BUMP OF CHICKENはテクノロジーをどう活用? 関わりが深いAR三兄弟・川田十夢が明かす

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。7月15日(月)から18日(木)は7月10日にニューアルバム『aurora arc』をリリースしたBUMP OF CHICKENを特集。

3日目となる7月17日(水)のオンエアでは、AR三兄弟の川田十夢さんがBUMP OF CHICKENの魅力を語りました。

【1日目】BUMP OF CHICKEN、3年ぶりの新アルバム『aurora arc』を全曲解説!
【2日目】BUMP OF CHICKEN『ロストマン』、ドラムの聴きどころは? Dos Monosの荘子itが語る


■自分たちの世界観に紐づくテクノロジーを探している

川田さんは、2013年にBUMP OF CHICKENのベスト盤と7thアルバム『RAY』がリリースされたタイミングでスマホ用アプリ「BOC-AR」を開発しており、メンバーとの関わりも深いそうです。

川田:僕の知る限りあの人たちは毎週、毎日のようにスタジオ行くんです。遊びに行くような感覚で、メンバーが仲良くて。自分たちが日々生きてきて、藤くん(藤原基央)が言葉に関して作っていく中で、言葉の世界だったりで音をどうやったら伝わるかを常に考えていて、そのときに必要なテクノロジーをその都度使っていく印象があります。ARを使うときも「これはARじゃなくていいんじゃないか」とか「僕たちがやらなくていんじゃないか」ということを根本に持っていて、そういう会話をしたのを覚えています。新しいテクノロジーが出たからやるのではなくて、自分たちの世界観と紐づくテクノロジーをその都度探して組んでいるんだなという印象です。藤くんが作ったデモテープを聴いたことがあるんですけど、BUMP OF CHICKENって生き物みたいで、藤くんが作ったものをみんなで血となり肉となり、生き物にしていく過程がBUMP OF CHICKENの魅力だし、その関係性、メンバーの仲の良さが音に表れていて、他にないバンドだなと思います。


■『aurora arc』は優しい光のようなアルバム

川田さんが最新作『aurora arc』をどのように聴いているのか訊きました。

川田:あの人たちは音と光のイメージがあるんですけど、光という意味で『RAY』や『Butterflies』があったり、尖った光から日常と地続きの優しい光の感じがする音楽だなと思いました。ステージによっては、こちら側が眩しい突き刺すような光があるというか、音も新しいことにチャレンジして気迫に満ちていて、それが音圧に変わるような曲が一時期はありましたけど、ニューアルバムはすごい優しい光というか、音触りが良くてこちらも構えずに普通に生活と地続きに聴ける優しいアルバムだなと思いました。

番組では、川田さんが選曲した『Hello,world!』をオンエアしました。「藤くんの書く曲は『僕に書いているんじゃないか』と毎回思うんですけど。『天体観測』も『僕のために書いてる』と当時は勝手に思っていて(笑)。特にこの曲は、楽屋で藤くんとプログラムの話をしていたときに出来上がった曲なので感情移入してしまいます」と、選曲の理由を話しました。ちなみに、ミュージックビデオに登場するプログラミングは川田さんが書いたものだそうです。

川田さんは、9月28日(土)と29日(日)に六本木ヒルズで開催される、テクノロジーと音楽のフェス「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2019」に出演します。また、J-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』(金曜22時~22時55分)では、ナビゲーターを務めています。どちらもぜひチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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