J-WAVEで放送中の番組『SEIKO SOUND STORAGE』。この番組は、ミュージシャンやスポーツ選手など、各界で活躍するゲストがマンスリーで自らの音楽遍歴を語る。9月はKREVAが登場。13日(金)のオンエアでは、ニューアルバム『AFTERMIXTAPE』に込めた想いを語った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月20日28時59分まで)
■タイトルの由来は?
『AFTERMIXTAPE』は「AFTERMIX」と「MIXTAPE」を組み合わせたKREVAの造語だ。「AFTERMIX」とは、コーヒー豆ごとにベストな焙煎を施してからブレンドする手法のこと。これを知ったKREVAは「音楽は毎回、AFTERMIXしていると思った」と言う。では、「MIXTAPE」は?
KREVA:渋谷に、アメリカのラジオをエアチェックしてきたテープや、アメリカから輸入したミックステープを買えるお店があったんです。そのなかに、ヒップホップのミックステープがありました。ヒップホップは宣伝ツールとして、ミックステープが確立されていて。DJたちが、いろんなレーベルからひと足先にプロモーション用レコードをもらって、それを誰よりも早くかけて「俺の作品」みたいにして出している。その中の作品は印象に残るものが多かったんです。普通だったら聴かないけど、ミックスされたものだから流れで知れる。聴きたい曲がB面の最後に入っていて途中の曲にやられたとか、そういう思い出がいくつかあって、それがミックステープの面白いところだなと思っています。
『AFTERMIXTAPE』は全12曲で、収録時間は32分41秒。KREVAは、この収録時間にこだわった。現代人が音楽において集中力を持続できる時間が短くなってきたと感じたKREVAは、「3分から3分を切る曲を、10曲パックにするイメージ」「1曲を短く30分でまとめたい」という目的を持って作った。
■宇多丸と小林賢太郎「頭のいい両巨塔を集めて」
番組では『AFTERMIXTAPE』から『それとこれとは話がべつ!feat. 宇多丸, 小林賢太郎』を流した。曲についてKREVAは「頭のいい両巨塔を集めてひとつの曲を作れたら最強のものができるんじゃないかというビジョンが3年前からあった」と明かした。
KREVA:"それとこれとは話がべつ"というフレーズだけは思いついていたので、普段面白いコントを生み出す頭で"それとこれとは話がべつ"を出してくれたら面白いだろうと思って、賢太郎さんに一緒にやってくれませんかと投げかけたんです。賢太郎さんは「こういう"それとこれとは話がべつ"のパターンがあるよ」といろいろなパターンを紙にまとめてくれました。
そして、「この大喜利に参加したら面白いだろう」という理由で宇多丸を呼んだ。
KREVA:宇多丸さんはものすごく練った歌詞を書く人。だから、宇多丸さんに「『それとこれとは話がべつ!』という曲をやりたいです。ただ、SHIROさん(宇多丸)に先に書いてもらいたい。SHIROさんのレベルを下回らないように、書いてきたものを見てから歌詞を書きたいんです。やってもらえますか?」とオファーしました。そのオファーが......2年くらい前かな(笑)。
宇多丸のレギュラー番組が終了したタイミングでオファーしたが、すぐに別の番組がスタート。KREVAは待つことになったが、「SHIROさんにはどうしても参加してもらいたかったので、いつまでも待つ覚悟がありました」と振り返る。
KREVA:SHIROさんが自分を見つけ出してくれたと言っても過言ではありません。以前、ラップの大会で、最後にフリースタイルをするのが恒例なんですけど、「この人はデビューしているな」という人からマイクを奪ってフリースタイルをやりました。すると、SHIROさんとMellow YellowのK.I.Nさんが歩いてきて「すごくよかったよ。イベントやってるから来なよ」とフライヤーをくれました。僕は「MC SHIROがイベントに誘ってくれた」とすごく嬉しかったです。僕がフライヤーを渡したら観に来てくれたこともあります。その頃から偉大な先輩として付かず離れずという感じでやってきました。それが、やっと時を経て参加してもらえたのは、本当に嬉しいです。
次回、9月20日(金)の『SEIKO SOUND STORAGE』では、KREVAがライブにまつわる思い出を語る。お楽しみに。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月20日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 24時-24時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/
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■タイトルの由来は?
『AFTERMIXTAPE』は「AFTERMIX」と「MIXTAPE」を組み合わせたKREVAの造語だ。「AFTERMIX」とは、コーヒー豆ごとにベストな焙煎を施してからブレンドする手法のこと。これを知ったKREVAは「音楽は毎回、AFTERMIXしていると思った」と言う。では、「MIXTAPE」は?
KREVA:渋谷に、アメリカのラジオをエアチェックしてきたテープや、アメリカから輸入したミックステープを買えるお店があったんです。そのなかに、ヒップホップのミックステープがありました。ヒップホップは宣伝ツールとして、ミックステープが確立されていて。DJたちが、いろんなレーベルからひと足先にプロモーション用レコードをもらって、それを誰よりも早くかけて「俺の作品」みたいにして出している。その中の作品は印象に残るものが多かったんです。普通だったら聴かないけど、ミックスされたものだから流れで知れる。聴きたい曲がB面の最後に入っていて途中の曲にやられたとか、そういう思い出がいくつかあって、それがミックステープの面白いところだなと思っています。
『AFTERMIXTAPE』は全12曲で、収録時間は32分41秒。KREVAは、この収録時間にこだわった。現代人が音楽において集中力を持続できる時間が短くなってきたと感じたKREVAは、「3分から3分を切る曲を、10曲パックにするイメージ」「1曲を短く30分でまとめたい」という目的を持って作った。
■宇多丸と小林賢太郎「頭のいい両巨塔を集めて」
番組では『AFTERMIXTAPE』から『それとこれとは話がべつ!feat. 宇多丸, 小林賢太郎』を流した。曲についてKREVAは「頭のいい両巨塔を集めてひとつの曲を作れたら最強のものができるんじゃないかというビジョンが3年前からあった」と明かした。
KREVA:"それとこれとは話がべつ"というフレーズだけは思いついていたので、普段面白いコントを生み出す頭で"それとこれとは話がべつ"を出してくれたら面白いだろうと思って、賢太郎さんに一緒にやってくれませんかと投げかけたんです。賢太郎さんは「こういう"それとこれとは話がべつ"のパターンがあるよ」といろいろなパターンを紙にまとめてくれました。
そして、「この大喜利に参加したら面白いだろう」という理由で宇多丸を呼んだ。
KREVA:宇多丸さんはものすごく練った歌詞を書く人。だから、宇多丸さんに「『それとこれとは話がべつ!』という曲をやりたいです。ただ、SHIROさん(宇多丸)に先に書いてもらいたい。SHIROさんのレベルを下回らないように、書いてきたものを見てから歌詞を書きたいんです。やってもらえますか?」とオファーしました。そのオファーが......2年くらい前かな(笑)。
宇多丸のレギュラー番組が終了したタイミングでオファーしたが、すぐに別の番組がスタート。KREVAは待つことになったが、「SHIROさんにはどうしても参加してもらいたかったので、いつまでも待つ覚悟がありました」と振り返る。
KREVA:SHIROさんが自分を見つけ出してくれたと言っても過言ではありません。以前、ラップの大会で、最後にフリースタイルをするのが恒例なんですけど、「この人はデビューしているな」という人からマイクを奪ってフリースタイルをやりました。すると、SHIROさんとMellow YellowのK.I.Nさんが歩いてきて「すごくよかったよ。イベントやってるから来なよ」とフライヤーをくれました。僕は「MC SHIROがイベントに誘ってくれた」とすごく嬉しかったです。僕がフライヤーを渡したら観に来てくれたこともあります。その頃から偉大な先輩として付かず離れずという感じでやってきました。それが、やっと時を経て参加してもらえたのは、本当に嬉しいです。
次回、9月20日(金)の『SEIKO SOUND STORAGE』では、KREVAがライブにまつわる思い出を語る。お楽しみに。
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【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 24時-24時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/