:一回り下の世代のミュージシャンの曲を聴いている人たちは、ストリーミングサービスで僕らに出会わないんです。ストリーミングサービスは聴いている音楽の派生アーティストを勧めてくるから、どんどん深く掘ってハマっていける楽しみもあるけど、そこでタコツボ化が始まっているんです。
つまり、聴いている音楽ジャンルが違うと、いきものがかりが認識されない可能性があり、水野は危機感を抱いている。
水野:自分自身で場を作らないと、その場にどうコミットするかを経験していかないと、自分たちの音楽はマスに向けたものにならなくなってしまうのではないかと思い始めています。そういう危機感も「HIROBA」に還元できて、対談であったり、考えることのヒントにしていければいいなと思います。
ぜひ「HIROBA」のサイトをチェックしてみてほしい。
■水野、家族を語る
オンエア日は敬老の日。水野は「ばあちゃん(父方の祖母)に電話してないや(笑)」と話し、ここから水野の祖父母の話題になった。"良樹"という名前は、父方の祖父・良三さんの字をとったもの。良三さんはお酒が大好きで、水野の父の小学校卒業式に一升瓶を持って現れたほどだった。
水野:ばあちゃんはかなり苦労したはずなんだけど、「酒を飲むとあんな感じだったけど、悪い奴じゃなかったんだよ」って言ったんです。「これっていきものがかりの『コイスルオトメ』じゃないか!」って思いました。ばあちゃんは記憶力が少し低下してきているんですけど、昔のことはよく覚えていて、良三の話ばっかりするんですよ。あの時代、大正生まれの人で、恋愛結婚だったんですよ。19~20歳くらいのとき。良三とばあちゃんの出会いは話すと長くなるんですけど(笑)、いつかしたいですね。
水野の祖父母がどう出会い、どんな恋愛をして結婚に至ったのか、今回は語られなかった。しかし、祖母の一言から水野がいきものがかり『コイスルオトメ』を連想したということは、歌詞に出てくるような、まっすぐで甘い恋愛だったのかもしれない。
最後に水野は「敬老の日、ぜひおじいちゃん、おばあちゃんを敬ってください」と、この話を締めくくった。
リスナーから「水野さんの"おふくろの味"はなんですか?」という質問が寄せられ、今度は両親の話に。水野の母は調理師免許を持っており、料理上手だ。
水野:"おふくろの味"というワードで思い出すのは、なんという名前なのかわからないけど、ジャガイモを薄く、輪のようにスライスして、そこにコーンやベーコンを加えた、クリーミーな感じのおかず。それが好きなんです。あとはひじきの煮つけが大好きで、よく作ってもらっていましたね。
水野がおいしいと絶賛する母の料理だが、父は食べるのが早く、母が作った料理をあっという間に食べてしまっていたと、子ども時代の食卓を振り返る。
水野:母親が頑張って料理を作ってテーブルに置いたら、すぐ食べ終わっちゃうんです。母親が「さあ、食べよう」というときに親父は食卓にいないんですよ。子どもながらに「それはダメなんじゃないの?」と思っていました。
その経験から水野は、息子に「お母さんが一生懸命作ってくれたんだから『ありがとう』と言いなさい」と教えている。
水野:家に母親が来たときに、息子が(妻に対して)「ママ、ありがとう」って言ったんだよね。それを見て母親が「これは(水野の)影響を受けてるんだね」って言っていました。母への感謝の気持ちを忘れなかったのがよかったかもしれないね。
音楽の話から、素顔が伺えるトークまでお届けする、水野良樹の『SPARK』は月曜24時から。どうぞお楽しみに。
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【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/spark